光回線はスマホと違ってデータ量を気にせずにインターネットが使えるので、便利ですよね。
しかし、地域や建物によっては、残念ながら光回線が引けない・工事ができないケースがあります。
光回線が引けないケースは、以下のものです。
- 光回線が引けないケース
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- ①建物が光回線のエリア外
- ②建物に光回線の設備がない
また、光回線の工事ができないケースは、以下のときです。
- 光回線の工事ができないケース
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- ①大家さんや管理会社や家族の許可がおりない
- ②建物の構造上光回線を通せない
- ③電柱を立てないと工事ができない
それぞれのケースを詳しく説明しながら、光回線の代わりとなる通信手段も合わせて紹介します。
「自分の建物で、光回線が引けるのか?工事ができるか不安」「光回線の代わりになる通信手段が知りたい」という方は、参考にしてください。
光回線が引けないケースとは?
冒頭でもお伝えしましたが、光回線が引けないケースは以下の2つです。
- 光回線が引けないケース
-
- ①建物が光回線のエリア外
- ②建物に光回線の設備がない
この2つのいずれかに該当する場合、光回線を契約できません。
①建物が光回線のエリア外
建物が光回線のエリア外の場合は、光回線を契約できません。光回線はケーブルを使って、サービスを展開しているので、当然のことながら、ケーブルが届いていない地域では光回線は利用できません。
2019年5月時点はで、かなりの地域で光回線を自宅やオフィスまで引き込めるようになっています。しかし、光回線のケーブルが届いていない地域もまだ残っています。
自分の建物が光回線の対象エリアとなっているかは、光回線の公式サイトで確認できます。
たとえば、フレッツ光の場合、フレッツ光(光回線) 提供エリアのご確認|フレッツ公式|NTT東日本で確認できます。
②建物が光回線に対応していない
建物が光回線のエリア内でも、建物に光回線の設備がない場合、光回線を引けません。
戸建ての場合は、後から設備を追加できます。しかし、集合住宅で、光回線の設備がない場合は、大家さんや管理会社に相談して、光回線の設備を用意しないと光回線を引けません。
集合住宅に引越しをするときは、物件を契約する前に、「建物は光回線に対応していますか?」と不動産屋さんに確認しておきましょう。
光回線の工事ができないパターン
光回線のエリア内で、建物に光回線の設備があっても、「光回線の工事ができない」という場合もあります。それは以下のケースです。
- 光回線の工事ができないケース
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- ①大家さんや管理会社や家族の許可がおりない
- ②建物の構造上光回線を通せない
- ③電柱を立てないと工事ができない
これらの場合、光回線の契約だけはできますが、工事ができないので、光回線でインターネットの世界を楽しめません。
①大家さんや管理会社や家族の許可がおりない
集合住宅の場合、大家さんや管理会社の許可がおりないと光回線の工事ができません。また、持ち家の場合でも、家族の許可がおりないときがあります。
古い建物は、光回線を引き入れることを想定していないので、光回線の工事で、外壁にケーブルを通すための穴を開けることが多いです。人によっては、建物の壁に穴を空けるのをイヤがるわけです。
②建物の構造上光回線を通せない
また、工事の許可がおりていても、建物の構造上光回線をとおせずに、工事ができない場合もレアケースですが存在します。
③電柱を立てないと工事ができない
さらにレアケースですが、電柱を立てないと光回線を建物に引き込めないときは、工事ができな場合があります。
たとえば、道路をまたいで、光回線のケーブルを建物に引き入れるときに「高さを確保するために電柱がないと工事をしてはいけない」と判断される場合があるのです。
光回線が引けない・工事ができない時の対策
それでは光回線が引けない、工事ができないときはどうすればいいのでしょうか?対策をまとめてみました。
- 光回線が引けない・工事ができない時の対策
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- ①光回線の会社を変えてみる
- ②スマホのテザリングを使う
- ③WiMAXのモバイルWi-Fiルーターを使う
- ④ソフトバンクAirやWiMAXのホームルーターを使う
- ⑤ケーブルテレビやADSLなどのメタル回線を使う
①光回線の会社を変えてみる
光回線といえば、NTT東日本やNTT西日本が提供している「フレッツ光」を思い浮かべる人も多いでしょう。実は、NTT以外も光回線サービスを提供しています。
フレッツ光でサービス提供のエリア外でも、KDDIが提供している「auひかり」が対応している可能性があります▼
KDDIは、NTTとは別で、独自の光回線の通信網を全国規模で展開しているからです。
auひかりの正規代理店「フルコミット」から申し込むと、オプション契約無しで50,000円以上のキャッシュバックを受け取れます。
②スマホのテザリングを使う
スマホのテザリング機能を使うのも手です。テザリングとは、スマホをモバイルWi-Fiルーターとして使う機能です。ただし、テザリングするスマホには、携帯電話会社と契約中のSIMカードを挿入している必要があります。
ただし、スマホのデータ通信量は1カ月間で、使える上限が決まっています。上限を超過すると通信速度が格段に遅くなりますので、毎日、動画をたくさん観る方や重たいファイルをやり取りする方には向かないです。スマホで契約しているデータ量が1カ月間で50GBでも、動画やゲームを長時間利用する人だと、容量不足になりそうです。
au、ソフトバンクのSIMカードでテザリングを行う場合、月額500円のテザリングオプションに加入する必要があります。格安SIMはテザリングのオプション契約は不要ですが、機種によっては、テザリングができません。
③WiMAXのモバイルWi-Fiルーターを使う
WiMAXのモバイル Wi-FIルーターを使うのも手です。
WiMAXは、月額3,000円台後半~5,000円ほどで使える上に、光回線と違って工事不要で持ち運びができるのがメリットです。
ただ、完全に無制限に通信ができるわけではありません。3日間で10GB以上を使ったら、翌日の午後6時~翌々日の2時までの8時間の間、通信速度が1Mbpsに制限されます。とはいえ、通信速度が1MbspでもYouTubeの標準画質は視聴できるレベルです。
WiMAXを契約するなら最安と言われている「GMOとくとくBB」経由がおすすめです。最大31,500円のキャッシュバックもあります。
GMOとくとくBB WiMAX
④ソフトバンクAirやWiMAXのホームルーターを使う
ソフトバンクAirやWiMAXのホームルーターを使う手もあります。ソフトバンクAirとは、同社が提供している据え置き型のWi-Fiルーターです。混雑時以外は、インターネットを無制限で使えます。コンセントにプラグを差し込むだけで使えます。
WiMAXからも据え置き型のルーターが提供中です。据え置き型WiMAXの料金体系は持ち運び型とほぼ同じですが、同時に接続できる端末の数が持ち運び型より多いという違いがあります。
SoftBank Airの契約期間は2年間(SoftBank Air の課金開始日の属する月を1ヵ月目として、24ヵ月目の末日まで)です。解約の申し出がない場合は、さらに2年間を契約期間として更新します。契約期間満了の月以外で解約した場合、9,500円の解除料が必要です。契約事務手数料3,000円が必要です。
⑤ケーブルテレビやADSLなどのメタル回線を使う
ケーブルテレビやADSLなどの回線を使う手もあります。どちらもインターネットを無制限で利用できます。
ケーブルテレビは、光回線より通信速度が遅く、テレビ放送とセット契約なので、月額料金が光回線より高くなりやすいです。ただし、J:COMならタブレットが無料で付いてくるので、お得です。
ADSLは、電話回線を使ってインターネットに接続します。光回線が普及する前は、ADSLが主流でした。こちらも光回線より通信速度が遅いです。さらに、ADSLの提供元のひとつNTT東西の「フレッツADSL」は、2016年6月末で新規受付を終了しています。
例外的に、「フレッツ光」の提供エリア外の場合に「フレッツADSL」を選ぶことができます。しかし、2023年1月末でフレッツADSLのサービス自体が終了することが決まっています。同様にYahoo BBが提供するADSLサービスも新規受付を終了しています。
ADSLは「光回線が契約できないので、短期間でもいいからインターネットを無制限で使いたい」という方向けですね。
光回線の代わりの通信手段はある
お伝えしてきたように、光回線が引けない・工事ができない場合があります。
- 光回線が引けないケース
-
- ①光回線のエリア外
- ②建物に光回線の設備がない
- 光回線の工事ができないケース
-
- ①大家さんや管理会社や家族の許可がおりない
- ②建物の構造上光回線を通せない
- ③電柱を立てないと工事ができない
しかし、光回線の代わりの通信手段はあるので、自分の目的に応じてこれらを活用しましょう。
- 光回線が引けない・工事ができない時の対策
-
- ①光回線の会社を変えてみる
- ②スマホのテザリングを使う
- ③WiMAXのモバイルWi-Fiルーターを使う
- ④ソフトバンクAirやWiMAXのホームルーターを使う
- ⑤ケーブルテレビやADSLなどのメタル回線を使う
なお、光回線が契約できる場合は、以下の記事で紹介している光回線の中から選ぶのがオススメです。