流通王AEONがMVNOに参入した理由と格安SIM「イオンモバイル」の特徴

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イオンと言えばショッピングモールですよね?イオンは今までMVNO各社(IIJmio・b-mobile・BIGLOBEなど)の格安SIM・格安スマホを販売してきました。

そんなイオンが2016年2月26日より格安SIM業者(MVNO)として「イオンモバイル」の提供を開始しました。販売会社はイオン株式会社の100%子会社の「イオンリテール株式会社」です。※記事中ではイオンと表現しています。

多くの格安SIMでは、ネット販売のみで実際の店舗を持っていないところ多いです。それに対して、イオンモバイルでは、全国に200店舗以上あるイオンの各店舗で格安SIM・スマホを購入できます。さらに、実店舗でサポートを受けられます。

この記事では、イオンモバイルの特徴や注意点についてお伝えします。イオンモバイルについて知りたい方はぜひ参考にしてください。

目次

イオンはなぜMVNOになったのか?

イオンモバイルは、2016年2月26日にMVNOとなりました。その理由は以下の3つだと言われています。

格安SIMの認識や認知が急速に高まった

「格安SIMって聞いたことがない」という状態から、格安SIM単体での契約が増えてきたことで、ユーザーの認識や認知が急速に高まってきました。

SIM単体で利用したい人のニーズに合わせるために、他社の格安SIMを扱うよりも自らが格安SIM事業者になった方が良いと考えたようです。

ユーザーの年齢層が拡大した

イオンモバイルは当初、主に40~50代の初心者向けにスマホとSIMのセットを販売してきました。しかし、20~30代のユーザーも増えてきました。さらに、契約者の中には子供に持たせるために契約する人も出てきました。

そのため、「今後幅広いユーザー層に向けたサービスを展開していく必要がある」と判断したというのも理由の一つです。

販売代理店としてのユーザーサポートが限界に近づいた

格安SIMの販売代理店の時は、販売を行なっているだけでした。なので、イオンでは以下のようなサポートの限界に直面して、ユーザーの要望に応えられないという状態になっていました。

  • 他社の販売代理店なので、専門的な問い合わせに対する回答に時間がかかる
  • 初期設定や料金プランの変更ができない
  • 故障した際も端末とSIMのどちらに不備があるのか問い合わせ先がわかりにくい

イオンは初心者向けサービスを重視しているので、手厚いサポートをできる体制を考えました。

そこで、イオン自らがMVNOになる決断をしました。初心者の方向けサービスを重視しているイオンがMVNOになったことで以下の変化が起きました。

  • 自社のサービスなので店頭での回答が早くできる
  • 初期設定や料金プランの変更も対応可能
  • 問い合わせ先がわかりやすくなりお客様も迷わなくなりました。

個人的には、小売業の大手としてお客様の満足を考えてきたイオンならではの心遣いを感じます。

参考:通信業界の裏側が分かる2017

イオンモバイル9つの特徴

数多い格安SIMの中でも、イオンモバイルが持つ9つの特徴を見ていきましょう。この特徴を見たらあなたも「イオンモバイルって良い格安SIM」と思うとかもしれませんよ。

  • 格安SIMの中でも最安水準の料金プランが29種類!!
  • 違約金なし・最低利用期間なし
  • 全国200店舗以上での販売と安心のアフターサポート
  • 店頭ですぐに乗り換え(MNP)可能
  • 端末と同時購入なら初期設定が不要ですぐ使える
  • 低速モードへの切り替えができる
  • 高速通信時は3日間の速度制限がない
  • 余ったパケットは翌月繰り越せる
  • 「バースト機能」などIIJの通信技術が使われている

格安SIMの中でも最安水準の料金プランが29種類!!

イオンモバイルには29種類の料金プランがあります。しかしもどのプランも業界最安水準です。

高速データ通信量は最小「0.5GB」から最大「50GB」のプランまで、豊富に用意してあります。

プラン数が多いので、自分のスマホ生活にマッチした料金プランを柔軟に選べると思います。

またプランについては後の章で詳しく解説してきます。

違約金なし・最低利用間なし

大手キャリアの他社の最低利用期間は、2年間以内に解約すると違約金が発生する「2年縛り」です。また、ほとんどの格安SIMには、最低利用期間が設定されており、利用期間中に解約すると違約金が発生します。

それに対して、イオンモバイルは、解約時に違約金がかかりません。つまり、契約期間の縛りがないということです。

ただし、音声通話SIMではMNP転出する場合には、SIMカード1枚につき以下の料金がかかるので注意が必要です。

  • 契約後180日以内に転出した場合 ⇒8,000円
  • 契約後181日以内に転出した場合 ⇒3,000円

MNPをした場合に費用がかかるとはいえ、いつ解約しても違約金が発生しないというのは便利ですね。

これは、『解約というのは不満があるということ。つまり返品に近い形なので、不満があるお客様から違約金を取るのはおかしい』というイオンの考え方からだそうです。最低利用期間内に解約すれば、違約金が当たり前のモバイル業界においては珍しい特徴です。

「格安SIMを試してみたい」という人にとっては、違約金が発生しないので気軽に始めやすいと思います。

全国200店舗以上での販売と安心のアフターサポート

イオンは全国の200店舗以上で、SIMの販売とサポートのアフターサポートを行っています。

アフターサポートの内容は以下の通りです。

  • 料金プランの相談
  • 購入後の料金プランの変更
  • 修理の相談
  • 使い方の相談
  • 各種情報登録の変更・解約

あなたは「スマホの料金って分かりにくい」と感じた経験はありませんか?または、スマホを壊してしまって焦った経験はありませんか?

スマホに関して困っている時に、実際の店舗でスタッフが相談に乗ってくれるのは心強いです。

しかし、多くの格安SIMは、コストの関係から実際の店舗でのサポートを提供していないです。それに対して、イオンでは実際の店舗でのサポートが受けられるので、「電話やメールで質問だとよく分からない」という方には嬉しいサービスですね。

一部店舗では店頭で即日乗り換え(MNP)可能

イオンモバイルは、ネットだけでなく店頭でも契約することができます。

一部店舗では、即日のMNP(番号そのまま乗り換え)にも対応しているので、その日のうちに手続きも完了できます。

「格安SIMに乗り換えたいけど、電話が使えない期間があると困る」という人も安心です。

端末と同時購入なら初期設定が不要ですぐ使える

ほとんどのMVNOでは、購入後に自分で初期設定をする必要があります。

一方、イオンモバイルの場合、イオンのスマホとSIMカードの同時申し込みなら、初期設定が終わった状態でスマホが手元に届きます。

初期設定なしですぐで使えるので、余計な手間や不安もなく安心ですね。

低速モードへの切り替えができる

「高速通信のデータ量がなくなって、通信速度が遅くなってしまった」という経験はありませんか?

通信速度が遅くなるとサイトの読み込みに時間がかかって不便です。とはいえ、追加でデータ量を買うのもなんだか勿体無い。

イオンモバイルでは、高速通信のデータ量を消費しない低速モード(200kbps)への切り替えができます。高速通信のデータ量を節約できるので、通信速度制限を回避しやすいです。

低速モード(200kbps)でも快適に利用できること

  • メール、SNS、LINE
  • 画像が少ないWEBページの閲覧
  • Twitter Facebook
  • Googleマップ
  • 音楽の再生(低音質)

低速モード(200kbps)では快適に利用しづらいこと

  • Youtubeなどの動画視聴
  • 音楽のストリーミング再生中の曲スキップ

200kbpsでもだいたいのことが使えるので、安い料金でたくさん通信したいなら低速モードへ切り替えるのがいいですね。

ただし、イオンモバイルの低速モードは3日間で366MB以上通信してしまうと、さらに速度が低速になってしまい、ほぼ通信ができない状態になってしまいます。

「200kbpsで366MBも使うことがあるの?」と思うかもしれません。ですが、ラジオやミュージックアプリなどをずっと付けっ放しにしていると、366MBを超える可能性があります。

なので、 YoutubeやGoogle Play Musicなどの音楽アプリの利用する際は、「低速モードだから大丈夫」と安心し過ぎないようにしましょう。

高速通信時は3日間の速度制限がない

低速モード時とは違い、高速通信時ではどれたけ使っても速度制限がかかることがありません。

ほとんどの格安SIMでは、高速通信時に3日間で一定量以上の通信をすると、最大通信速度が200kbpsに制限されがちです。しかし、イオンモバイルでは、高速通信時は3日間の速度制限がありません。

余ったパケットは翌月繰り越せる

イオンモバイルは、高速通信のデータ容量が余った場合、翌月に繰り越せます。なので、高速通信のデータ量を無駄なく使えます。

ただし、どんなに高速通信のデータ量が余っていても翌々月には繰り越しできないため注意が必要です。

高速通信のデータ量はイオンモバイルのマイページから具体的な残量を確認できます。

「バースト機能」などIIJの通信技術が使われている

「格安SIMって通信速度が心配」という人もいるでしょう。しかし、イオンモバイルでは、格安SIMの中でも高い技術力を誇っているIIJから技術支援を受けています。そのため、通信速度に関しては、評価は高いです。

また低速通信時でも一瞬だけ高速通信を行う「バースト機能」を搭載しています。なので、低速モードでもテキストサイトの読み込みなどが早いので、意外と役に立ちます。

イオンモバイルのSIMタイプ3種類

イオンモバイルのSIMのタイプを大きく分けると「データプラン」「音声プラン」「シェア音声プラン」の3種類あります。

契約の際は、いずれのプランも月額料金とは別途で初期設定(パッケージ価格)が3,240円の初期費用がかかります。

それぞれについて簡単に解説します。

データプラン

「データプラン」は、音声通話機能がなくインターネットのみ使えるプランです。主にタブレットやネット閲覧用のスマホに使います。

データSIMにはタイプ1とタイプ2があり、申し込み時にどちらかを選ぶ必要があります。主な違いは以下の通りです。

タイプ2 タイプ1
初月のデータ通信容量 日割り【なし】 日割り【あり】
低速時(200kbps)の通信制限 なし 366MB/3日間
高速容量の追加購入 1GB 480円
月6回まで
1GB 480円
回数上限なし

詳しくはこちらをご覧下さい。
データSIMタイプ タイプ1とタイプ2の違い

なお、電話番号を使用してメッセージを送るSMS機能を+140円/月で付けられます。SMSが付いたデータSIMは「SMS付きデータSIM」と呼ばれます。

音声プラン

「音声プラン」は、音声通話・データ通信の両方が利用できます。

また、2016年7月26日よりインターネット回線を利用したIP電話の24時間かけ放題プラン(月1,500円)が開始されました。

シェア音声プラン

「シェア音声プラン」は、複数のSIMで高速通信のデータ量をシェアできるプランです。

イオンモバイルは4GB~50GBまで幅広いプランの中から選べるため、家族みんなで格安SIMに乗り換える場合には最適です。

また、一人の場合でも複数の端末でインターネットを使いたい方にはオススメです。

こちらは少々複雑なので、次の章で詳しく説明します。

魅力が満載!「シェア音声プラン」について

シェア音声プランの料金と魅力

「シェア音声プラン」の料金は以下の通りです。

音声通話SIM 1枚+データ通信SIM 2枚の場合の料金表

容量 料金
4GB 1,780円
6GB 2,280円
8GB 2,980円
12GB 3,580円
20GB 6,280円
30GB 8,280円
40GB 11,100円
50GB 15,100円

「シェア音声プラン」は、一番安くて4GBが1,780円から使えます。家族3人で契約したら、3人で月額料金が1,780円という格安料金でスマホを使えます。

プランとしては50GBまで設定されていますが、12GBまでがお得です。なので20GB以上の容量を考えている場合は別々に契約することをお勧めします。

初期費用

初期費用として、1枚のSIM当たり3,000円かかります。

なので、SIM1枚の場合:3,000円、SIM2枚の場合:6,000円、SIM3枚の場合:9,000円が初期費用としてかかります。

最大3枚のSIMカードが持てる

「シェア音声プラン」では、ひとつの契約で最大3枚のSIMカードが持てます。そのうちひとつは「音声通話SIM」にする必要があります。

残りの2つのSIMは「データSIM」「SMS付きデータSIM」「音声通話SIM」から自由に追加できます。SIMの追加料金は以下の通りです。

  • 「データSIM」の追加:月額+0円
  • 「SMS付きデータSIM」の追加:月額+140円
  • 「音声通話SIM」の追加:月額+700円

以上を組み合わせると、SIMの組み合わせと料金は以下の10パターンになります。

音声通話SIM データSIM SMS付きデータSIM 料金(月額)
1枚 0枚 0枚 基準
1枚 1枚 0枚 +0円
1枚 2枚 0枚 +0円
1枚 0枚 1枚 +140円
1枚 1枚 1枚 +140円
1枚 0枚 2枚 +280円
2枚 0枚 0枚 +700円
2枚 1枚 0枚 +700円
2枚 0枚 1枚 +840円
3枚 0枚 0枚 +1,400円

音声シェアプランの3つの注意点

ただしいくつか注意点がありますので、事前に知っておいてください。

SIMカードの名義を統一する必要がある

家族でSIMをシェアする場合、それぞれのSIMの名義を統一しなければ使用できません。イオンモバイルにMNP転入した時でも名義変更をしないとシェア音声プランが利用できないので気をつけましょう。

申し込みは店頭のみ

シェア音声プランに契約する場合、他のプランとは違ってWEB・電話での申し込みができません。新規契約・プラン変更であっても契約は店頭のみの対応になります。

4枚以上SIMが必要な場合は工夫が必要

シェア音声プランの1契約で発行できるSIMは3枚までなので、仮に家族4人でシェア音声プランを利用する場合は、工夫が必要です。やり方としては、以下の2つです。

  • 音声SIM2枚のシェアプランを2契約する
  • 音声SIM3枚のシェアプランを1契約+音声プランで1枚契約する

イオンモバイルの技術支援をしているIIJでは、1契約で音声SIMは5枚まで発行できるので、この点はIIJに劣っていますね。

手厚い保証オプション

イオンモバイルにはとっても手厚い保証オプションが用意されています。

無理に入る必要はありませんが、「スマホが故障しないか心配」という人は利用を検討しても良いと思います。

スマホで困りたくない人にぴったりの「イオンスマホ安心パック」(月額600円)

以下の3つのオプションがセットになったのが、「安心プラン」です。

  • イオンスマホ安心保証(月額350円)
  • イオンスマホ電話サポート(月額300円)
  • イオンスマホセキュリティー(月額150円)

この3つのサポートが付いて通常月額850円のところ月額600円で利用できます。

さらに、このイオンモバイル安心パックは、31日間は無料。

別途でサービスを契約した場合は、その日から料金が発生するためイオンスマホ安心パックの方が断然お得です。

「イオンスマホ安心パック」は、イオンモバイル端末と格安SIMのセット購入のみ付けられるパックです。

参考:https://shop.aeondigitalworld.com/shop/contents5/A116/mvno_support.aspx

イオンモバイル安心保証(月額350円)

月額350円の「イオンスマホ安心保証」は、落下・水漏れなどによる端末の破損を補償してくれるサービスです。破損や水漏れによる故障の場合は、新品の端末と交換してもらえます。

ただし、「イオンスマホ安心保証」の注意点としては、イオン指定の端末のみが対象になります。

対象の端末は、イオンモバイル端末と格安SIMのセット購入のみ加入可能。さらに、契約できるのは購入する時のみです。後日の加入はできないため注意が必要です。

イオンスマホ電話サポート(月額300円)

イオンスマホ電話サポートは、使い方がわからない等の不明点を電話で教えてくれるサービス。

このサポートには遠隔サポートが付いていて、専門のオペレーターが端末の画面を遠隔操作で使い方を説明してくれます。オペレーターが遠隔操作してやってくれるので、ストレスが溜まらずスムーズに解決できるでしょう。

注意点としては、端末が遠隔操作をしてくれるため、別の電話からかけた方が説明を受けやすいです。

専用電話番号は、フリーダイヤルなので通話料は発生せずサポートしてもらえます。

なお、「イオンスマホ安心保証」と同様に、持ち込み端末では利用できません。

申し込みも、イオンモバイル端末と格安SIMのセットを購入し時のみ付けることができます。

保証が手厚い分持ち込みの端末には厳しいようですね。

イオンスマホセキュリティ (月額150円)

イオンモバイルセキュリティは、盗難対策・プライバシー管理をしてくれます。

セキュリティの機能としては、以下のものがあります。

  • 画面ロック・アプリのロック
  • パケット通信量の確認
  • 不要なデータ消去
  • 端末紛失
  • 盗難時の遠隔ロック
  • 位置確認
  • SIM交換時に通知
  • 着信拒否
  • 危ないWebのアクセス制限

「イオンモバイルセキュリティ」も遠隔操作ができるため、盗難被害や紛失した場合にはプライバシーの消去・ロックができるので流失の危険を防げます。

注意点としては、この契約ができるのは、イオンモバイル端末と格安SIMをセットで購入した場合のみです。

イオンモバイルのかけ放題「050かけ放題」

イオンモバイルにも、2016年7月26日から050のかけ放題サービスがスタートしました。この「050かけ放題」について詳しく解説します。

イオンモバイルの「050かけ放題」は、月額1,500円で24時間・回数無制限で電話ができます。初回のみ手数料として1,000円かかります。

名前の通り番号が050から始まるIP電話サービスです。

「050かけ放題」の特徴としては、回数や時間に制限が設けられていないかけ放題サービスが魅力です。他にも以下のような特徴があります。

海外でもWi-Fiがあれば電話できる

海外にいてもWi-Fiを使えば発信や着信が利用可能。

他社のかけ放題には、海外の電話はかけ放題対象外でしたが、イオンモバイルの場合は海外から国内への発信はかけ放題に適応されます。

データ通信SIMでも利用可能

IP電話(050)は、通話専用の回線ではなくインターネット回線を使って通話します。そのため「050かけ放題」は、データ通信専用 SIMでも利用できます。

イオンモバイルの最低データ通信SIMの1GB 480円に「050かけ放題」を組み合わせと月額1,980円の格安でも利用できます。ライバルのサービスであるNifmoの24時間かけ放題がが月額2,980円なので、1,000円安い値段設定です。

仕事とプライベートで番号を使い分けができる

音声通話SIMの番号とは別に、「050かけ放題」の電話番号がつくため、それぞれの番号で使い分けることができます。自営の方や会社携帯がない方には、仕事とプライベートを1台で分けられるので便利でしょう。

1つの番号を複数台のスマホで使える

050かけ放題は、1台の端末だけではなく、かけ放題のアプリをインストールすれば複数の端末で利用できます。

家族の中で1人でも050かけ放題を申し込んでいれば、その1つのIDで家族みんな050かけ放題を使うことができます。
驚いたのが、イオンモバイル以外のSIMを使っている人でも、050pulsのアプリをインストールしていれば、イオンモバイルの050かけ放題を利用できる点です。

ただし、イオンモバイルの050かけ放題を利用できるのは以下の端末です。

050かけ放題 動作確認済み端末

また、同時には通話することはできません。

注意が必要なのはイオンモバイルから発行された050かけ宛に着信がある場合です。その場合は、最後に050かけ放題を使った人の元に着信がきます。なので、家族で050かけ放題を使う場合は、通話相手に「050の番号には、かけ直さないでね」と伝えるなど工夫が必要です。

「050かけ放題」の注意点

かけ放題といってもいくつか注意点があるので見ていきましょう。

発信・着信にはデータ通信量が発生する

「050かけ放題」は、インターネット回線で利用したものです。そのため、通話中は以下の通信量が発生します。

  • 通話中:1分の通話で約250KB
  • 待ち受け中:24時間起動した場合で約150KB

「050かけ放題」は通信速度20kbpsで利用できるので、低速モードに切り替えて使うのをオススメします。

緊急連絡ができない

イオンモバイルの「050かけ放題」オプションは、119番・110番など3桁の緊急番号等には電話をかけられません。

参考:発信できない番号はありますか?-イオンモバイル-

しかし、「音声通話SIM」+「050かけ放題」にすれば緊急時の電話にも対応できます。

連続5時間通話で強制終了

5時間(300分)連続で通話してしまうと自動的に切られてしまいます。
これは切り忘れの予防として行っており、長電話をする際は5時間以内に1度かけ直せばその心配はなく無制限に使用できます。

イオンモバイルを解約すると「050かけ放題」も使えない

通常の音声通話SIMは、イオンモバイルから他社にMNP転出することで番号そのままで使えることができます。
しかし「050かけ放題」の場合は、イオンモバイルを解約してしまうと「050かけ放題」も解約されてしまうため他社で使用することはできません。

イオンモバイルの惜しいと思う点3つ

格安SIM業界は非常に競争が激しくなっています。便利なサービスを提供している会社が多く存在します。イオンモバイルと他社のサービスを比較して惜しいと思う3点を見てみましょう。

お支払いはクレジットのみ

他の格安SIMでは、料金の支払いを口座振替かクレジットカードかを選べる会社があります。一方イオンモバイルでの支払いはクレジットカードのみです。さらに、アメックスは対応不可になっているので注意が必要です。

イオンモバイルの取り扱い店舗が一部店舗

イオンモバイルは2017年1月時点で、全国のイオン200店舗以上で取り扱いがされています。しかし、イオンの店舗は400店舗以上あるため、イオンモバイルの取り扱いが行われているのでは一部店舗となっています。
「家の近くにイオンがあるけど、イオンモバイルは取り扱っていない」という人もいるでしょうから、今後は取り扱い店舗の拡大に期待です。

また店舗によっては、お申し込みから商品が手元に来るまでに数日かかる店舗があるので、即日お渡しの店舗が増えて欲しいです。
商品のお渡しが即日か後日かは以下のページで確認できます。

http://aeonmobile.jp/shoplist/

WAONのポイントが貯まらない

格安SIMには利用料に応じて、ポイントが貯まるSIMがあります。
例えば、楽天が提供する「楽天モバイル」なら楽天スーパーポイントが貯まりますし、DMMが提供する「DMMモバイル」ならDMMポイントが貯まります。

しかし、イオンモバイルは利用料に応じて、ポイントが貯まりません。「利用料に応じて、WAONなどのポイントが貯まればいいなー」と思うのに残念です。

イオンモバイルがオススメの人

イオンモバイルについて解説をしてきましたが、イオンモバイルはどんな人にオススメなのでしょうか?イオンモバイルがオススメの人は以下の人です。

毎月の料金ができるだけ安い方がいい人

イオンモバイルには29種類の料金プランがありますが、いずれも格安SIM業界でも最安水準です。「キャンペーンや特典はなくていいので、とにかく安い方がいい」という人にオススメです。

通話時間が長い人

イオンモバイルでは、格安SIMでは珍しく24時間回数無制限のかけ放題が用意されています。080や090といった電話回線に比べて通話品質が落ちるIP電話ですが、通話品質を気にしないならオススメです。

イオンモバイルの取扱店舗が近くにある人

イオンモバイルの魅力の一つは実店舗でのスタッフのサポートです。なので、「電話やメールではなくて、スタッフの人に教えて欲しい」という人にはイオンモバイルは良い選択肢になると思います。ただし、イオンモバイルの説明を受けるためには、イオンモバイルの取扱店にいく必要があります。

店舗はこちらから確認できます。
http://aeonmobile.jp/shoplist/

格安SIMを実際に使ってみたい人

イオンモバイルでは、最低利用期間がないため契約をして気に入らなければ違約金なしですぐに解約できます。なので、「格安SIMを使ってみたい」という人でも他の格安SIMより手軽に利用できます。ただし、契約から180日以内のMNPには8,000円の費用が発生するので、注意が必要です。

※参考動画

AppBankのマックスむらいさんがイオンリテール株式会社の井原さんという方と対談している動画です。イオンモバイルだけでなく、格安SIM全般について、マックスむらいさんが気になる質問をぶつけて、井原さんがそれに答えていくという内容です。イオンモバイルや格安SIMに興味がある方には参考になると思います。

小売の巨人イオンの参入で格安SIM業界は変わるのか?

売上高が8兆円超もあるイオンは小売業界の巨人と言えます。イオンはもともと格安SIMの販売代理店ではありました。そして、2016年2月26日にMVNO として自ら格安SIMを提供し始めました。

その際に、ブランド名「イオンモバイル」の中に「イオン」の名を掲げました。イオンという知名度を使えるメリットがある反面、イオンモバイルの評価が悪ければ、イオン全体のブランドイメージが低下するというリスクを負っています。ここから、イオンの格安SIM事業に対する本気度が垣間見れます。

最安水準の料金プランを29種類も用意したのも、長年小売業をやってきたイオンならではの顧客視点でしょう。

現在は200店舗に留まっていますが、イオングループ全店での導入となれば、格安SIM業界のみならず小売業界にも影響を与えるでしょう。

「イオンの格安SIM事業が好調」と見れば、他の小売事業者も参入する可能性があります。過去にはビックカメラもイオンモを見て格安SIM業界に参入しました。

小売業界でイオンと双璧をなすセブンイレブンを有するセブン&アイ・ホールディングスが仮に格安SIM業界に参入したら・・・コンビニでスマホを契約できる未来も遠くないかもしれません。

イオンモバイル

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