「光回線を契約したいけど、最近光回線サービスが増えすぎてどれを選べば良いか分からない」と感じている方は多いと思います。
この記事では、人気の光回線5つの料金や特徴をお伝えします。余程のこだわりがない限りはこの5つの中から選べば間違いないでしょう。自分にあった光回線を選べば、毎月安い料金で速度も速いインターネットが使えますよ。
オススメの人気光回線5選一覧&完全比較
結論から言うと、オススメの人気光回線は以下の5つです。
- オススメで人気の光回線5選
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- ドコモ光
- auひかり
- ソフトバンク光
- NURO光
- ビッグローブ光
特別な理由がない限り、この5社から選べば間違いありません。
【結論】迷ったらこの光回線!選び方のフローチャート
結論からお伝えしますと、光回線の選び方は以下のようになります。
- 光回線の選び方
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- ドコモ携帯ユーザー:ドコモ光
- ソフトバンク・ワイモバイルユーザー:ソフトバンク光
- au携帯ユーザー&auひかり対応エリア:auひかり
- au携帯ユーザー&auひかり対応エリア以外:NURO光
- au携帯ユーザー&auひかり対応エリア以外&NURO光対応エリア以外:ビッグローブ光
非常にシンプルですね。ドコモユーザーの方は何も考えずにドコモ光を選んで問題ありません。同様に、ソフトバンクとワイモバイルユーザーはソフトバンク光を選びましょう。
auユーザーの方は少し複雑ですが、まずauひかりが利用できるならauひかりで問題ありません。auひかりの対応エリア外だった場合はNURO光の対応エリアを調べ、エリア内だった場合はNURO光にしましょう。auユーザーでauひかりもNURO光も対応エリア外だった場合はビッグローブ光を選びましょう。
オススメの人気光回線5選を比較!と言いましたが、実際は比較する必要はありません。基本的にオススメの光回線は一意に決まります。毎月数百円の差が気になるような方は、厳密に比較検討しようと全光回線を調べれば最適なものが見つかるかもしれませんが、オススメはしません。おそらく比較検討に1か月以上の時間を費やした挙句、結局どれがいいのか分からない上に、最終的に速度の遅い光回線や、よく分からない代理店のキャッシュバックに釣られて結局損する回線を選ぶ羽目になること請け合いです。
これらはどのように違うのでしょうか?また、「あれ、フレッツ光は?」と思った方も多いでしょう。当記事を全て読めば全理由が分かりので、以下詳しく解説していきます。
フレッツ光の衰退と光コラボの隆盛
昔は光回線と言えばフレッツ光でした。フレッツ光はNTT東日本・NTT西日本が提供する光回線サービスです。
しかし2020年現在、フレッツ光は人気でも無ければ、新規で契約するメリットも特にありません。
その理由は光コラボレーション(通称:光コラボ)という存在にあります。光コラボは2015年2月1日から始まった「NTT東西が一般事業者に光回線網を貸し出し、一般事業者が提供する光回線サービス」です。
この光コラボによって光回線を提供する事業者が爆発的に増えました。詳しくは下記記事をご覧に頂きたいですが、2020年2月現在、680以上の光コラボがあります。
この光コラボの台頭によって、実はフレッツ光の契約者数も減り続け、2019年9月時点での光回線シェアはフレッツ光よりも光コラボの方が多い状況です。
フレッツ光は800万契約とまだ多い状況ですが、これは光コラボの存在を知らずに乗り換えていない人達がまだ使っているからです。
光回線網の違い
光回線によってベースとなる光回線網が異なります。オススメ光回線の回線網の比較表は以下の通りです。
ドコモ光 | フレッツ網(光コラボ) |
---|---|
ソフトバンク光 | フレッツ網(光コラボ) |
au光 | KDDI網 |
NURO光 | ダークファイバー |
ビッグローブ光 | フレッツ網(光コラボ) |
先ほども伝えた通り、光コラボはフレッツ光と同じフレッツ網を使っています。ドコモ光やビッグローブ光は納得ですが、実はソフトバンク光も独自の光回線網は持っておらず、フレッツ光から回線を借りて提供している光コラボなのです。フレッツ網を使っている光コラボであれば基本的に全国でサービスを使えます。
au光は光コラボではなく、独自の光回線網を持っています。日本の光回線網は実はNTTとKDDI(au)しか持っていないのです。しかしau光は全国どこでも使える訳ではありません。利用できるエリアは絞られており、au光を契約したくても利用できないケースもあります。
NURO光も光コラボではありません。ただし、使っている光回線網を独自に持っている訳でもありません。NURO光はNTT東日本が所有している「ダークファイバー」と呼ばれる回線を借りてサービスを提供しています。これは光コラボが使っているフレッツ網とは別の光回線です。なので速度は速いですが、利用できるエリアも限られています。
利用可能エリアの比較
先ほども説明した通り、光コラボモデルの「ドコモ光」「ソフトバンク光」「ビッグローブ光」は基本的に全国どこでも使えます。
auひかりも全国対応しており、利用できるエリアも徐々に広がっていますが、田舎等では使えない場合があります。ご自身の地域でauひかりが使えるかどうかは、提供エリアの検索 – auひかりで確認できます。
NURO光はそもそも全国対応していません。エリアは随時拡大していますが、関東や関西の一部都道府県でしか使えません。また関東や関西であってもご自身の住所で使えるかは分かりませんので、提供状況の確認 – NURO 光で確認しましょう。
【料金比較】月額料金・工事費・解約金
光回線は契約場所がアパートやマンションなどの「集合住宅」か「戸建」かで月額料金が変わります。建物の設備に応じて「工事代」が発生することもあります。また契約から25カ月後の更新月以外に解約すると「解約料」が発生します。
それぞれの料金を比較表にまとめました。なお、月額料金はインターネットを利用するために必要なプロバイダ料も含めた金額を載せています。
各社で比較するというよりは、ご自身にオススメの光回線の料金を確認ください。工事費等は無料にするキャンペーンも多いですし、各社で様々な割引があるので、この表の比較にはあまり意味がありませんが、参考程度にご覧ください。詳しくは後で各サービスごとに解説しているので、そちらをご覧ください。
集合住宅(アパート・マンション)
【集合住宅】 | 月額料金 | 工事代 | 解約料 |
---|---|---|---|
ドコモ光 | 4,000円 ~ 4,200円 |
~18,000円 | 8,000円 |
ソフトバンク光 | 3,800円 | ~24,000円 | 9,500円 |
auひかり | 3,900円 | ~37,500円 | 7,000円 |
NURO光 | 4,743円 | ~40,000円 | 9,500円 |
ビッグローブ光 | 3,980円 ~ 4,080円 |
~27,000円 | 9,500円 ~ 20,000円 |
戸建
【戸建て】 | 月額料金 | 工事代 | 解約料 |
---|---|---|---|
ドコモ光 | 5,200円 ~ 5,400円 |
~18,000円 | 13,000円 |
ソフトバンク光 | 5,200円 | ~24,000円 | 9,500円 |
auひかり | 5,300円 | ~37,500円 | 9,500円 |
NURO光 | 4,743円 | ~40,000円 | 9,500円 |
ビッグローブ光 | 4,980円 ~ 5,180円 |
~30,000円 | 9,500円 ~ 20,000円 |
次の章からは各光回線の特徴をお伝えしていきます。
【ドコモ光】ドコモユーザーにオススメ&一択
ドコモ光はNTTドコモがNTT東日本・西日本からフレッツ光の光回線を借りてサービスを提供している「光コラボ」です。ドコモユーザーならドコモ一択と言って間違いありません。
ドコモ光の契約中は、ドコモのスマホ1台の月額料金が月額800円~2,500円の割引となります。割引の金額はスマホで契約しているデータプランの容量によって変わります。さらに、ドコモのポイント制度である「dポイントクラブ」のランクと契約しているスマホのデータプランによっては、年間で最大36,000円分のdポイントがもらえます。
ドコモユーザーには嬉しい光回線ですね。以前はドコモユーザーしか契約できませんでしたが、現在はドコモユーザー以外も契約できます。フレッツ光を使っている方なら「フレッツ光の解約金」と「工事代」の2つとも無料で、ドコモ光に乗り換えられます。
- 【ドコモ光】の概要
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- 運営会社:株式会社NTTドコモ
- 月額料金(集合住宅):4,000円~4200円
- 月額料金(戸建):5,200円~5,400円
- 工事費:~18,000円
- 違約金:8,000円(集合住宅)/13,000円(戸建)
- 最大通信速度:上り下り1Gbps
ドコモ光のサービス内容や料金についてさらに詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
ドコモ光は24社の中からプロバイダを選択しなければなりません。その中でもオススメのプロバイダは「@nifty」です。一番の理由は、オプション契約無しで現金キャッシュバックが20,000円貰えるからです。
GMOとくとくBBもドコモ光のオススメのプロバイダです。速度が速いプロバイダが良いという方はGMOを選びましょう。
この記事を書いている人間は実は「ドコモ光 × GMOとくとくBB」ユーザーです。ドコモ光 × GMOとくとくBBについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
その他ドコモ光契約でキャッシュバックがある申込先を知りたい方はこちらをご覧ください。
「@nifty」や「 GMOとくとくBB」が一番オススメである詳しい理由や、ドコモ光各プロバイダの違いや比較を見たい方はこちら。
【ソフトバンク光】ソフトバンクやワイモバイルユーザーにオススメ&一択
ソフトバンク光もソフトバンクがNTT東日本・西日本からフレッツ光の光回線を借りてサービスを展開している光コラボです。ソフトバンク、ワイモバイルユーザーならソフトバンク一択で間違いありません。
ソフトバンクまたはワイモバイルのスマホやタブレットの月額料金を毎月500円~1,000円割引にしてくれる「おうち割」が特典として用意されています。割引の金額は契約しているデータプランによって変わります。
最大10台までスマホやタブレットの月額料金を割引してくれるので、ソフトバンクユーザーの方は通信費を節約できます。
現在、フレッツ光を使っている方なら「フレッツ光の解約金」と「工事代」の両方とも無料でソフトバンク光に乗り換えられます。
- 【ソフトバンク光】の概要
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- 運営会社:ソフトバンク株式会社
- 月額料金(集合住宅):3,800円
- 月額料金(戸建):5,200円
- 工事費:~24,000円
- 違約金:9,500円
- 最大通信速度:上り下り1Gbps
【auひかり】auユーザーの味方
auひかりはauを運営しているKDDIが提供している光回線です。auひかりはKDDI独自の光回線を使ってサービスを提供しています。
auひかりと固定電話(月額500円)を契約すると、auのスマホやタブレットの月額料金が1台ごとに月額500円~2,000円割引になる「auスマートバリュー」が適用されます。割引の金額はスマホで契約しているデータプランの容量によって変わります。「auスマートバリュー」の割引は最大10台まで受けられるので、auのスマホやタブレットを使っている家族が多い方は毎月の通信費が数千円も安くなります。
- 【auひかり】の概要
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- 運営会社:KDDI株式会
- 月額料金(集合住宅):3,900円
- 月額料金(戸建):5,300円
- 工事費:~37,500円
- 違約金:7,000円(集合)/9,500円(戸建)
- 最大通信速度:上り下り1Gbps
auひかりの正規代理店「フルコミット」から申し込むと、オプション契約無しで50,000円以上のキャッシュバックを受け取れます。
【NURO光】下り2Gbpsを誇る高速光回線
NURO光はソニーネットワークコミュニケーションズがNTT東日本・西日本から「ダークファイバー」という光回線を借りてサービスを提供しています。ダークファイバーとは、NTT東日本・西日本が設置はしたものの使っていなかった光回線のことです。
他社とは通信方式が違うため、工事が2回必要な上に、契約できるエリアが関東・東海・関西限定となっています。
しかし、NURO光は独自の通信方式を使っているため、「下りの通信速度が2Gbps」という他社より2倍速い通信速度になっています。この高速な通信速度にも関わらず、戸建の光回線の料金の中では、最安値です。
さらに、ソフトバンクのスマホやタブレットの月額料金を毎月500円~1,000円割引にしてくれる「おうち割」まで提供しています(最大10回線まで)。ただし、ソフトバンク光と違ってワイモバイルに対する割引はありません。
- 【NURO光】の概要
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- 運営会社:ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社
- 月額料金(集合住宅):4,743円
- 月額料金(戸建):4,743円
- 工事費:~30,00円(集合住宅)、~27,000円(戸建)
- 違約金:9,500円
- 最大通信速度:上り1Gbps、下り2Gbps
【ビッグローブ光】大手プロバイダの光コラボ
ビッグローブ光は大手プロバイダ「BIGLOBE」が提供する光コラボの中でもオススメのサービスです。
auスマートバリュー対象の光回線なので、「auひかり」「NURO光」が使えないauユーザーの方にオススメです。
2年契約か3年契約によって月額料金や解約金が変わってきます。
- 【ビッグローブ光】の概要
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- 運営会社:ビッグローブ株式会社
- 月額料金(集合住宅):4,080円(2年)~3,980円(3年)
- 月額料金(戸建):4,980円(2年)~5,180円(3年)
- 工事費:~40,000円
- 違約金:9,500円(2年)~20,000円(3年)
- 最大通信速度:上り1Gbps
まとめ:光回線を賢く選ぶとお得にインターネットが楽しめる
光回線をなんとなく選ぶ方は多いです。しかし、光回線ごとの特徴を理解して自分にあった光回線を選べば、割引や特典を受けられるので、お得にインターネットを楽しめます。
光回線はサービスが増えすぎて選ぶのが大変と思いがちですが、特別なこだわりが無ければ以下のように選べば間違いはありません。
- 光回線の選び方
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- ドコモ携帯ユーザー:ドコモ光
- ソフトバンク・ワイモバイルユーザー:ソフトバンク光
- au携帯ユーザー&auひかり対応エリア:auひかり
- au携帯ユーザー&auひかり対応エリア以外:NURO光
- au携帯ユーザー&auひかり対応エリア以外&NURO光対応エリア以外:ビッグローブ光
光回線を全て自分で調べて比較検討しようとすると、複雑な料金体系・割引・キャッシュバック条件・代理店の罠にはまっていき、情報の渦に巻き込まれて帰ってこれません。1円の損も許さない超完璧主義者以外の方はぜひ当記事を参考にしてください。