KKBOXはアジア最大の音楽聴き放題サービス!8つの機能を紹介

更新日:2020/04/06
公開日:2017/05/22

KKBOXとは月額980円で5,000万曲が聴き放題になる台湾発の定額制音楽ストリーミング配信サービスです。KKBOXはSpotify、Apple Musicなど、他社の音楽配信サービスが持つ機能を一通り網羅しています。

さらに、自分が再生している曲を日本中に配信できる「LISTEN WITH」や、中華系ライブの中継が楽しめる「KKBOX LIVE」など、他社とは異なる切り口の音楽体験を提供しています。他社と同じ機能に加えて、独自の機能も搭載しているところに攻めの姿勢を感じます。

この記事では、国内の主要な音楽配信サービスを使ってきた経験を元に、アジア最大の音楽配信サービスKKBOXを紹介していきます。

KKBOXとは?


KKBOXとは、台湾発の定額制音楽ストリーミング配信サービスです。台湾では2004年からサービスを開始していました。その後、2010年にauの子会社になりました。KKBOXの配信システムは、auユーザー限定の定額制音楽配信サービス「LISMO unlimited」に使われていました。

そして、LISMO unlimitedが終了した2013年に本場台湾と同じ「KKBOX」に名称を変更。auユーザー以外も使えるサービスとして再スタートをしました。

KKBOXの概要
  • 運営会社   :KKBOX JAPAN合同会社
  • サービス開始日:2013年6月1日
  • 曲数     :5,000万曲以上
  • ブラウザ版  :有
  • 無料プラン  :有
  • 音質     :128kbps,320kbps
  • レビュー   :Android版 4.1、 iOS版 4.5

KKBOXにはPC用デスクトップアプリがあります。スマホアプリと同じサービスをパソコン環境で使える上に、「KKBOX LIVE」というPC用デスクトップアプリ専用コンテンツも楽しめます。なお、楽曲のラインナップは邦楽も洋楽も充実していますが、K-POPやC-POPが充実しています。

KKBOX

KKBOXの料金について

KKBOXの料金と無料期間は以下の通りです。

有料会員の料金は月額980円

KKBOXの有料会員(プレミアムメンバー)の料金は月額980円です。支払いはクレジットカードだけでなく、携帯会社の「キャリア決済」も利用できます。

有料会員と無料会員の違い

KKBOXは無料会員でも1曲あたり30秒までの再生やプレイリストの作成などの機能を使えます。Spotifyのような広告表示はありませんが、2,3回の再生ごとに有料会員登録への案内が表示されます。

有料会員は曲をフル再生が可能です。さらに、データを保存してオフラインでも再生可能にする「キャッシュ保存」という機能が使えるようになります。

無料お試し期間は1カ月間


KKBOXのアプリインストール後にメールアドレスとユーザー名を登録するだけで1カ月間、有料会員の機能が使えます。なお、クレジットカードなどの支払い方法の登録は不要です。

無料お試し期間が終わったら無料会員に切り替わるので、自動的に課金される心配がありません。

KKBOX

KKBOXの充実した8つの機能

定額制音楽ストリーミング配信サービスは、曲を快適に聴くための様々な機能を搭載しています。ところが「A社にある機能が、B社にはない」という場合があります。例えば、音楽配信サービスによっては、歌詞を表示する機能がなかったり、音声を操作するイコライザーが付いっていなかったりします。

その点、KKBOXには充実した以下の8つの機能が付いています。他社サービスの機能はもちろん独自機能が付いているなど、機能が非常に充実しています。

  • 機能①AIが曲をオススメしてくれる「チャンネル」
  • 機能②プレイリストを探せる「ディスカバー」
  • 機能③4,000曲までオフライン再生可能できる「キャッシュ保存」
  • 機能④楽曲の再生に合わせて動く「歌詞表示」
  • 機能⑤イコライザー付きの「音声調整」
  • 機能⑥日本全国放送のDJになれる「LISTEN WITH」
  • 機能⑦海外のライブが楽しめる「KKBOX LIVE」
  • 機能⑧好みのデザインに変更できる「着せ替え」

機能①AIが曲をオススメしてくれる「チャンネル」

チャンネルとは、AIが過去の再生履歴からオススメの「1曲ずつ」再生してくれる機能です。

特定の楽曲を指定したり、「気分」や「ジャンル」などのキーワードからでもオススメしてくれます▼

オススメされた曲が気に入らなければスキップできるので、すぐに別の曲を再生してくれます。

例えば、「リゾート」というキーワードでチャンネルをスタートした結果、Stan Getzの「Liz-Anne」を再生してくれました。テナーサックスがリゾート気分を演出してくれます。

楽曲を自分で選んでいないため、自分が普段聴かない意外性のある曲をオススメしてくれます。

機能②プレイリストを探せる「ディスカバー」

ディスカバーとは、他の人が作ったプレイリスト(曲の再生リスト)を探せる機能です。チャンネルはAIがオススメの曲を「1曲ずつ」紹介してくれる機能でした。それに対して、ディスカバー機能は「十数曲」のプレイリストを紹介してくれます。

ピックアップやランキングの他、JazzやBluesなど、楽曲のジャンルからでも探せます▼

うまくいけば、自分の好みにあった曲をまとめて発見できるので面白いです。

機能③4,000曲までオフライン再生可能できる「キャッシュ保存」

キャッシュ保存とは、曲の必要なデータを端末に保存することで、圏外などオフライン環境でも楽曲を再生できるようにする機能です。

定額制音楽ストリーミング配信サービスで曲を再生するにはデータ通信が必要です。データ通信量の目安は、音質:320kbpsで5分間の楽曲を再生すると10~20MB程度の高速データ通信量を消費します。

Wi-Fiがあるところで、曲をキャッシュしておけば、通信量を節約できます。KKBOXでは、最大で4,000曲をキャッシュ可能で、保存先にSDカードのなどの外部メディアを指定できます。

さらに、再生しながらキャッシュできる機能があるので、曲を聴きながらデータを保存できるので快適です。

機能④曲の再生に合わせて動く「歌詞表示」

歌詞表示とはその名の通り、曲の歌詞を表示してくれる機能です。KKBOXの歌詞表示機能は、再生に合わせて一行ずつ動いていくので歌詞を追いやすいです。また作詞作曲者の情報も載っていて親切です▼

歌詞をクリックすると、歌詞の場所から再生してくれます。特定の場所だけ聴きたい時には便利です。

機能⑤イコライザー付きの「音質調整」

音質調整は調整できる機能です。音質は128kbpsか320kbpsを切り替えられます。

音質を切り替えるだけではなく、イコライザー機能で聴感をさらに細かくカスタマイズできます▼

また、DTS設定(音響設定)を変更すると距離感や響き感が変化します▼

ワイド>フロント>トラディショナルの順に空間が広がっていく感じがあり、逆に一つ一つの音が分離よく聞こえるのはトラディショナルです。

曲の音量バランスを一定にするという機能があるので、スピーカーから流し続ける時に特に役に立ちます。曲をいろいろイジれるので、楽しいです。

機能⑥日本全国放送のDJになれる「LISTEN WITH」

LISTEN WITHは自分が再生している曲を日本中に配信したり、他の人が配信している曲を聴ける機能です。

曲を再生中に「公開再生(DJ)」の隣の[OFF]をタップ▼

そうすると「公開再生(DJ)」が[ON]になります▼

この状態になると再生中の曲が日本中のKKBOX利用者に向けて「今こんな曲が再生されてますよ」と届けられます。

曲を聴いてくれている人とチャットでコミュニケーションを取ることもできます▼

※画像は自分の友達とのコメントのやり取りです。

自分が選んだ曲が日本中の利用者に配信されると言うのは、新鮮な感覚です。

機能⑦海外のライブが楽しめる「KKBOX LIVE」

KKBOXライブはリアルタイムのライブ中継であったり、保存された過去のライブ映像を楽しめます▼

映像によっては視点となる撮影カメラを切り替えられたり、360°やVRで楽しめます。

現状では、中国のアーティストか、国内アーティスによる台湾公演がほとんどです▼

しかし、将来コンテンツが増えればライブ配信における一大プラットフォームになる可能性もありそうです。

機能⑧好みのデザインに変更できる「着せ替え」

着せ替え機能は画面のアイコンを着せ替えられる機能です。

[設定]→[着せ替え]でメニューアイコンを変更できます▼

例えば、右上の赤い「doodle」を適用すると、元々このようだったメニュー画面が▼

味のあるイラストに変わります▼

ガラケー時代、メニュー画面や、バッテリー残量のアイコンを変更できた頃の記憶が甦るようです。何度も触れるものを自分好みにカスタマイズすると愛着が湧いてきます。

KKBOXを使ってみた感想2つ

主要な音楽配信サービスを使ってきた経験から、KKBOXには以下の感想を持ちました。

感想①機能は豊富だが、UIはイマイチ

正直に言って、UIはイマイチです。機能が豊富なのは良いのですが小さな画面に機能が凝縮されているので、「あの機能はどこから使えるんだっけ?」と迷子になることがあります。

「自分の思った通りにスイスイ動く」という直感的な操作とは真逆の感じです。

感想②リアルタイムでの交流が楽しい

KKBOXの数ある機能の中でも、私が「すごい」と思ったのが、全国のKKBOX利用者に向けて好きな楽曲を発信できる「LISTEN WITH」です。好きな音楽を他のユーザーと一緒に聴けたり、チャットで交流したりと音楽を通じて画面の向こう側の人と交流できるのは使っていて楽しいです。

自分が好きな曲を聴きに来てくれる人がいた時はなぜか嬉しい気持ちになりました。

まとめ:多機能は使いこなしてなんぼ

KKBOXは豊富な機能を備えた音楽配信サービスなので、「とにかくいろいろな機能が欲しい」と言う人には相性が良い音楽動画配信サービスです。

ただし、機能が多い反面シンプルさは損なわれています。なので、「機能は最低限でいいから、できるだけシンプルなサービスが良い」と言う人には相性が悪いです。

1カ月間の無料お試し期間があるので、一度利用して機能を試すのがオススメです。
アジア最大の音楽配信サービス
KKBOX

その他の音楽配信サービスにも興味がある人は以下の記事も参考にしてください。

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