海外旅行に便利なポケットWiFi・モバイルルーターのレンタル会社8社+α

更新日:2020/01/22
公開日:2017/03/22

海外旅行中にインターネットに接続できなくて困った経験はありませんか?

気になるお店を調べたり、SNSに写真をあげたり、GoogleMapで行先を調べたり、海外でもネットが必要な時は色々ありますよね。しかし、「海外でWi-Fiを使うのは危険」とか、「料金が高額になりそう」というイメージを持っている人も多いはず。

海外では、何も考えずにインターネットを使ってしまうと、高額な請求が来る「パケ死」のリスクがあります。

以前にこんな記事を書きましたが、海外でネットを使うには主に以下の6つの方法があります。

  • 大手携帯キャリアの国際ローミング
  • 海外Wi-Fiルーターをレンタル
  • 海外用のスマホをレンタル
  • 海外プリペイドSIMを購入
  • 現地のプリペイドSIMを購入
  • 現地のWi-Fiスポットを利用

今回はこの中の「海外Wi-Fiルーター編」です。この記事では、海外で安く・安全にインターネットを楽しめる「海外用ポケットWi-Fiルーターレンタル」のメリット・デメリットや、申し込みから利用までの流れを解説し、おすすめの海外Wi-Fiルーターレンタル会社も8つ紹介します。

さらに、レンタルではなく、一度モバイルルーターを購入すれば世界中で使える「買い切り方の海外Wi-Fiルーター」も3つ紹介します。

「海外用ポケットWi-Fiをレンタルできるのは知っているけど実際どーなの?」「オススメの海外用WiFiルーターはどこ?」「買い切り方の海外Wi-Fiルーターってどうなの?どこが良いの?」という方はぜひ参考にしてみてください。

※国内向けのモバイルWi-Fiルーターレンタルについてはこちらをご覧ください。

海外Wi-Fiルーターレンタルとは?


日本国内でも、外でパソコンを利用する人なら「ポケットWi-Fi」や「Wi-Fiルーター」を使っている方も多いと思います。データ量を気にせず、外出先でネットに繋げられるのは便利ですよね。ちなみに「ポケットWi-Fi」と「Wi-Fiルーター」はほぼ同じ意味です。

海外モバイルWi-Fiルーターはその名の通り、海外でも同じようにWi-Fiに接続し、インターネットが使える機器です。実は様々な会社が海外用のWi-Fiルーターのレンタルサービスを提供しています。わざわざルーター本体を購入しなくてもよいので、コストを抑えられますね。

Wi-Fiルーターをレンタルしておけば、海外でも手軽にインターネットを使えるので、海外旅行をより快適に楽しめるようになります。

ただし、国内では月額固定でデータ容量が無制限のポケットWi-Fiも多いですが、海外Wi-Fiレンタルだと、数百MB/日などデータ容量に制限がある場合がほとんどです。

海外Wi-Fiルーターレンタルの3つのメリット

海外Wi-Fiルーターのオススメのポイントを3つ紹介します。

比較的安く、使える国が多い

海外Wifiルーターの一番のメリットは料金の安さです。キャリアが用意している国際ローミングが約3,000円/日かかるのに対し、Wi-Fiルーターでは500~1,000円/日で利用できます。

例えばドコモでは1Dayパケというサービスを980円/24時間で提供していますが、利用できるデータ量はたったの30MB/24時間までです。大手Wi-fiルーターブランドのグローバルWi-Fiでは多くの国で同じ980円でも250MB使えるのでその差は一目瞭然です。

また、会社にもよりますが、最大で世界200カ国以上で使えるので、幅広い国をカバーしているのも魅力のひとつです。

パソコンでも使える

Wi-Fiルーター1台あれば、パソコンもネットに接続できます。スマホをネット接続する方法は、キャリアの国際ローミングや現地のSIMなど色々な方法があります。しかし、パソコンをネットに接続する方法は限られます。

中には、「スマホでテザリングすればいいんじゃないの?」と思う人もいるでしょう。ところが、国際ローミングで使えるデータ量は30MB/24時間とかなり少ないので、パソコンをネットに繋ぐのは心許ないです。その点、Wi-Fiルーターなら使えるデータ容量が多いので、パソコンでもある程度ネットを楽しめます。

複数人で利用できる

友達同士で海外旅行に行く場合にもWi-Fiルーターは便利です。一定の範囲内であれば、みんなで同時にネット接続ができます。同時に接続できる端末の数はルーターごとに違うので事前に確認しておきましょう。

何人で接続しようが、料金は変わらないので、一人当たりの料金が抑えられます。誰かと一緒に海外旅行に行く場合は、「Wi-Fiルーターをレンタルして皆で共有しない?」と提案してみるのもオススメです。

しかし、1日あたりに利用できる通信量には限りがある点だけは気をつけてください。通信量を使い切ってしまうと速度制限を受けてしまいます。

海外ポケットWi-Fiレンタルの4つのデメリット

メリットも多い海外ポケットWi-Fiですが、もちろんデメリットもあります。次にあげるような点が気になるという方は、利用するか慎重に考えた方がいいでしょう。

荷物が増える

当たり前と言えば当たり前ですが、ルーター分の荷物が増えます。そして海外ルーターの場合、変圧用の充電器やモバイルバッテリーもセットになっているので、ちょっとした荷物になります。元から荷物が多い人なら気にならない程度ですが、「旅行は最低限の荷物で行きたい」というミニマリストタイプの人にとっては辛いかもしれません。

稼働時間(バッテリーの持ち)が短い

機種や使い方にもよりますが、ルーターの稼働時間はそこまで長くありません。フル充電状態からでもだいたい5時間程度です。ずっとネット接続をしていると2時間程度でバッテリーが無くなる機種もあります。

いざ使おうと思った時に電池がなければ、文字通りにお荷物になってしまいます。最近はモバイルバッテリーも安くなっているので、必要な人は別途購入してもよいかもしれません。

行き返りの移動中分も料金が発生する

海外Wi-Fiルーターの料金は、ルーターを受け取ってから返却するまでの日数で算出されます。なので、往復の移動分にも料金が発生する可能性があります。

飛行機の移動時間が長かったり、日をまたいで移動した場合は、ルーターを利用していない分にも料金が発生し、少し損した気分になるでしょう。

遠出するけど滞在は短いという場合は、その点も考慮に入れて、国際ローミングや海外用プリペイドSIM等の他の方法と比較してみましょう。

受取・返却手数料が発生する

比較的安価で利用できる海外Wi-Fiルーターですが、500円程度の受取手数料が発生する場合が多いです。また、Wi-Fiルーターを返却する際に返却手数料(送料)が発生する所も多いです。会社によっては受取・返却手数料が無料の所もあります。しっかりと確認してから会社を選択し、申し込みましょう。

海外ポケットWi-Fiブランド主要8社まとめ

それでは海外Wi-Fiルーターブランドの主要8社を紹介していきます。ブランドごとにそれぞれの特徴があるので、自分に合ったものがきっと見つかると思います。

対応国200カ国以上!ビジョン:グローバルWi-Fi

ビジョン:グローバルWi-Fi

業界でも最多クラスの200カ国以上で利用できる海外Wi-Fiルーターです。自分に合ったプランを公式サイトで簡単に探せます。

1日に利用できるデータ量は通常プラン250MB、大容量プラン500MB、超大容量プラン1GBの3種類から選択できます。選べるプランは国によって異なりますが、1回200~300円でデータ容量の追加が可能です。

海外の空港にもカウンターを用意しており、渡航先によっては、現地で受け取れます。さらに、当日申し込みにも対応してくれるカウンターもあるので、急な旅行や出張でも利用しやすいです。

  • 会社:ビジョン
  • 料金:921円~/日(250MB)

返却BOXがあるエクスコムグローバル:イモトのWi-Fi

イモトのWi-Fi

「イッテQ」でおなじみのイモトがイメージキャラクターをしている海外Wi-Fiです。世界の202の国と地域で利用できます。対応している地域なら1日500MBを680円~利用できます。

レンタルセット1組につき、コンセントの変換マルチプラグがついてくるので、どの国にいっても安心な上に、Androidのスマホの充電にも使えます。

空港によっては当日のレンタルを受け付けているので、急に海外に行く用事ができたとしてもルーターを利用できます。また、レンタルDVDのように空港に24時間の返却BOXがあるので、楽々返却ができるのも嬉しいです。

  • 会社:エクスコムグローバル
  • 料金:680円~/日

1日390円から使えるテレコムスクエア:Wi-HO! (ワイホー)

Wi-HO!

Wi-HO!(ワイホー)は約150の国と地域で使えるWi-Fiルーターです。一部の国限定ですが、1日312円のコースもあります。

短期での旅行や出張にはオススメです。また、学生が留学やバックパッカーに行く際に「ネットを使うかわかんないけど念のため」という時にも便利です。

レンタルに際して540円の手数料が発生するので気を付けましょう。運営会社であるテレコムスクエアは海外でもモバイル環境をトータルでサポートしている会社です。そのため、Wi-Fiルーターの他に海外携帯のレンタルも行っています。

  • 会社:テレコムスクエア
  • 料金:312円~/日

最大10台まで接続!エクスモバイル:エクスモバイル

エクスモバイル

世界170か国で利用できる業界でも比較的新しい会社のWi-Fiルーターです。多くの地域にて業界最安値で利用できます。留学などの長期滞在者やバックパッカーに特に人気のブランドです。最大10台まで接続できるルーターなので、大人数で行く人にオススメできます。

返却料金は360円~なので注意が必要です。また他のWi-Fiルーターレンタルにはついている盗難補償がないので、スリが多い治安の悪い国に行く際には、特に気をつけてください。

2018年6月5日追記:補償サービスが追加されていました。

  • 会社:エクスモバイル
  • 料金:650円~/日

長期滞在でも安心のグローバルモバイル:ワールドDATA

グローバルモバイル:ワールドDATA

ソフトバンクのWi-Fiルーターがレンタルできる会社です。102か国で利用できます。他のブランドに比べて利用できる国が少ないですが、同社では地域に特化したルーターも提供しています。10台まで同時接続が可能なので、多めの人数で旅行に行っても皆で利用できます。

ソフトバンクのWi-Fiルーターをレンタルできる会社です。1日プランの他に、1カ月のプランがあり、長期になるほと割安になるため、長期で海外に滞在したいという人にはオススメです。

目安としては、18日以上滞在する予定の方は、1カ月のプランを申し込んだ方がいいでしょう。200円/日の補償サービスはあります。が、保証金額が50%なので、加入した状態で紛失しても20,000円かかるのは注意が必要です。

2018年6月5日追記:補償サービスの保証金額が100%になっていました。

  • 会社:グローバルモバイル
  • 料金:690円~/日

90日以上利用可能!ジャパンエモーション:ジャパエモ

ジャパエモ

総合的に携帯電話事業を展開している会社の海外Wi-Fiルーター事業です。1日ごとではなく、レンタル日数とデータ通信量が固定されています。例えば1GB/10日のプランだと、1日でも10日でも利用料金は同じです。 90日以上のプランも設定されています。

データは追加購入も可能なので、長期で渡航する場合に利用した方がいいでしょう。受渡手数料も返却手数料もかからないので、多少日数が余っていてもトータルで見ると安くなることがあるので確認しましょう。

  • 会社: 株式会社ジャパン・エモーション
  • 料金:1,575円~/日

マイルが貯まるJALエービーシー:海外用レンタルWi-Fi

JALエービーシー

JALグループが提供しているWi-Fiルーターレンタルです。マイルが貯まるのはJALならではでしょう。通信量無制限なので、仕事で海外でもネットをバンバン使う人にとっては嬉しいです。料金は他社に比べて、1,150円/1日と割高ですが、受渡手数料などはかかりません。

料金の高いプランでは、1,990円/1日と大手キャリアの国際ローミング並みの料金なので、料金が安いところを選びたい人は選択肢から外れると思います。

  • 会社: 株式会社JALエービーシー
  • 料金:1,150円~/日

容量が無制限のGlobal Advanced Communications LLC:GAC

Global Advanced Communications

アメリカと韓国に特化したWi-Fiルーターレンタルです。利用できる国は大きく絞られますが、容量制限がないので海外でも思い切りネットを利用したい人にとってはオススメできます。最初の4日までが950円/日で、それから650円/日もしくは800円/日のプランから選べます。

1日当たりの料金は少し割高ですが、受渡手数料や返却手数料が無料なので、トータルで見れば料金を抑えられるかもしれません。

  • 会社:Global Advanced Communications LLC
  • 料金:950円/日

ご利用の流れ~申し込みから受け取り・使用・返却まで~

実際にWi-Fiルーターレンタルを利用する時のおおまかな流れを紹介していきます。会社によって細かい手続きは違うので、利用前には必ず公式ページで確認してください。

申し込み

ほぼすべてルーターレンタルの会社がWebでの申し込みになります。渡航先、旅行の日程、オプション、受渡方法を決めて申し込んでください。

ルーターの受け取り

ルーターの受け取り方法は、「宅配受取」「空港受取」「レンタル会社まで取りにいく」の3つになります。

宅配の送料が無料の会社もあるので、家で受け取りたい方はチェックしましょう。空港で受け取る場合、パスポート等の確認が必要になるので、少し時間に余裕を持って空港に着くようにしましょう。

現地で使う

渡航先に着いたら、あとは現地で使うだけです。Wi-Fiルーターでスマをを利用する方法は簡単で、ルーターのスイッチを入れ、スマホの「Wi-Fi」をオンにしてパスワードを入力するだけです。

ルーターの電源を常にオンにしていたり、複数のデバイスで接続していると、バッテリーの消耗が激しいので、使わない時はルーターの電源をオフにしておくのがオススメです。

帰国したらルーターを返却

日本に帰国したらルーターを返却する必要があります。大手の会社であれば空港に返却BOXやカウンターがあるので、簡単に返却できます。

返却BOXやカウンターがない場合は返送しなければいけませんが、2日以内に会社に届かないと延滞料金が発生する場合もあるので、できるだけ帰国当日に返送した方が賢明です。会社によっては返送料金が自己負担という場合もあります。

クラウドSIM搭載!海外で使える購入型モバイルWi-Fiルーターとは?

これまではポケットWi-Fiのレンタルについてお伝えしてきましたが、ここからは購入型のモバイルルーターについて解説していきます。

海外で使える購入型のモバイルWi-Fiルーターには、「クラウドSIM」というシステムが搭載されているので、世界90カ国以上の国でデータ通信ができます。「クラウドSIM」という名前ですが、物理的なSIMが入っているわけじゃなく、クラウド上のSIMを使ってデータ通信を行います。

「”買い切り型”のモバイルルーター」や「セカイルーター」とも呼ばれます。

SIMフリー端末と違いSIMカードの挿し替え不要で90カ国以上の国でネットが使える

スマホやモバイルWi-Fiルーターには、通話やデータ通信をするために「SIMカード」という小さなカードが入っています。「SIMフリー端末」と呼ばれる端末は、SIMロックがかかっていないので、海外のSIMカードも使えます。ただし、使うためには、現地で使えるSIMカードへの挿し替えが必要です。また、複数の国を回る場合、複数のSIMカードを用意しなければならない時があります。

それに対して、購入型のモバイルWi-Fiルーターは、「クラウドSIM」の対応している国ならSIMカードの差し替えが不要です。現地に着くと「クラウドSIM」が、ネット上から現地のSIMのデータを読み込み、現地のSIMに変身します。つまり、複数のSIMを用意しなくても、1台で複数の国で通信が可能なのです。

必要な分だけデータ量を購入して使える

ほとんどの購入型のモバイルWi-Fiルーターは、必要な時に必要な分だけデータ量を購入して使えます。なので、「大容量のプランを契約したら、データ量が余ってもったいなかった」「小さいデータ容量だったので、データ量を使い切ってしまい不便な思いをした」という事態を防げます。なお、データ量を購入した場合、料金は端末を提供している会社に対して支払います。

大手キャリアのデータローミングより料金が安くなりやすい

大手キャリアの場合、海外の通信設備を利用して、ネットに繋ぐ「データローミング」という機能が使えます。しかし、1日あたりの料金が980円や2,980円となっています。それに対して、海外で使えるモバイルWi-Fiルーターは、渡航先にもよりますが、1日あたりの料金が800円以下で使えることが多いので、データローミングより料金が安くなりやすいです。

買い切り型の海外モバイルWi-Fiルーターの主要3ブランド

ここからは購入型の海外用Wi-Fiルーターの具体的な端末・ブランドを紹介していきます。現在、日本で手軽に入手できるのは以下の3端末です。

  • GWiFiルーター G3000
  • World Touch
  • GlocalMe

「GWiFiルーター G3000」「World Touch」「GlocalMe」の比較表

日本で買える買い切り型のモバイルWi-Fiルーターの主要3ブランドを比較して表にしました。比較した項目は、「本体価格」「日本での通信料」「海外での通信料」「対応カ国数」です。通信料は、国によって異なるので、それぞれの一番安いプランを選んでいます。GlocalMeは、端末が複数あるので、あとの章で詳しく説明します。

本体価格 海外での通信料/日 対応カ国数
GWiFiルーター G3000 19,800円 537円
/300MB
約100カ国
World Touch 24,000円 800円
/300MB
約90カ国
GlocalMe 16,990円

29,900円
150円
/500MB
約100カ国

ちなみに、World TouchとGlocalMeは、クラウドSIM以外の他社のSIMカードを本体に挿して使えるSIMフリー端末です。なので「この国ではクラウドSIMを使う。別の国では、現地のSIMを使う」という使い分けもできます。

この記事で紹介する端末は全て、4G・LTE通信に対応しているので、4G・LTEのエリアであれば、高速データ通信が使えます。

①GWiFiルーター G3000

GWiFiルーター G3000

GWiFiルーター G3000は、BroadLine株式会社という日本企業が提供している海外用モバイルWi-Fiルーターです。楽天やヨドバシカメラやアマゾンなど、複数のサイトで購入できます。会員登録をすれば、パソコンやスマホからデータの購入ができます。会員になっても月額料金はかからず、解約金も設定されていないので、データ量の料金以外に費用はかかりません。

日本での料金は、以下の通りです。

データ量/月 月額料
3GB 1,370円
5GB 2,111円
10GB 3,222円
100GB 3,685円

100GBが月額で3,685円なので、1GBあたり37円でデータ通信ができます。格安ですね。

海外では、以下の料金になります。

アジア,オーストラリア,欧州
(対象国A)
北米
(対象国B)
中東,アフリカ
(対象国C)
500MB/日 630円 907円 1,185円

国によって、料金が2倍以上変わるようです。

  • メーカー:BroadLine株式会社(日本企業)
  • 本体価格:19,800円
  • 稼働時間:約8時間
  • 重 量 :約150g

  • 他社のSIMの利用:不可能
  • 対応カ国:100カ国

②世界WiFi(World Touch)

World Touch

世界WiFi(World Touch)は、2017年5月から始まった新進気鋭の新サービスで、国内・海外共に使えるモバイルWi-Fiルーターです。「世界WiFi」がサービスブランド名で、「World Touch」がルーターの端末名です。

これ1台持っておけば、国内ではau・ドコモ・ソフトバンクの3大キャリアの通信網の中から最適なものを選んでくれる他、800円/日で海外でも利用できます。申し込みもメール1本で済み、受け取りや返却の手間もかかりません。普段海外旅行に行かないという人も、普段は国内で使っておいて、いざという時には海外でも利用できるという優れものです。

World Touchは、月額制の料金プランを採用しています。端末を購入した後に、提供会社の株式会社クラウドiと1年契約を結ばないとネットが使えません。1年後の月以外で解約をすると、5,000円の違約金が発生します。なお、契約は1年間の自動更新です。

料金プランは、次の2つです。海外のデータ料はどこの国でも一律です。

国内無制限プラン 海外専用プラン
月額 3,800円 400円
日本でのデータ量 1日3GB(月90GB)
海外での利用料/日 800円 800円
海外でのデータ量/日 300MB 300MB

「国内無制限プラン」は、月額3,800円で1日3GB、1カ月間で90GBが使え、海外に行った際は1日あたり800円で300MB/日を利用できるプランです。

「海外専用プラン」は、月額400円の固定費を払うことで、海外に行った際は1日あたり800円で300MB/日を利用できるプランです。ただし、日本ではデータ通信はできません。

  • メーカー:株式会社クラウドi(日本企業)
  • 本体価格:24,000円
  • 稼働時間:約14時間
  • 重 量 :146g

  • 他社のSIMの利用:可能
  • 対応カ国:90カ国以上

③GlocalMe

GlocalMe

GlocalMe(グローカルミー)は購入型のモバイルWi-Fiルーターの代表的なブランドです。ただし、サービスを提供しているのが中国のuCloudlinkという企業なので、自分で端末を購入した場合、データ量のチャージは、公式サイトから中国語か英語で行う必要があります▼

「日本語で使いたい」という方は、不便だと感じるかもしれませんね。また、データ量の値段の表示が円ではなくユーロなので、計算が大変です。

GlocalMeの利用形態と特徴

GlocalMeの端末は、「自分で端末だけ購入する場合」と「販売代理店で契約」をする場合があります。それぞれの違いは以下の通りです。

端末だけ購入 販売代理店で契約
月額料金 かからない かかる
データ料金 安い 高い
日本語サポート 非対応 対応

端末だけ購入した場合は、データ量を安く買えます。しかし、日本語のサポートがないので、自分で英語や中国語のサイトを見ながら、データ量を購入する必要があります。

販売代理店で契約した場合、日本人のスタッフが端末の設定や操作方法を教えてくれます。また、データ量は日本のサイトからチャージできるので、言葉の壁を気にしなくても済みます。しかし、代理店と年間契約を結ぶので、月額料金がかかり、契約期間中に解約をすると解約金が発生する点です。なので、通信料が高くなりやすいです。GlocalMeの販売代理店としては、グローカルネットという会社が有名です。なお、GlocalMeのレンタルも行なっている会社もあります。

GlocalMeの3つの端末「G2」「U2」「G2」

GlocalMeは、「G2」「U2」「G2」という3つの端末が発売しています。いずれも、Amazonで購入できます。

海外の端末ですが、どの端末も日本の技適マークが付いているので、日本国内で利用しても問題ありません。ただし、日本国内で使う場合、通信料が1GBあたり915円と少し高いので、海外用と考えた方が良いです。それぞれのAmazonでの本体価格とスペックは以下の通りです。2018年6月5日時点のデータです。

GlocalMe G2 U2 G3
本体価格 売り切れ 17,990円 20,990円
稼働時間 約15時間 約13時間 約15時間
重量 222g 150g 225g
モバイルバッテリー機能 ×
画面 3.5インチ 4インチ
他社のSIMの利用
対応カ国数 100カ国 100カ国 100カ国
GlocalMe G2

GlocalMe G2は、購入型モバイルWi-Fiルーターの代表選手的な端末です。6000mAHの大容量バッテリーを備えており、約15時間の利用ができます。さらに、モバイルバッテリーとしても使えます。

GlocalMe U2


GlocalMe U2は、GlocalMe G2の後継機です。本体にスクリーンがなく、薄くてスタイリッシュな外見をしています。データの購入などの操作は、スマホのアプリから行います。なお、バッテリー容量は、3500mAHとGlocalMe G2より小さくなりましたが、約13時間は連続稼働できます。ただし、モバイルバッテリーとしての機能は無くなりました。

GlocalMe G3


GlocalMe G3は、GlocalMeの中で最も新しい機種です。バッテリー容量は5350mAHで、約15時間利用できます。また、GlocalMe U2には搭載されていなかったモバイルバッテリー機能やスクリーンも復活しました。スクリーンがGlocalMe G2の3.5インチから4インチになりました。GlocalMe G2やGlocalMe U2よりも対応しているバンド数が増えたので、より多くの国で、4G・LTEに繋がりやすくなりました。

まとめ:海外Wi-Fiルーターレンタルは海外初心者向けのネット接続手段

海外でインターネットを使う方法はいくつかあります。しかし、国際ローミングや現地SIMを使うためには、複雑な設定が必要な場合も多いです。

その点、Wi-Fiルーターは簡単な設定でネットを利用できます。さらに、他の手段に比べて1日あたりの料金が安い。ただし、ルーターの受け渡しや荷物が増えたり、バッテリーを気にしていないといけません。

物理面でデメリットはありますが、料金・サービス面は優れているので、ネットを安くたっぷり使いたい人は海外Wi-Fiルーターレンタルを検討してみると良いと思います。

また、海外に頻繁に行く人や、一回に複数の国を周ることが多いという方は、買い切り方のモバイルWi-Fiルーターを検討しましょう。初期費用として端末購入費はかかりますが、毎回レンタルする必要がなく、複数の国をまたいでも使えるのでとっても便利です。

こちらの記事では海外Wi-Fiルーター以外の海外でスマホ・ネットを使う方法を紹介していますので、参考にして下さい。

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