海外用の携帯電話をレンタルしている11事業者を比較してみた

更新日:2020/01/24
公開日:2017/08/28

「海外で携帯を使うには?」「海外で使える携帯電話をレンタルしたい」「海外携帯を借りるならどこの会社がいいの?」と思っている方へ。

海外用の携帯電話をレンタルすれば、自分の携帯より安く海外で通話ができる可能性があります。また、自分の大事なiPhoneを海外旅行中に紛失・盗難されるのも心配という方には、一台別に携帯をレンタルすれば安心です。

ただ、海外携帯のレンタル会社は数が多い上に、会社ごとにレンタル料や通話料はバラバラ。会社選びに失敗すると「自分の携帯を使った方がよかった」「他の会社で借りた方が安かった」ということになる危険性があります。

この記事では、海外用の携帯電話をレンタルしている主要な11社のレンタル料や通話料、スマホレンタルの対応、主要空港の即日受け取り対応等を比較しまとめています。

海外携帯電話レンタルとは?

海外携帯レンタルとは、海外で使える携帯電話を借りられるサービスです。主に以下のような特徴があります。

海外でも安全に・安く通話をしたい人向け

海外携帯レンタルサービスは、「海外でも電話を使いたいけど、自分の携帯を持って行くのは心配」「現地で安く通話したい」という人向けのサービスです。

海外携帯をレンタルすれば、自分の大事な携帯を国内に置いて海外へ行けるので、自分の携帯が海外旅行中等に紛失・盗難の被害に遭うのを防げます。

さらに、会社によっては、大手キャリアの国際電話よりも安く通話できます。どこの会社が安いかは、あとの章でまとめて紹介します。

普段とは違う電話番号になる

自分の携帯を海外に持って行った場合、普段の電話番号をそのまま使えます。それに対して、レンタルした携帯電話は普段とは違う番号になります。レンタルした携帯電話の番号は渡航前に分かるので、「携帯をレンタルしたから、この番号を使うね」と周りの人に伝えておきましょう。そうしないと、電話をかけた相手が電話に出てくれなかったり、普段から使っている自分の携帯の方に電話がかかってきたりするかもしれません。

利用したい時はWEBや空港の窓口で申し込みをする


海外携帯レンタルサービスを利用したい時は、WEBや空港に設置されている窓口で申し込みしましょう。

会社によっては、申し込みしてから携帯電話が届くまでに2・3日かかるので、渡航に間に合うように早めに申し込みをする必要があります。

端末をレンタルするには、クレジットカードとパスポートが必要です。利用が終わったらクレジットカードに料金が請求されます。

借りられる端末は通話専用のガラケーが中心


海外用携帯電話レンタルサービスで借りられる端末は、ネットが使えない通話専用のガラケーが中心です。ただし、提供会社によっては、ネットが使えるスマホのレンタルも行なっています。スマホを借りられる会社も後の章でまとめて紹介しています。

レンタルした端末の盗難・紛失時は、端末代の弁償する必要がある

レンタルした携帯電話が盗難・紛失した時は、端末代を弁償する必要があります。ガラケーでも2万円以上の端末代が請求されるので、端末の管理には気をつけましょう。

本体だけでなく、充電器やケースなどの付属品を無くした場合も弁償する必要があるので、ホテルなどに忘れないようにしましょう。

また、盗難や紛失が心配な人は有料(200円~440円/日)の補償オプションに入っておきましょう。補償オプションに入っていれば、盗難や紛失時に端末代を補償してくれますよ。

海外携帯電話レンタルの2類型「世界対応型」「一国特化型」


海外の携帯電話レンタルは2つのタイプ「世界対応型」「一国特化型」に分かれます。

「世界対応型」は、グローバルSIMを使っており、ひとつのSIMカードで全世界共通で使えるタイプです。通話料金は約200円/1分と高くなりがちです。

「一国特化型」は、その国の現地のSIMを使用しているタイプです。他の国では使えないので、レンタル料金は高くなりがちですが、国内通話になるので通話料金は100円/1日以下と安めです。

この記事では、最初に「世界対応型」を11社比較し、その後に、アメリカ、韓国、タイの「一国特化型」の専門事業者も一部紹介します。

また、「世界対応型」で紹介している事業者の中でも「アメリカプラン」「中国プラン」など、「一国特化型」プランを提供している事業者もあります。

渡航先が一国に決まっており、電話をたくさんする予定なのであれば、「一国特化型」の方が総額は圧倒的に安く抑えられるでしょう。逆に、「世界対応型」を選ぶべき人は、一回で複数の国を回る予定の人か、「一国特化型」が見つからない国に行く人です。

海外携帯電話レンタル事業者主要11社の比較表

この章では、海外携帯電話をレンタルしている11社のサービス内容や料金を比較していきます。

「海外携帯のレンタル料はどのくらい?」「レンタルした海外携帯の通話料っていくらの?」と思っている人も多いでしょう。そこで、各社のレンタル料と通話料を比較しました。この表を見ていただければ、海外携帯レンタルの料金のイメージをつかめますよ。

また、各社の料金以外の大きな違いとしては、「スマホレンタル」「補償オプション」「SMS」に対応しているか、空港での即日申し込み・受取・返却に対応しているか等があります。これらも表にまとめてみました。

対応国数の比較表

各ブランドが何カ国に対応しているかをまとめてみました。

世界対応型
の対応国
一国特化型プラン
の対応国
ドコモ 134カ国
ソフトバンク 220地域
ANA 200カ国
JAL ABC 170カ国
トラベルコム 200カ国 12カ国
Joy2Call 220地域
モベル 190カ国
QuickMobile 110カ国
グローバルセルラー 200カ国
G-call 122カ国 6カ国
テレコムスクエア 190カ国

「世界対応型」はどこも100カ国以上に対応しているようです。「一国特化型プラン」を提供しているのは2社と意外と少ないですね。

一日当たりのレンタル料金と事務手数料と配達料の比較表

会社が同じなら、どこの国でも1日のレンタル料金は同じです。

また、会社によっては携帯をレンタルする際に一回だけ事務手数料(初期費用)がかかります。各社は「受取手数料」「受渡料」「取扱手数料」等と表現していますが、紛らわしいので「事務手数料」で統一しています。

表の「レンタル料/1日」「事務手数料」「配達料」を押していただければ、安い順・高い順で並べ替えられます。

レンタル料/1日 事務手数料 配達料
ドコモ 2500円※① 0円 1500円
ソフトバンク 500円 315円 1000円
ANA 0円 0円 760円
JAL ABC 250円 0円 750円
トラベルコム 200円 1000円 0円
Joy2Call 500円 0円 700円
モベル 675円 0円 729円
QuickMobile 100円 1000円 1000円
グローバルセルラー 100円 0円 0円
G-call 250円 1000円 0円
テレコムスクエア 600円 0円 760円

※①1日目:2,500円、2~3日目:1,000円、4日目以降:500円

配達料は携帯を宅配で受け取る場合にかかる料金です。どこも全国一律料金のようです。空港で受取る場合は配達料はかかりません。なお、返却も空港で返せば料金はかかりませんが、郵送で返却する場合は基本的に実費がかかります。トラベルコムとグローバルセルラーとG-callは宅配受取も郵送返却も0円です。

ここで、海外用の携帯電話レンタルの料金体系のイメージ図を見てみましょう。

「事務手数料」「配達料」は一回きりの固定費、レンタル料は日単位、通話料は従量課金です。固定費やレンタル料に比べて通話料の比重が大きいです。なのでレンタル会社を選ぶ際の最も重要なポイントは「渡航国での通話料の安さ」といえるでしょう。

アメリカの通話料金

一日当たりのレンタル料は会社が同じであれば国によって変わりませんが、通話料は会社が同じでも国によって料金が変わります。

ここではアメリカの1分当たりの通話料金を比較してみましょう。

大手キャリアの中で、ドコモのみ自分の携帯を使った場合とレンタルした携帯を使った場合で、通話料が変わります。なので、比較のために「ドコモ(自分の携帯)」も表に入れました。auはレンタルサービスの提供を終了しているので、自分の携帯を使った場合の料金を記載します。SoftBankは自分の携帯で国際ローミングサービスを利用した場合と、携帯をレンタルした場合で料金は変わりません。

「発信(アメリカ→アメリカ)」「発信(アメリカ→日本)」「着信」の料金をまとめました。※国際電話は着信でも料金が発生します。なお、大手キャリアの中で一番通話料が安いauよりも安いところは、赤字にしてあります。

アメリカ

アメリカ
アメリカ

日本
着信
ドコモ
(自分の携帯)
125円 140円 175円
ドコモ
(レンタル)
162.5円 182円 227.5円
au 120円 140円 165円
ソフトバンク 240円 270円 270円
ANA 144円 144円 144円
JAL ABC 220円 220円 220円
トラベルコム 85円
(65円)
140円
(95円)
85円
(65円)
Joy2Call 180円 180円 180円
モベル 210円 490円 230円
QuickMobile 100円 140円 100円
グローバルセルラー 250円 250円 250円
G-call 180円
(50円)
180円
(50円)
180円
(50円)
テレコムスクエア 240円 240円 240円

※()内は「一国特化型」プランの料金

ソフトバンクでiPhoneを使っている人は、「アメリカ放題(月額:980円)」というプランを利用すると、1か月間アメリカの国内通話と日本への国際通話が無料になります。さらに2017年8月時点では、「アメリカ放題」はキャンペーンで月額料が無料になります。ソフトバンクでiPhoneを契約していて、アメリカへ行く予定がある人は、「アメリカ放題」を利用した方がお得です。

中国の通話料金

続いて、中国の1分当たりの通話料をお伝えします。大手キャリアの中で一番発信料が安いauより安いところ、着信料が一番安いドコモ(自分の携帯)より安いところは赤字にしてあります。

中国

中国
中国

日本
着信
ドコモ
(自分の携帯)
75円 175円 145円
ドコモ
(レンタル)
162.5円 182円 227.5円
au 70円 175円 145円
ソフトバンク 240円 280円 270円
ANA 240円 180円 240円
JAL ABC 210円 210円 210円
トラベルコム 85円
(55円)
140円
(95円)
85円
(55円)
Joy2Call 200円 200円 200円
モベル 180円 380円 210円
QuickMobile 140円 180円 0円
グローバルセルラー 320円 320円 320円
G-call 180円
(50円)
180円
(100円)
180円
(50円)
テレコムスクエア 240円 240円 180円

※()内は「一国特化型」プランの料金

大手キャリアのauとドコモの通話料がベスト5に入るほど安いです。ただし、auは着信料が高めです。ソフトバンクは全体的に料金が高いです。

ドイツの通話料金

各社のドイツの1分当たりの通話料を表にまとめました。大手キャリアの中で一番安いau・ドコモより安いところは赤字にしてあります。

ドイツ

ドイツ
ドイツ

日本
着信
ドコモ
(自分の携帯)
80円 180円 110円
ドコモ(レンタル) 162.5円 182円 227.5円
au 80円 180円 110円
ソフトバンク 300円 350円 280円
ANA 300円 300円 246円
JAL ABC 270円 270円 270円
トラベルコム 85円
(75円)
140円
(95円)
85円
(0円)
Joy2Call 290円 290円 290円
モベル 210円 490円 230円
QuickMobile 150円 150円 100円
グローバルセルラー 320円 320円 320円
G-call 180円
(50円)
180円
(50円)
180円
(0円)
テレコムスクエア 300円 300円 246円

※()内は「一国特化型」プランの料金

全体的に見ると、ドコモ・auに比べるとソフトバンクは通話料が高いですね。なので、ソフトバンクユーザーで電話をよくする人は海外携帯のレンタルをした方が料金を安くできる可能性が高いです。

「スマホレンタル」「補償オプション」「SMS」の対応表

ここからは料金ではなくて、サービス内容を比較してみます。ここでは、11社が「スマホのレンタル」「補償オプション」「SMS」に対応しているかをまとめてみました。

スマホのレンタル 補償オプション SMS
ドコモ × ×
ソフトバンク ×
ANA × ×
JAL ABC × ×
トラベルコム
Joy2Call
モベル △※①
QuickMobile ×
グローバルセルラー × ×
G-call × × ×
テレコムスクエア × ×

※①アメリカ本土・ハワイのみ可能

こうして見ると海外で使えるスマホをレンタルしている会社は意外と少ないですね。

補償オプションとは、レンタルした携帯を紛失したり壊したときに補償してくれる有料オプションのことです。補償オプションは多くの事業者で用意しているようです。

電話だけではなく、SMS(ショート・メッセージ・サービス)を使いたい方はSMSの欄が〇になっている事業者を選びましょう。SMSは有料オプションではなく、基本機能として付いています。SMSが使えるかどうかは事業者によって違います。〇になっている事業者であれば、基本的にはどの端末を借りても、どの国でもSMSが使えます。

主要な空港での即日レンタル・受取・返却の対応表

主要な空港で、どのレンタル事業者が利用できるのかを表にまとめました。表の記号の意味は、以下の通りです。

  • ○:即日レンタル可(レンタル携帯の申し込みと受け取りの両方ができる。返却もできる)
  • △:受取・返却可(レンタル携帯の申し込みはできないが、受け取りと返却はできる)
  • ×:窓口無し(申し込みも受け取りもできない。WEB申し込み→宅配受取→宅配返却のみ)
新千歳 羽田 成田 中部 関西
ドコモ × × × × ×
ソフトバンク
ANA
JAL ABC ×
トラベルコム × × × × ×
Joy2Call
モベル × × × × ×
QuickMobile × × × ×
グローバルセルラー
G-call
テレコムスクエア

○が付いている事業者は、在庫があれば、窓口で申し込みをして海外携帯を即日レンタルできますが、在庫があるかは不確定なので、基本的に事前に申し込みしておくことをオススメします。

次の章からは、各社のの特徴について、紹介していきますね。

大手携帯キャリアの海外携帯電話レンタル

大手キャリア、ドコモ、au、ソフトバンクが行なっている海外携帯電話のレンタルサービスです。

ドコモの海外携帯電話をレンタルできるのは、法人・官公庁のみ。auから端末をレンタルできるのは、auユーザーのみという制限があります。それに対して、ソフトバンクはソフトバンクを契約していなくてもレンタルできます。ただ、ソフトバンクは、通話料が高いです。

ドコモ(法人・官公庁専用)

ドコモ

ドコモの海外携帯レンタルサービスを利用できるのは、法人・官公庁だけなので、個人への貸し出しは行っていません。担当部署へ「なぜ、個人はレンタルできないのですか?」と質問したら、「個人のお客様への貸し出しは、在庫の関係で行なっていません」との回答をもらいました。レンタル料は、1日目:2,500円、2~3日目:1,000円、4日目以降:500円と他よりかなり高めに設定されています。

  • 対応国:134カ国
  • レンタル料:2,500円,1,000円,500円/1日
  • 事務手数料:0円
  • 配達料:1,500円
  • 補償オプション:なし
  • SMS対応:対応
  • 空港窓口カウンター:なし
  • 即日レンタル:不可

ソフトバンク

ソフトバンク

ソフトバンクでも海外携帯のレンタルを行なっています。ソフトバンクユーザー以外でも契約可能です。ただし、ソフトバンクの通話料は、今回紹介した11社の中で最高値なので、あえて契約する必要はないと思います。

補償オプションは2種類あり、220円の補償は本体だけを補償するのに対して、440円の補償は充電器やSIMカードまで補償してくれます。

  • 対応国:220地域
  • レンタル料:260円/1日
  • 事務手数料:315円
  • 配達料:1,000円~
  • 補償オプション:220円,440円/1日
  • SMS対応:対応
  • 空港窓口カウンター:新千歳,羽田,成田,中部,関西
  • 即日レンタル:新千歳以外可能

航空会社の海外携帯電話レンタル

航空会社が提供している海外携帯レンタルサービスです。提供しているのは、ANAとJAL ABCです。利用料に応じてマイルが貯まるので、マイラーさんにオススメです。ただし、どちらの会社も電話番号を使ってメッセージを送るSMSが使えません。

ANA

Telecom Square(ANA)

航空会社のANAも海外携帯レンタルサービスを提供しています。Telecom Square(テレコムスクエア)という事業者と提携しています。ANAの国際線を往復で予約している人は渡航中のレンタル料が無料でTelecom Square(通常600円/円)を利用できます。なので、支払うのは通話料だけで済みます。また、利用料金100円ごとにANAのマイルが1マイルが貯まります。

  • 対応国:200カ国
  • レンタル料/1日:0円~
  • 事務手数料:0円
  • 配達料:760円
  • 補償オプション:200円/1日~
  • SMS対応:非対応
  • 空港窓口カウンター:新千歳,羽田,成田,中部,関西
  • 即日レンタル:可能

JAL ABC


JAL ABC

航空会社のJALが提供しているサービスです。海外の現地の回線を使った携帯電話を貸し出しているので、現地での国内通話に強いです。利用料金100円ごとに2マイルが発生します。発生したマイルは携帯電話の返却時に、JAL・ユナイテッド航空・デルタ航空のいずれかに交換できます。

  • 対応国:170カ国
  • レンタル料:250円/1日
  • 事務手数料:0円
  • 配達料:750円
  • 補償オプション:210円/1日
  • SMS対応:非対応
  • 空港窓口カウンター:新千歳,羽田,成田,関西
  • 即日レンタル:可能

iPhoneやAndroidなどのスマホが借りられるレンタル事業者

「どうせならスマホをレンタルしたい」と思っている人もいるでしょう。海外で使えるスマホがレンタルできるのは以下の4社です。

トラベルコム

トラベルコム

トラベルコムでは、ガラケーに加えて、データ通信と通話ができるAndroidのスマホもレンタルできます。スマホをレンタルすると、国によっては、通常のレンタル料にプラス数百円を支払えば、スマホ単体でデータ通信を無制限で使えます。

トラベルコムは通話料が安めの一国特化型のプランも提供しています。対応国は、オーストラリア、アメリカ&ハワイ、カナダ、メキシコ、中国、香港、台湾、フィリピン、タイ、イギリス、フランス、ドイツの12カ国です。これらの国に行く方はトラベルコムを積極的に検討してみたいですね。

なお、空港に窓口が無いため、宅配便での受け取りとなります。ただし、往復の送料は無料です。

  • 対応国:200カ国
  • レンタル料:200円/1日(ガラケー)、200円~/1日(スマホ)
  • 事務手数料:1,000円
  • 配達料:0円
  • 補償オプション:レンタル料に含まれている
  • SMS対応:対応
  • 空港窓口カウンター:なし
  • 即日レンタル:不可

Joy2Call

Joy2Call

Joy2Callではガラケーだけでなく、スマホもレンタルできます。レンタルできるスマホはAndroidの「MIYABI (雅)」のみです。レンタル料に加えて、1日あたり250円のデータ通信費を支払えば、データ通信も無制限で使えます。

  • 対応国:220地域
  • レンタル料:500円/1日(ガラケー)、500円~/1日(スマホ)
  • 事務手数料:0円
  • 配達料:700円
  • 補償オプション:200円/1日
  • SMS対応:対応
  • 空港窓口カウンター:新千歳,羽田,成田,中部,関西
  • 即日レンタル:不可

モベル

モベル

モベルは1989年に海外携帯電話サービスを展開するためにイギリスで設立された会社です。

アメリカ限定ですが、データ通信と国際電話ができるiPhone 6sがレンタルできます。iPhone 6sのレンタル料は1日あたり1,850円と高額になりますが、データ通信と日本からの着信が無料です。レンタル料にデータ通信料が含まれているので、データ通信も使い放題です。「海外でもiPhoneを使いたい」という人は検討しても良いでしょう。

  • 対応国:190カ国
  • レンタル料:675円~/1日(ガラケー)、1,850円~/1日(スマホ)
  • 事務手数料:0円
  • 配達料:729円
  • 補償オプション:200円/1日
  • SMS対応:対応
  • 空港窓口カウンター:なし
  • 即日レンタル:不可

その他の主要な海外携帯電話レンタル事業者6社

ガラケーのみレンタルできるのは、以下の6社です。1日のレンタル料が安い順に紹介していきます。

QuickMobile

QuickMobile

QuickMobileは、レンタル開始から30日間のレンタル料が100円/1日と安いです。30日を過ぎるとレンタル料は400円/1日になります。また、2回目以降のレンタルの際は、レンタル開始から30日間のレンタル料が無料になります。

レンタル料は安いですが、契約事務手数料が1,800円とこの記事で紹介した会社の中では最も高い値段です。

  • 対応国:110カ国
  • レンタル料:100円/1日
  • 事務手数料:1,000円
  • 配達料:500円
  • 補償オプション:200円/1日
  • SMS対応:対応
  • 空港窓口カウンター:羽田
  • 即日レンタル:不可

グローバルセルラー

グローバルセルラー

グローバルセルラーは海外用モバイルWiFiルーター「イモトのWi-Fi」を提供している会社です。1日当たり100円で海外携帯をレンタルしてくれます。補償オプションが2つあり、200円の方は端末が紛失したり盗難の被害にあった時に、弁償代を80%補償してくれます。300円の方は弁償代を100%補償してくれます。

1日あたりのレンタル料が安い上に、事務手数料も往復の送料も無料です。

  • 対応国:200カ国
  • レンタル料:100円/1日
  • 事務手数料:0円
  • 配達料:0円
  • 補償オプション:200円,300円/1日
  • SMS対応:非対応
  • 空港窓口カウンター:新千歳,羽田,成田,中部,関西
  • 即日レンタル:可能

G-call

G-call

G-callは、通話料の安さが魅力の事業者です。現地の大手通信事業者の回線を使っているため、通話品質にも期待ができます。ただし、紛失時の補償オプションが用意されていないのが、残念です。

G-callは通話料が他よりも安目の一国特化型のプランも提供しています。対応国は、アメリカ&ハワイ、中国、香港、オーストリア、イギリス、ドイツの6カ国です。これら6カ国に行く方はG-callは有力な選択肢になるでしょう。

空港に窓口がないため、宅配での受け取りになりますが、往復の送料は無料です。

  • 対応国:122カ国
  • レンタル料:250円/1日
  • 事務手数料:1,000円
  • 配達料:0円
  • 事務手数料:1,000円
  • 配達料:0円
  • 補償オプション:なし
  • SMS対応:非対応
  • 空港窓口カウンター:新千歳,羽田,成田,中部,関西
  • 即日レンタル:不可

テレコムスクエア

テレコムスクエア

多くのレンタル事業者は、1分単位で通話料を計算しています。なので、通話料が240円/1分の国で、1分1秒の通話すると、通話料は480円になります。しかし、テレコムスクエアでは、通話料の計算が秒単位なので、通話料が240円/1分の国で、1分1秒の通話をしても、通話料は244円となります。良心的な計算方法ですね。

  • 対応国:190カ国
  • レンタル料:600円/1日
  • 事務手数料:0円
  • 配達料:760円
  • 補償オプション:400円/1日
  • SMS対応:非対応
  • 空港窓口カウンター:新千歳,羽田,成田,中部,関西
  • 即日レンタル:可能

【一国特化型】ひとつの国の専門事業者

ここからはある国のみで携帯をレンタルしている事業者を紹介します。現地のSIMを使っているので、世界対応の他の事業者よりも通話料金が圧倒的に安くなります。

【アメリカ】Global Advanced Communications(GAC)

GAC

Global Advanced Communications(GAC)は、アメリカ本土とハワイだけで使える海外携帯をレンタルしています。アメリカ・ハワイでの国内通話と着信が無料です。1日あたりのレンタル料金は他の事業者より高いですが、通話料が発生しづらいので、たくさん通話をしたい人にはオススメです。スマホのiPhone 5cを5,500円/4日間(1日あたり1,375円)でレンタルできます。iPhone 5cは無制限でデータ通信が使えます。配達料と事務手数料は無料です。

  • 対応国:1カ国(アメリカのみ)
  • レンタル料:1,000円/1日(ガラケー)、1,375円~/1日(スマホ)
  • USA→USAの通話料:0円
  • USA→日本の通話料:7円(固定電話),32円(携帯)/1分
  • USAでの着信料:0円
  • 補償オプション:なし
  • SMS対応:対応
  • 空港窓口カウンター:新千歳,羽田,成田,中部,関西
  • 即日レンタル:不可

【韓国】KT

KT

韓国の通信事業者KTの携帯電話をレンタルできるサービスです。WEBか電話(日本語対応)で申し込み可能です。受取場所は、日本の空港ではなく、韓国の空港で受け取ります。返却場所も韓国の空港なので、忘れずに返却しましょう。

ガラケーに加えて、iPhone5やGALAXY等のスマホもレンタルできます。スマホでもレンタル料は同じです。スマホは1日あたりデータ料:5,500ウォン(約536円)を払えば、その日1日は無制限でデータ通信を使えます。配達料と事務手数料は無料です。

  • 対応国:1カ国(韓国のみ)
  • レンタル料:3,000ウォン(292円)/1日
  • 韓国→韓国の通話料:110ウォン(約11円)/1分
  • 韓国→日本の通話料:842ウォン(約87円)/1分
  • 韓国での着信料:0円
  • 補償オプション:なし
  • SMS対応:対応
  • 空港窓口カウンター:仁川,金浦,金海,釜山港,済州
  • 即日レンタル:不可

【タイ】SAKURA SERVICE

SAKURA SERVICE

SAKURA SERVICEは、タイの本国の携帯会社の回線を利用しているため、タイ国内の通話なら料金が1分間あたり約3円で通話ができます。また、日本へかける場合も1分間あたり約20円で通話可能です。

SAKURA SERVICEの申し込み方法はWEBからのみです。タイや日本の空港での端末の貸し出しは行なっていません。バンコク市内のホテルを指定して端末を受け取ります。返却はホテルのフロントに端末を渡せば返却完了です。あとは、現地のスタッフがホテルまで、端末を引き取りに来てくれるそうです。

なお、レンタル期間が4日以内だったとしても、4日分の料金を払う必要があります。配達料は無料ですが、事務手数料が1,000円かかります。

  • 対応国:1カ国(タイのみ)
  • レンタル料:2,000円/4日(ガラケー)
  • タイ→タイの通話料:約3円/1分
  • タイ→日本の通話料:約20円/1分
  • タイでの着信料:0円
  • 補償オプション:あり
  • SMS対応:対応
  • 空港窓口カウンター:なし
  • 即日レンタル:不可

以上の3カ国以外にも、日本から渡航者の多い主要国であれば(需要も多いので)、一国特化型の専門事業者は存在するでしょう。ただし、探し出すのは簡単ではありません。渡航先で電話が多く、少しでも通話料を安く抑えたい場合は、「中国 携帯 レンタル」等で検索して、専門事業者を頑張って見つけ出してみて下さい。他にも現地でプリペイドSIMを購入するという選択肢もあります。

渡航先の国に強いレンタル会社を選ぼう

予想以上に多くの会社が海外携帯電話のレンタルサービスを行なっていますね。

同じ国でも、レンタル会社が変われば、通話料も変わります。なので、渡航先の国が決まったら、「この国で使う携帯をレンタルするならどこの会社がよいかな?」と探してみましょう。大手キャリアより通話料が安い会社もあります。

「海外でよく電話をするけど、料金を安く済ませたい」「海外に自分の携帯を持っていきたいくない」という人は、携帯レンタルを検討してみてはいかがでしょうか?

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