「手軽に雑誌を読みたい」と思うこともあるでしょう。しかし、ここ数年はコンビニや本屋さんで、雑誌が立ち読みができないようになっています。また、「いろいろな雑誌を安く読む方法はないの?」とあなたは思っているかもしれません。
こうしたニーズに応えるように、ネットの世界では、数十冊以上の雑誌が読み放題になる「雑誌読み放題サービス」が登場しています。
この記事では、20社以上の雑誌読み放題サービスを使い倒してきた私が、2020年時点の人気サービス10社をまとめて紹介します。
「雑誌をたくさん読みたい!」「どこの雑誌読み放題サービスが良いのか知りたい」という方は是非参考にしてください。
雑誌読み放題サービスとは?
雑誌読み放題サービスとは月額料金を支払うことで、雑誌の電子書籍版が読み放題になるサービスのことです。スマホやパソコンやタブレットで利用でき、読み放題の対象の雑誌なら何冊読んでも月額料金は一定です。
雑誌読み放題サービスのメリットとデメリットを簡単に紹介します。
雑誌読み放題サービスのメリット
雑誌読み放題サービスのメリットは以下の4つです。
- 雑誌読み放題サービス4つのメリット
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- ①50誌以上の雑誌が読める
- ②雑誌を2冊以上読めば元が取れる価格設定
- ③スマホやタブレットやパソコンで読める
- ④すべて合法のコンテンツ
雑誌読み放題サービスなら50誌以上の最新の雑誌が読めます。最新の雑誌に加えて、その雑誌のバックナンバー(1カ月前~1年前まで)も読めることが多いです。
また、雑誌読み放題サービスは価格が400円~980円ということが多いので、雑誌を2冊読めば元が取れます。
中には「どうして、そんなにたくさんの雑誌が読み放題なのに価格が安いの?」と思っている方もいるでしょう。インターネットの普及で昔に比べて、紙の雑誌が売れなくなっています。雑誌を発行している出版社は「安い料金でも、雑誌読み放題で自社の雑誌を読んでもらった方がいい」ということで、雑誌読み放題サービスに参加しているため価格が安いのです。また、電子書籍版なら紙代がかからないため、そのぶん商品価格を安くできるというのも理由の一つです。
雑誌を持ち歩かなくても、スマホやタブレットやパソコンで50誌以上の雑誌の中から、好きな雑誌を選んで読めるため通勤時間やスキマ時間には重宝しますよ。
なお、一時期は漫画や動画の違法サイトが話題になりましたが、この記事で紹介している雑誌読み放題サービスは全て雑誌の出版社の承諾を得た合法のコンテンツです。
中には、「たくさんの雑誌を読む時間があるかな?」と思っている方もいるかもしれません。一般の書籍と違って雑誌は写真が中心で文字数が少ないので、自分の興味のあるところをだけを読むなら1冊10分以内で読み終わると思います。普段は読まないジャンルの雑誌を読んでみると、自分の知識の幅が広がって面白いですよ。
雑誌読み放題サービスのデメリット
雑誌読み放題サービスのデメリットは以下の4つです。
- 雑誌読み放題サービス4つのデメリット
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- ①グラビアや広告などの一部のページが読めない
- ②スマホだとページを拡大しないと文字が読みづらい
- ③雑誌の付録は手に入らない
- ④サービスごとに読める雑誌のラインナップが異なる
雑誌読み放題サービスでは、権利の関係からグラビア写真や広告などのページが読めないことがあります。なので、同じ雑誌でも紙版の雑誌に比べると読めるページが少ない場合があります。
また、スマホで利用する場合、雑誌の写真は見えますが、ページを拡大しないと文字が読みづらいです▼
電子書籍版の雑誌を読むサービスなので、当然と言えば当然ですが、紙の雑誌に付いている付録は手に入りません。
さらに、サービスごとに読める雑誌のラインナップが異なるので、「いざ契約したけど、自分の読みたかった雑誌は読み放題の対象外だった」ということもあります。
どこがオススメ?人気の雑誌読み放題サービス10社一覧&比較
お待たせしました。人気の雑誌読み放題サービスは以下の10社です。
それぞれの「月額料金」「雑誌数」「サービス内容」「無料期間」を一覧にして、比較してみました。
月額料金 | 雑誌数 | サービス内容 | 無料期間 | |
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dマガジン | 400円 | 450誌以上 | 雑誌専門 | 31日間 |
楽天マガジン | 380円 | 450誌以上 | 雑誌専門 | 31日間 |
ブック放題 |
500円 | 350誌以上 | 雑誌+漫画 | 1カ月間 |
U-NEXT | 1,990円 | 70誌以上 | 雑誌+動画 | 31日間 |
Amazon Kindle Unlimited | 980円 | 275誌以上 | 雑誌+漫画 +一般書籍 |
31日間 |
FODマガジン | 888円 | 120誌以上 | 雑誌+動画+漫画 | 2週間 |
ブックパス | 562円 | 300誌以上 | 雑誌+漫画 +一般書籍 |
30日間 |
タブホ | 500円 | 900誌以上 | 雑誌専門 | 24時間 |
コミックDAYS | 720円 | 6誌 | 漫画雑誌専門 | 契約月無料 |
Tマガジン | 400円 | 450誌以上 | 雑誌専門 | 1カ月 |
「ぶっちゃけどこのサービスがオススメなの?」と思っている方もいるでしょう。結論からお伝えすると、オススメの雑誌読み放題サービスは人によって変わります。
ただ、雑誌読み放題サービスを選ぶ際に確認したい3点を把握しておくと、自分にあったサービスを選べます。
- 雑誌読み放題サービスを選ぶ際に確認したい3点
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- ①月額料金の高さ
- ②自分が読みたい雑誌があるかどうか?
- ③雑誌読み放題以外のサービス内容
月額料金は自分が負担に感じないものを選びましょう。
当たり前に聞こえるかもしれませんが、自分が読みたい雑誌が読み放題の対象になっているサービスを選んだ方が満足度が高いですよ。
雑誌読み放題以外のサービス内容も意識しておきましょう。ここでは、タイプ別にオススメのサービスを紹介しておきますので、参考にしてください。
- タイプ別のオススメのサービス
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- 雑誌だけ読みたい方:dマガジン、楽天マガジン、タブホ
- 雑誌も一般書籍も読みたい方:ブックパス、Amazon kindle Unlimited
- 雑誌も漫画も読みたい方:ブック放題、コミックDAYS
- 雑誌と動画を見たい方:FODマガジン、U-NEXT
ちなみに、私は「dマガジン」と、雑誌以外の電子書籍も大量に読める「Amazon Kindle Unlimited 」、動画も見れる「U-NET」を愛用しています。
次の章からは、各サービスの特徴についてお伝えしていきます。
【dマガジン】450誌以上の雑誌と1700冊以上のバックナンバーが読める
dマガジンは、株式会社NTTドコモが運営している雑誌読み放題サービスです。ドコモのサービスですが、ドコモのスマホを契約していない方でも利用可能です。
月額400円で『SPA』や『週刊朝日』などの450誌以上の雑誌の最新号が読めます。また、1,700冊以上のバックナンバーも閲覧できます。
- dマガジンの概要
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- 運営会社:株式会社NTTドコモ
- 月額料金:400円
- 取り扱い雑誌:450誌以上
- 雑誌以外の書籍数:0冊
- 無料期間:31日間
dマガジンをさらに詳しく知りたい方はこちら。
【楽天マガジン】雑誌読み放題サービスの中で最安値
楽天マガジンはその名の通り、楽天株式会社がサービスを展開しています。雑誌見放題の中でも最安値の月額380円で利用を利用できるため、月額料金としては300円で契約できることになります。
楽天スーパーポイントでの支払いもできるので、楽天スーパーポイントが余っている方には嬉しい仕様です。
雑誌専門サービスなので雑誌以外の本は読めませんが、「雑誌をできるだけ安く読みたい」という方には最適な選択肢の一つになるでしょう。
- 楽天マガジンの概要
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- 運営会社:楽天株式会社
- 月額料金:380円
- 取り扱い雑誌:450誌以上
- 雑誌以外の書籍数:0冊
- 無料期間:31日間
楽天マガジンをさらに詳しく知りたい方はこちら。
【ブック放題】350誌の雑誌+3万冊の漫画が読める
ブック放題はソフトバンク系列の株式会社ビューンという会社が運営をしています。ソフトバンクユーザー以外も利用可能です。
350誌以上の雑誌と30,000冊以上の漫画が読み放題です。100冊以上のるるぶが読めるので旅行好きの方や、漫画好きの方にはオススメです。
- ブック放題の概要
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- 運営会社:株式会社ビューン
- 月額料金:500円
- 取り扱い雑誌:350誌以上
- 雑誌以外の書籍数:30,000冊
- 無料期間:1カ月間
ブック放題をさらに詳しく知りたい方はこちら。
【U-NEXT】国内最大級の動画サービスの特典
U-NEXTは、有線放送で有名な株式会社U-NEXTがサービスを運営しています。以前は、BookPlace for U-NEXTという名前でした。
U-NEXTでは、70誌以上の雑誌と対象の漫画が読み放題となっています。U-NEXTは、単体のサービスではなく、動画見放題サービスの「U-NEXT」の特典です。
「U-NEXT」は映画やドラマなど動画作品80,000本が見放題になるため、雑誌も動画も1つのサービスで楽しみたいという方にはオススメです。
月額料金は、1,990円と雑誌読み放題サービスの中でも最高値です。とはいえ、見放題の対象外の動画や電子書籍の購入に使えるポイントが毎月1,200円分もらえるので、実質790円(1,990-1,200円)とも言えます。
- U-NEXTの概要
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- 運営会社:株式会社U-NEXT
- 月額料金:1,990円
- 取り扱い雑誌:70誌以上
- 雑誌以外の書籍数:不明
- 無料期間:31日間
U-NEXTの雑誌読み放題について詳しく知りたい方はこちら。
【Amazon kindle Unlimited】200万冊以上の圧倒的な電子書籍数
Amazon kindle Unlimitedは、名前からもわかるようにアマゾンジャパン合同会社がサービスを展開しています。
電子書籍リーダーの「Kindle」を持っていなくても、スマホやタブレットやパソコンで電子書籍を読めます。
月額料金はやや高めの980円ですが、雑誌以外にも漫画や一般書籍や小説や洋書など200万冊以上の電子書籍が読めるので、読書好きの方にはコスパの良いサービスだと思います。
取り扱いの雑誌数を公式オペレーターさんに問い合わせてみましたが、正確な数は把握していないそうです。私が検索結果で調べた限りでは、275誌以上、10,000冊以上の雑誌が読み放題の対象になっていました。
なお、同時に端末にダウンロードできる冊数は10冊となっているので、大量の本をダウンロードしたい方は注意が必要です。
- Amazon kindle Unlimitedの概要
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- 運営会社:アマゾンジャパン合同会社
- 月額料金:980円
- 取り扱い雑誌:不明
- 雑誌以外の書籍数:20万冊以上
- 無料期間:31日間
Amazon kindle Unlimitedをさらに詳しく知りたい方はこちら。
【FODマガジン】フジテレビの動画サービスの特典
FODマガジンは株式会社フジテレビジョン(フジテレビ)が提供している雑誌読み放題サービスです。FODマガジンではダウンロードができませんので、外で雑誌を読みたい方には不向きです。
厳密に言うと、FODマガジンは単体のサービスではなく、動画見放題サービス「FODプレミアム」に加入している人が利用できる特典です。
FODプレミアムに登録すれば、4,000作品以上の映画やアニメやドラマが観られたり、一部漫画が全巻読み放題だったり、約1,500冊の漫画が1冊無料で購入できたりもします。
FODプレミアムは「雑誌だけじゃなくて動画や漫画も観たい」という方にオススメです。
AmazonのIDでログインすると、2週間無料でサービスを使えるキャンペーンを行っています。
- FODマガジンの概要
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- 運営会社:株式会社フジテレビジョン
- 月額料金:888円
- 取り扱い雑誌:120誌以上
- 雑誌以外の書籍数:漫画6万5千作品
- 無料期間:2週間(Amazon IDでのログインのみ)
FODマガジンをさらに詳しく知りたい方はこちら。
【ブックパス】雑誌に限らずビジネス書から写真集まで取り揃えている
ブックパスは、auでお馴染みのKDDI株式会社が運営をしています。2018年7月からは、auの契約者以外でも利用できるようになりました。月額562円の読み放題プランに加入すれば、300誌以上の雑誌を読むことができます。
なお、ブックパスは他社のサービスではカットされることが多い、グラビア写真のページを読めることが多いです。KDDIが特殊な契約を結んでいるのかもしれませんね。
さらに、雑誌以外にも、漫画、一般書籍、写真集、ライトノベルなどの幅広いジャンルの本が40,000冊以上読み放題になります「雑誌以外の電子書籍も読みたい」という方と相性のいいサービスです。
- ブックパスの概要
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- 運営会社:KDDI株式会社
- 月額料金:562円
- 取り扱い雑誌:300誌以上
- 雑誌以外の書籍数:40,000冊以上
- 無料期間:30日間
ブックパスをさらに詳しく知りたい方はこちら。
【タブホ】最新号は読めないことがあるが900誌の雑誌が読み放題
タブホは株式会社オプティムという企業が運営をしています。
国内最大級の雑誌の取り扱い数を誇っており、ファッションや旅行や料理やビジネスなど900誌以上の雑誌を取り扱っています。
ただし、他のサービスが紙の雑誌が発売した日に最新刊が読めるのに対して、タブホでは、紙の雑誌が発売してから1週間遅れでしか最新刊が読めない雑誌があります。そのため、「最新の雑誌じゃなくても、数多くの雑誌を読みたい」という方向けのサービスです。
無料お試し期間が24時間だけと、他のサービスに比べるとちょっと変わっています。
- タブホの概要
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- 運営会社:株式会社オプティム
- 月額料金:500円
- 取り扱い雑誌:900誌以上
- 雑誌以外の書籍数:0冊
- 無料期間:24時間
【コミックDAYS】6誌の漫画雑誌が読み放題のサービス
コミックDAYSは株式会社講談社がサービスを提供しています。漫画雑誌に特化しており、以下の6誌の漫画雑誌の最新号が読めます。
- コミックDAYSで読み放題の6誌
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- ヤングマガジン
- モーニング
- アフタヌーン
- イブニング
- Kiss
- BE・LOVE
読める雑誌の種類は6誌と少ないですが、読み放題の6誌を紙で購入するよりもお得です。
また、漫画の購入に使えるポイントが毎月200円分発生するので、月額料金は実質520円です。
漫画好きの方には相性がいい読み放題サービスです。
- コミックDAYSの概要
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- 運営会社:株式会社講談社
- 月額料金:720円
- 取り扱い雑誌:6誌
- 雑誌以外の書籍数:不明
- 無料期間:契約月のみ
コミックDAYSをさらに詳しく知りたい方はこちら。
【Tマガジン】TSUTAYA系列運営で450誌以上が読み放題
TマガジンはTSUTAYA系列の株式会社Tマガジンがサービスを提供しています。2019年5月に開始された比較的新しいサービスです。
ニュース・総合誌「アサヒ芸能」「女性自身」「SPA!」やビジネス誌「週刊ダイヤモンド」「PRESIDENT」から各種専門誌、コミック雑誌・R18まで450誌以上幅広く揃えています。
Tポイントも貯まり、Tポイントで支払いもできます。
- Tマガジンの概要
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- 運営会社:株式会社Tマガジン
- 月額料金:400円
- 取り扱い雑誌:450誌以上
- 雑誌以外の書籍数:0冊
- 無料期間:1カ月
Tマガジンをさらに詳しく知りたい方はこちら。
まずは無料でサービスをお試ししよう
この記事では10個の雑誌読み放題サービスを紹介しました。
「なんとなく特徴はわかったけど、どこにしようか迷う」という方もいると思います。
幸いなことにほとんどのサービスには、「無料お試し期間」が設定されています。なので、まずは無料でサービスを使ってみて、自分にあったサービスなのか試してみるのがオススメ。私のイチオシはラインナップが充実しているブックパスです。
雑誌読み放題サービスで、いつでも雑誌が読める暮らしをゲットしてみてください。