本当に動画見放題?「TSUTAYA TV」の実態と僕の感想

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TSUTAYA TVは、レンタルショップでお馴染みのTSUTAYAが運営している動画配信サービス(VOD)です。

世界的な動画配信サービスのNetflixやHuluが日本に上陸する中、映像ビジネスで日本を牽引してきたTSUTAYAはどう対抗しているのでしょうか?

私は有名どころを含めて、6つ以上の動画配信サービスを使ってきました。TSUTAYA TVのサービスも登録して使ってみましたが、あまりにも酷いと感じました。

この記事では、TSUTAYAの動画配信サービスがオススメできない理由を紹介します。TSUTAYA TVを選択肢に入れていた方は参考にしてください。

TSUTAYA TVとは?

TSUTAYA TVとは、SUTAYAを運営するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)グループのT-MEDIAホールディングスが運営する定額制の動画配信サービスです。元々は2008年に動画配信プラットフォーム「アクトビラ」の中で開始されました。

アクトビラは、大手家電メーカーが共同出資して設立した株式会社アクトビラが2007年に開始したサービスです。TSUTAYA TVの認知を広めるためにアクトビラへ出店していたCCCですが、「他サービスとの連携に不自由がある」という理由から、2010年にアクトビラから離れて、動画配信サービスを独立させました。

TSUTAYA TV・TSUTAYA DISCAS・TSUTAYA オンラインショッピングの違い

TSUTAYAの動画系のオンラインサービスには「TSUTAYA TV(ツタヤティービー)」以外にも、「TSUTAYA DISCAS(ツタヤディスカス)」と「TSUTAYA オンラインショッピング」があります。

簡単に言うと、各サービス内容は以下の通りです。

  • TSUTAYA TV:定額で見放題の動画配信ストリーミングサービス
  • TSUTAYA DISCAS:DVDのネット宅配レンタルサービス
  • TSUTAYA オンラインショッピング:ECサイト

映画などの動画を楽しもうと思った時に、こられの3つのサービスの違いは以下の通りです。

TSUTAYA TV TSUTAYA DISCAS TSUTAYA
オンラインショッピング
一言で言うと? 動画配信ストリーミング ネット宅配レンタル ECサイト
視聴方法は? オンライン再生 DVD/BD DVD/BD
入手方法は? ストリーミング レンタル 購入
料金体系は? 月額定額
(+PPV)
月額定額 商品ごとに購入
何本観られる? 見放題 4本~/月 あなた次第
作品数は? 約3,700本
(+PPV:約12,000本)
約340,000本 約500,000本

TSUTAYAのWEBサイトは非常に複雑怪奇で、その迷路のような構造に彷徨うこと必至です。迷子になった時にはこちらを参考にしてみて下さい。

TSUTAYA TVのプラン

TSUTAYA TVには様々なプランがあります。ここでは、それぞれのプランについて、1つずつ説明してきます。

標準的な「動画見放題プラン」:月額933円

月額933円で約3,700作品の一般動画が見放題のプランです。また、成人向けの動画も2,000本ほど見れます。

基本的には「見放題」表示のある作品が見られます▼

加えて、毎月1,080円分のポイントが付与されます。PPVの新作が1本540円なので、毎月2本の有料動画を実質無料で視聴できます。

成人向け動画のみ見放題の「月額見放題フル」:2,381円

月額2,381円で50,000本以上の成人向け動画が視聴できます。一般作品は見放題ではないので、注意が必要です。成人向け動画が見たい人向けのサービスですね。

TSUTAYA DISCASとセットの「動画見放題&定額レンタル8」:2,417円

先ほども簡単に説明した、DVDやブルーレイ、CDを宅配レンタルしてくれるサービス「TSUTAYA DISCAS」とのセットプランもあります。DISUCASの8プランなので、毎月8枚のDVD/BDを宅配レンタルできます。「TSUTAYA TV」「TSUTAYA DISCAS」を別々に契約するよりも、381円お得です。

動画見放題サービスに全ての作品が含まれているわけじゃないので、見たい作品がない場合は日本最大級を誇る34万タイトルの在庫の中からレンタル可能です▼

旧作でも新品でも全品30泊31日でレンタルできます。映像作品だけでなくCDもレンタル可能です。

31日間の無料お試し期間がある

多くの動画配信サービスと同じく「TSUTAYA TV」にも、31日間の無料体験期間があります。期間中は先ほど説明した「動画見放題 & 定額レンタル8」が無料でお試しできます。

つまり、「TSUTAYA TV」だけの無料お試しはなく、「TSUTAYA DISCAS」もセットで付いてきます。

お試し終了後は、「動画見放題 & 定額レンタル8」、TSUTAYA TVの「動画見放題プラン」のみ、TSUTAYA DISCASの「定額レンタル8」のみ、のいづれかを選べます。もちろん気に入らなかった場合は、解約することもできます。

TSUTAYA TVはオススメできませんが、TSUTAYA DISUCUSは便利なサービスなので、無料期間のうちに利用してみてもいいでしょう。

TSUTAYA TVをオススメしない7つの理由

TSUTAYA TVは「TSUTAYAが提供する動画配信サービス」と聞くと「良さそうなサービス」に感じるかもしれません。しかし、利用してみると以下の7つの理由からオススメできないと思いました。

  • 見放題の作品数が予想以上に少ない
  • 作品のラインナップがひどい
  • 名作でも「解説」・「あらすじ」が準備中
  • 関連商品で有料動画をオススメしてくる
  • 無関係の動画が関連動画として表示される
  • 見放題作品は吹替と字幕の一方のみ
  • SD(標準画質)の作品が多い

①見放題の作品数が予想以上に少ない


TSUTAYA TVでは1万5,000本以上の映像作品を用意しています。しかし、その中にはPPV(ペイ・パー・ビュー:都度課金)作品が多く含まれています。PPVとは、Pay Per Viewの略で、作品ごとに料金を支払って観られる仕組みのことです。要するに有料動画です。

実際、課金せずに観れる作品は3,500本くらいと書かれています▼

ジャンルごとに、「全作品」と「見放題作品」の「本数」と「割合」をまとめたので参考にしてください。

見放題 全作品 見放題の割合
洋画 573 4,579 12.5%
邦画 880 4,038 21.8%
アニメ 179 2,405 7.4%
海外ドラマ 42 520 8.1%
アジアドラマ 144 273 52.7%
スポーツ 21 43 48.8%
音楽 18 44 40.9%
HOWTO 1,079 2,324 46.4%
その他 800 1,043 76.7%
3,736 15,269 24.5%

全体で見ても1/4分しか見放題に公開しておらず、その割合を稼いでいるのは「アジアドラマ」や「その他」など、あまり人気が高くないジャンルです。ユーザーが求めているであろう洋画や邦画は10%~20%ほどしか公開していません。つまり見たい作品のほとんどが有料動画となります。

また私が見ただけでも「HOW TO」と「その他」に同じ作品が何点か見られたので、実質はもう少し少ない可能性が高いです。

②作品のラインナップがひどい

私の知識不足も大きく関わってくると思いますが、数少ない見放題作品のラインナップはマイナーな作品が多い気がします。有名作品と言っても「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「ジョーズ」など旧作が多く、最新の有名作品が少ないと感じました▼

③名作でも「解説」「あらすじ」が準備中

作品の中には解説・あらすじの欄があるのですが、「準備中」という表記が目立ちます。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」すら解説がなく、どういう基準と順番で進めているのか疑問に思いました。

有料動画には記載されているものが多かったので、有料動画を中心に作業を進めているのかもしれません▼

④関連商品で有料動画をオススメしてくる

ビジネスなので仕方ないと思うのですが、関連作品のページに飛ぶと、その多くが有料動画なので、幻滅します。有料動画が関連動画に頻繁に上がってくるので、お金を使わさせるために営業されているようで不快でした。

⑤無関係の動画が関連動画として表示される

作品の詳細ページには関連動画の欄があり、YouTubeにアップされている予告動画が視聴できます。しかし、無関係な動画が掲載されている場合が頻繁にあります。

例えば、下の画像はあるグラビアのイメージビデオの関連商品ですが、2つ目と3つ目は全く関係ない作品です。

よく見ると、下の方に「※作品と異なった動画が表示・再生される場合があります。あらかじめご了承ください。」と書かれています。運営側もこの問題は認識しているのかもしれません。

おそらく、タイトル名などで検索上位の動画を選んでいるんでしょう。サービスを良くしようという姿勢が感じられません。

関連していない動画が表示されても、直接的な被害はありません。ですが、サービスへの愛情が感じられないのは、ユーザーとしては悲しいです。

⑥見放題作品は吹替と字幕の一方のみ

TSUTAYA TVの見放題での海外作品は字幕もしくは吹替のどちらかのみです▼

それに対して、有料動画は両方とも用意されています。見放題サービスを充実させる気があまりないのかもしれません。

⑦SD(標準画質)の作品が多い

全作品3,736タイトルのうち3,269タイトル(87.5%)がSD(標準画質)です。SD画質はスマホで視聴する分にはさほど困らないかもしれません。しかし、PCやTVで見るには少し物足りません。綺麗な画質で見たいというユーザーにはオススメできません▼

まとめ:映像レンタル業界の巨人はネットビジネスについていけなかった

TSUTAYA TVは、TSUTAYAが運営している動画配信サービスということで期待をしていました。

しかし、見放題の動画が少なかったり、有料動画を執拗にオススメしてきたりするので、「ユーザーのことをあまり考えていない」と感じました。

DVDレンタル事業で日本の映画文化の普及に大きく貢献したTSUTAYA。ですが、続々と現れる動画配信サービスに市場を奪われ、焦ったのか、中途半端に動画配信サービスに乗り出した印象を受けました。

TSUTAYAは動画配信サービスを始めて、有料動画や得意のDVDレンタルで収益を上げたいのかもしれません。しかし、サービス自体があまりにもお粗末だと感じました。TSUTAYA好き人以外には、全くオススメできない動画配信サービスだと感じました。

その他の動画配信サービスについては、以下の記事にまとめあるので、参考にしてください▼

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