「music.jp(ミュージック・ドット・ジェーピー)ってどうなの?」
と疑問に思っている方もいるでしょう。
music.jpでは、音楽だけでなく、漫画、映画など幅広くエンタメを楽しめます。しかし、SpotifyやNetflixなどの強力なライバルが出現している現代において、music.jpは契約に値するサービスなのでしょうか?
この記事では、10以上の音楽サービスを利用してきた筆者が、music.jpを使ってみた感想を紹介します。music.jpを契約しようか迷っている方は、参考にしてください。なお、記載している情報は、2019年1月時点のものです。
music.jpとは?
music.jpとは、株式会社エムティーアイの運営するエンタメのオンラインサービスです。もともとは2004年に開始した着うたサイトなので、名前を聞いたことがある人も多いと思います。
music.jpには、以下の特徴があります。
- music.jpの特徴
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- ①幅広いコンテンツが揃っている
- ②コンテンツをスマホやPCで再生可能
- ③ポイントを使ってコンテンツの購入やレンタルができる
①幅広いコンテンツが揃っている
music.jpには、音楽に限らず、以下の豊富なコンテンツが揃っています。
- music.jpのコンテンツ
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- ①音楽コンテンツ:620万曲以上
- ②動画コンテンツ:18万本以上
- ③電子書籍コンテンツ:17万冊以上
約15年間もサービスを運営しているだけあって、大量のコンテンツを揃えていますね。
②コンテンツをスマホやPCで再生可能
music.jpはアカウントを共有することで、パソコンやスマホなどの複数のデバイスで購入したコンテンツを楽しめます。また、Chrome castを使えばテレビでも再生可能です。
移動中はスマホで音楽再生、家ではテレビの大画面で映画鑑賞など、コンテンツをシーンに合わせて使い分けられるので便利です。
③ポイントを使ってコンテンツの購入やレンタルができる
music.jpでは、サービス内のポイントを使って、コンテンツを購入したりレンタルしたりすることができます。
レンタルは、初回再生時に期限が設定され、それを過ぎると自動で返却されます。
コンテンツの購入時には、ポイント還元があります。無料会員なら1%、後述するプレミアムコースなら音楽は5%~20%、マンガ・本は10%のポイントが還元されます。コンテンツを多く購入する方は、とてもお買い得になるのも魅力です。
music.jpのプランの料金や違い
music.jpには、月額登録制のプレミアムコースがあります。コースの種類は、500コース、1000コース、1780コースの3つです。毎月、コースに応じて一定のポイントが付与されます。以下、それぞれの料金やポイントは、以下の料金表のとおりです。なお、動画の購入は動画ポイントのみで可能です。
500コース | 1000コース | テレビ1780コース | |
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月額料金 | 500円 | 1,000円 | 1,780円 |
ポイント | 640 | 1330 | 1922 |
動画ポイント | 1000 | 1000 | 1000 |
コンテンツ | 音楽 | 音楽、漫画 | 音楽、漫画、動画 |
500、1000コースではボーナスポイントが付いてきます▼
一方で、テレビコースでは、ボーナスポイントがない代わりに後述する専門チャンネル見放題サービスが付きます。
どのコースも、お好きな映画作品が楽しめる動画ポイントが、毎月1000ポイントもらえます。
支払い方法はクレジットカードやキャリア決済
支払い方法はクレジットカード、キャリア決済の2つです。デビットカードや、銀行振り込みでのお支払いには対応していません。
テレビ1780コースは初月無料で利用可能
以下のURLから、テレビコースを初月無料で登録できます。なんと、2922ポイントが入手可能です。
テレビ1780コースで楽しめる。魅力的な3つの専門チャンネル
テレビ1780コースでは、以下のチャンネルが制限なしで視聴し放題です。
- テレビ1780コースの専門チャンネル3つ
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- 「GAORA」:MLB、プロレス、K-1など国内外のスポーツチャンネル
- 「プリプリ☆キッズステーション」:未就学のお子さま向けチャンネル
- 「&MUSIC」:メジャーからコアなシーンまで網羅して、幅広い音楽ファンが楽しめる音楽チャンネル
music.jpを実際に使ってみた感想5つ
music.jpを実際に使ってみた感想は、以下のとおりです。
- music.jpを実際に使ってみた感想5つ
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- ①定額でいろんな曲や動画を楽しみたい方には不向き
- ②アプリの音楽プレイヤーは使いやすい
- ③動画をダウンロードしてオフラインでも視聴できるのは快適
- ④気になるアーティストを徹底的に深堀できるのは嬉しい
- ⑤人気ランキングでトレンドを掴める
①定額でいろんな曲や動画を楽しみたい方には不向き
Apple MusicやNetflixなどのストリーミングサービス(月額定額でコンテンツを楽しみ放題のサービス)に比べると、払う価格に対して利用できるコンテンツの数は少ない印象です。
music.jpの音楽数が620万曲以上なのに対して、SpotifyやApple Musicは3000万曲以上の楽曲が聴き放題なので、ラインナップは正直劣ります。
②アプリの音楽プレイヤーは使いやすい
music.jpのスマートフォン用の音楽プレイヤーは、非常に使いやすいです。トラック、アルバム、アーティストの括りから、ダウンロードした曲が分かりやすく整理されていて、目的の曲に簡単にたどり着けます▼
楽曲の再生時の機能も、とてもいいです。再生位置に合わせて、スクロールする歌詞表示▼
ボーカルパートをオフにして、自分の声を録音できるカラオケ。キーやテンポも変更可能です▼
プリセットがあり、誰でも簡単に音域を調整できるエコライザー▼
今まで10個以上の音楽再生アプリを使いましたが、ここまで機能が充実したものは初めてでした。
③動画をダウンロードしてオフラインでも視聴できるのは快適
iOSアプリの動画プレイヤーも利用しました。音楽プレイヤーと同じくシンプルで、操作性が非常に良かったです。機能として、テレビで放送されている番組と、ブラウザであらかじめレンタルされた作品を視聴できます。
パソコンで、映画『パシフィック・リム』をレンタルしました▼
すると、スマホアプリの動画プレイヤーにも自動で作品が追加されています▼
こちらをWi-Fi環境でダウンロードします▼
ダウンロードが終わると、作品を視聴できるようになります▼
電波の届かない飛行機の移動中でも、映画を視聴できるので便利です。レンタルした動画作品をオフラインで利用できるサービスは少なく、music.jpならではの強みといえるでしょう。
ただ、ダウンロードして2日経過後は、いったんインターネットに接続にしないと視聴できなくなるので注意してください。
④気になるアーティストを徹底的に深堀できるのは嬉しい
music.jpはアーティストについての情報量も豊富です。サイトの中だけで、プロフィール、ディスコグラフィー、楽曲の人気ランキングが掲載されています。たとえば、あまり知らないけど気にはなっていた、シンガーソングライターの「あいみょん」について深く知ることもできました。
music.jpでは、音楽ニュースでアーティストの最近の動向の情報まで得られます。どんなイベントを行っているのか、いつ楽曲を出すのかなどがわかり便利です。関連アーティストからも、同じ系統の新しいアーティストと出会え、楽曲を聴く幅もさらに広がります。ここまで情報量を得られるオンラインサービスは、music.jpだけだと思います。
⑤人気ランキングでトレンドを掴める
私は音楽は好きなのですが、流行りの音楽には疎かったです。同僚との話の中で、最近の音楽の話題になると、会話に入れずに無言の置物状態。
しかし、music.jpのランキング機能で、簡単に音楽のトレンドを掴めるようになりました。この機能では、最近の人気曲が、ジャンル別でタイアップのコンテンツ情報と一緒にランキング化されています。しかも日ごとに更新▼
ランキングの楽曲をチェックすることで、今では同僚と楽しく音楽のお話ができています▼
ランキングのおかげで、カラオケで最新の曲をばっちり歌えて大盛り上がりに成功しました。カーモン ベイビー アメリカ~。
コンテンツ数は劣るがハマる人にはハマるサービス
お伝えしてきたように、music.jpは音楽や動画の作品数では、他社に劣っています。
とはいえ、アーティストの情報やアプリの使いやすさなど、光る部分があるため、人によっては使いやすいサービスだと思います。「自分にあっているかどうか不安」という方は、まず、無料お試しからはじめてみてはいかがしょうか。
music.jp以外にも様々な音楽配信サービスがあります。人気の音楽配信サービスは以下の記事でまとめています。