動画見放題サービスといえば、NetflixやHuluなどが有名ですが、この記事では、新作の配信が早い「ビデオマーケット」というサービスを紹介します。
ビデオマーケットは、動画配信本数が20万本を突破し、国内最大級の配信作品数を誇る、動画配信・見放題サービスです。
数ある動画見放題サービスの中で、ビデオマーケットは他社のサービスとは何が違うのか、まとめてみました。
ビデオマーケットのサービスに興味がある方は、参考にしてみてください。
ビデオマーケットとは?
ビデオマーケットは、動画見放題サービスの一つです。映画やドラマ、アニメ、などを観ることができます。
ビデオマーケットのサービスを運営する株式会社ビデオマーケットは、NTTドコモ用のサービスとして、2006年に世界初のケータイ向けの動画視聴サービスを作った会社です。
2010年からは、iPhoneやAndroid向け、2014年からはPC向けの動画配信サービスを提供しています。
ビデオマーケットは、「快適なユーザー体験」を提供することを目標としています。
そのため、以下のような特徴を持っています。
- ①20万本の動画を扱うサービス
- ②新作作品に強い
- ③パソコンでは倍速再生に対応
- ④2Kなどの超高画質対応
- ⑤音響は5.1chサラウンド、 DOLBY ATMOSに対応
①20万本の動画を扱うサービス
ビデオマーケットは、国内最大級の20万本の動画を扱っています。
ただし、レンタルや購入など、全ての動画作品を含めて20万本ですので、20万本が見放題ではありません。
国内での動画配信サービスでは、TVドラマや映画、アニメ、韓流・アジアのジャンル別の作品提供数でも、全て上位に入っています。
②新作作品に強い
ビデオマーケットは、新作作品でも非常に早く観ることができます。
中には、公開された映画が、DVDやBlu-rayなどの商品になる前に、動画配信されることもあります。
人気の最新映画やドラマが提供されるまでのスピードも、ビデオマーケットの魅力の一つです。
DVDやBlu-rayになる前に観られるデジタル先行配信▼
③パソコンでは倍速再生に対応
「動画を観たいけど、なかなか時間がない」という方もいるでしょう。そんな方でもご安心ください。
ビデオマーケットは、PCで視聴する場合、倍速再生が使用できます。
再生速度を0.5倍、1.3倍、1.5倍、2.0倍から選べます。また、どの倍速再生でも音声も再生されます。
倍速にすれば、2時間の映画でも1時間で観ることができますよ。
動画プレイヤーの右下の方に、倍速の表示があります▼
少し残念なのは、倍速再生はPCで視聴するときのみの機能である点です。スマホやタブレットに対応しているアプリで動画を再生するときは、使用できません。
10秒早送り、30秒巻き戻しの機能はPCでの視聴時でも、アプリ視聴時でも使用できます。
④2Kなどの超高画質対応
ビデオマーケットは、多くの作品で「Full HD/2K版」という、超高画質再生ができます。
超高画質再生できる作品のタイトル画面には、右上の方に「Full HD/2K版」マークが付いています▼
最近のアニメや映画のCGは、超高画質で観ると細部まで味わえて嬉しくなりますよ。
ただし、動画作品を超高画質で再生する場合は、通信量が大きくなってしまいます。スマホのアプリで再生するときは、データ量が少ない「軽量モード」で、通信量を抑えて視聴することもできます。
スマホなら画面が小さいためか、軽量モード視聴しても、画質の粗さなどはあまり気になりませんよ▼
⑤音響は5.1chサラウンド、 DOLBY ATMOSに対応
ビデオマーケットは、作品数は少ないですが、5.1chサラウンドのDOLBY ATMOS(ドルビーアトモス)に対応した作品も視聴できます。
5.1chサラウンドとは、いわゆる映画館の音響に近いものです。自分の後ろや、頭上などから、音声が方向性を持って聞こえる音響です。
5.1chサラウンドなら、迫力のあるサウンドを提供してくれるので、映像を盛り上げてくれます▼
ただ、DOLBY ATMOSに対応している作品は、『ジョン・ウィック:チャプター2』、『ラ・ラ・ランド』、『貞子vs伽梛子』しかないので、今後の作品の追加に期待です。
また、5.1chサラウンドで映画を視聴する場合は、以下のテレビか端末が必要です▼
- ドルビーアトモス対応デバイス
- AndoridTV
- Chromecast Ultra
- Amazon Fire TV(第三世代)
- Andorid TVなどの対応できるテレビ
端末の購入に費用がかかりますが、音響にこだわる方は端末に投資してもいいと思います。
ビデオマーケットの3つのコースの料金と特徴
ビデオマーケットは、アカウント登録のみを行って、無料でサービスを利用できます。また、それとは別に有料の2つのコースがあります。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
無料会員登録のみで無料利用するコース
無料会員登録(アカウント登録)のみを行い、ビデオマーケットを利用するコースです。この場合、無料公開されている動画作品を視聴できます。
視聴が有料のコンテンツ観るときは、ポイントを購入し、作品毎にポイントを使って、レンタルもしくは購入する形です。
注意点として、最初にアカウント登録のみで利用すると、他の2コースに登録したときに体験できる、無料トライアルが利用できなくなります。
また、無料作品はアカウント登録をしなくても視聴できるため、初めて登録する場合には、有料の2つのコースのどちらかを選んで利用登録を行った方が、サービスをより楽しめます。
月額500円のプレミアムコース
プレミアムコースは、月額500円で利用できるコースです。
毎月、540円分のポイントが発行され、ポイントを利用して「レンタル・購入」ができます。
映画は、新作でも大抵432ポイント、ドラマも1話216ポイントが相場です。
特定の作品をピンポイントで、観たい方向けですね。
月額980円のプレミアム&見放題コース
プレミアム&見放題コースは、月額980円で利用できるコースです。
プレミアムコースと同じく、毎月540ポイントが発行され、ポイントを利用して作品の「レンタル・購入」ができます。同時に、対象作品を見放題で、視聴できるコースです。
見放題の対象作品は、25,000作品以上です。映画では『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』や、アニメでは『家庭教師ヒットマンREBORN!』など、有名な作品も多数含まれています。
登録した初月無料
プレミアムコースとプレミアム&見放題コースは、登録した初月は無料でお試しできます。
31日間無料などではなく、「登録した初月のみ」が無料ですので、登録するタイミングには注意しましょう。
ビデオマーケットの評判・口コミ
「実際に使っている人は、どう思っているの? 評判や口コミを知りたい」という方もいるでしょう。ここでは、実際に利用している人々の生の声をTwitterから集めてみました。
見放題プランのサービス飽きたから、オンデマンド方式のビデオマーケットの会員になったけど、新作映画をソフト化前に3~400円で観れるし品揃えめちゃくちゃ多いからオススメ
— 快楽玉乱堂 (@M29_44magnum) May 16, 2018
ビデオマーケットめっちゃ信頼できるそしてちょっと引いてる~欲を言えば成瀬も入れてほしいなリクエストとかできるかな👀
— rnk (@krncrn) September 16, 2018
ビデオマーケット画質良すぎる
— すも (@smrpri_193) August 16, 2016
多くの方は、実際に使ってみて、新作作品の配信の早さ、動画の画質の良さに満足しているようです。
ビデオマーケットがオススメの人、オススメではない人
ビデオマーケットがオススメな人は、新作映画を早く観たい人、また高画質で動画作品を観たい人です。
ビデオマーケットの強みは、国内最大級の20万本の中から、作品を視聴できることですが、中でも最新の映画を配給するスピードに強みがあります。
また、多くの作品で超高画質視聴ができる点も、画質にこだわりたい方には魅力的だと思います。
逆に、ビデオマーケットをオススメできない人は、より多くの動画を「見放題」で視聴したい人です。
ビデオマーケットの見放題対象作品も25,000作品以上ありますが、定額サービスの中では「見放題」の作品数は少なめです。
同じ動画配信サービスの「dTV」では、月額500円で12万作品が見放題なので、その点は見劣りします。dTVの詳細はこちら。
様々なジャンルの最新作よりも、有名作品をたくさん視聴したい方には、ビデオマーケットは相性が悪いです。
その他の動画配信サービスについてはこちらで紹介しているので参考にしてください。
ビデオマーケットを実際に使って観た感想
私が実際に、ビデオマーケットを使ってみた感想を以下にまとめました。
- ①最新作を毎月観られる
- ②アプリ使用時の画面の向きが気になる>
- ③やっぱり高画質は嬉しい
- ④動画をスマホやタブレットにダウンロードできない
- ⑤見放題作品のお笑いジャンルが良い
①最新作を毎月観られる
プレミアムコース、もしくはプレミアム&見放題コースに登録した場合、毎月もらえる540ポイントで、ドラマや映画などの最新作を1つ以上は観られます。
例えば、人気作品の『デッドプール2』は、432ポイントで借りられます▼
多くの新作も432ポイントで視聴できるので、残りの108ポイントを毎月貯めながら、たまに月2作品観たりするのも良いかもしれません。
「もっと新作を観たい」というときには、ポイントを買い足す必要がありますが、最新作を400円前後で視聴できる点はビデオマーケットの魅力です。
②アプリ使用時の画面の向きが気になる
スマホやタブレットでビデオマーケットのアプリを使用するとき、操作画面では「タテ」、動画視聴画面では「ヨコ」向きで利用します。
スマホでは、そこまで気にならなかったのですが、タブレットでは、アプリ操作と視聴時に毎度タテやヨコにするのは少し面倒くさいです。
アプリ操作時は、画面がタテになり▼
視聴時は、画面がヨコになります▼
タブレットでアプリを使用するときも、ヨコのまま操作できればもっと扱いやすいと思います。
③やっぱり高画質は嬉しい
特に最新作は、綺麗な映像で観たいですよね。映画やお笑いなど、多くのジャンルで、超高画質な「Full HD/2K版」を視聴できます。
大画面で視聴するときは以下のように、軽量モードと超高画質の差が出ます。
Full HD/2K版の高画質再生時の1場面▼
軽量モードで視聴時の同じシーン▼
画像ではわかりづらいかもしれませんが、視聴時のモニターの大きさによって、画質の差の感じ方は大きくなるかと思います。
霧が晴れたような、クッキリした映像を楽しめますよ。
④動画をスマホやタブレットにダウンロードできない
ビデオマーケットは、動画作品をダウンロードすることはできません。ここは残念なポイントです。
スマホやタブレットに作品をダウンロードしておいて、通学や通勤の行き帰りで視聴したい方は多いでしょう。
今後、ダウンロード機能が追加されるかどうかは不透明ですが、ぜひとも付けて欲しい機能です。
⑤見放題作品のお笑いジャンルが良い
動画の見放題を利用したい方には、自分が観たい作品や面白い作品がどれだけあるかが重要です。
「見放題対象作品」で視聴できる映画は、ホラー系がランキングトップを占めています。
個人的には、見放題で視聴できる映画はあまり魅力的ではないですが、お笑いやバラエティのジャンルには、観たいものが多かったです。
人気の笑い芸人、ナイツやTKO、バカリズム、バイきんぐ、ハライチなどのライブDVDが見放題で300本以上あります▼
テレビのネタ番組ではできない、ライブ時のネタがしっかり観られるのは嬉しいです。
バラエティ好きの方や、動画で爆笑してストレスを発散したい私のような人間には、嬉しいラインナップです。
まとめ:ビデオマーケットは新作と高画質が強み
お伝えしてきたように、ビデオマーケットは、新作配給の早さと多さ、また高画質な作品が多いことが魅力です。
無料トライアルを試すときには、プレミアム&見放題コースを選び、新作の多さと見放題対象作品の品揃えを体感するのがオススメです。
また、記事中でも触れましたが、無料でお試しする場合は登録した初月までです。なので、できれば月の初めに登録して、ビデオマーケットの作品やアプリの使用感を試してみてはいかがでしょうか。
その他の動画配信サービスについてはこちらをご覧ください。