UQ WiMAX 2+の3日制限10GB緩和はデータ難民を救えるか?

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WiMAXを検討中の方や現在お使いの方に嬉しいニュースです。

昔のWiMAXはいくらデータ通信しても速度制限がかからないサービスでした。ところが、WiMAXの後に登場したWiMAX2+というサービスでは、3日間で3GB以上データ通信をすると通信速度が制限されるようになりました。なので、ネットをよく利用する人はこの3日間の制限に悩まされていました。

しかし、2017年2月2日から、このWiMAX2+の3日間の通信制限が「3GB」から「10GB」に緩和されると発表されました。

通信制限がかかる条件が緩和されたのは、ユーザーとしてはとてもありがたいです。

中には、「GMOやBIGLOBEなどプロバイダで契約しているけどそっちも10GBになるの?」「この変更ってどれくらい凄いの?」と思う人もいるのではないでしょうか?

私も他のWiMAX提供会社でも同じ緩和になるのか気になったので、UQ WIMAXの提供会社全てに確認をしてみました。

また、今回の変更が通信業界にどんな影響を与えるのか考えていきたいと思います。

UQコミュニケーションズが公式に発表

2016年12月22日、UQコミュニケーションズが「WiMAX2+サービスにおける速度制限の今後の対応について」と題するプレスリリースを発表しました。

一番主な内容は「速度制限がかかる利用データ量を3日間3GB以上から10GB以上に変更する」というものです。

通信制限が導入されている背景には通信の混雑を避け通信速度を下げない狙いがあります。なので、3GBから10GBへの緩和で通信の混雑が発生して速度が落ちる可能性は十分考えられます。

ただし、速度が落ちてしまう影響と比べても10GBへの緩和の影響の方がはるかに大きとは思います。

この速度制限3GB→10GBが大きく取り上げられていますが、今回発表された変更点は以下の3点です。

WiMAXの通信制限緩和の主な変更点3つ
  • 速度制限がかかる通信データ量3GB→10GB
  • 制限がかかる期間(時間帯)が1/3に短縮
  • 速度制限中の最大通信速度 概ね1Mbpsに減速

「なんだかよくわからない」と思う人もいるでしょう。そこで、この後の章で、それぞれ詳しく解説していきます。

通信データ量10GBっってどれくらい?

WiMAX2+を利用している私にとってこの変更は歓喜の極み。しかし、「10GBでどれくらいネット使えるの?」と思う方も多いと思います。

10GBでどれくらい快適にインターネットを楽しめるかを「YouTubeのデータ量」を基準に見てみましょう。

3日間のデータ通信量10GBでYouTubeはここまで見れる(PC利用時)

画質 データ量/5分 10GB
超高画質 約113MB 約88回(約7時間)
高画質 約60MB 約166回(約13時間)
標準画質 約17.5MB 約750回(約47時間)
低画質 約10MB 約1,000回(83時間)

この表を見る限り、YouTubeの超高画質でも3日間で約7時間も楽しめます。一般的に標準画質なら47時間も楽しむことができます。

これは「3日間(72時間)のうちの65%もの時間YouTubeを観ても、速度制限がかからない」という計算になります。WiMAXを契約すると、YouTube廃人になる可能性があるので逆に注意が必要かもしれません。

「WiMAXがあればネットを何十時間でも楽しめる時代がきたー!」という感じですね。

なおYouTubeをご覧になった方ならご経験があると思いますが、YouTubeはインターネットの接続速度に応じて、超高画質から低画質まで自動で調整しています。設定を変更すれば常に標準画質での再生にできるので、詳しくはYouTubeのヘルプをご覧ください。

制限がかかる期間(時間帯) も1/3に短縮

現行の運用では通信制限がかかった場合、「翌日の13時頃から翌々日の13時頃」まで低速化されます。実に24時間もの間、速度制限を受けます。

丸1日ネットの速度が遅くなるというのは不便です。

しかし、変更後は「翌日の18時頃から翌々日の2時頃」までになります。8時間のみ低速化されるということですね。比べると次の通りです。

通信制限がかかる時間帯の変更点
  • 変更前:翌日の13時頃~翌々日の13時頃まで(24時間)
  • 変更後:翌日の18時頃~翌々日の2時頃まで(8時間)

現行の24時間に比べると3分の1まで短縮されたことになります。さらに昼間を避け夜間のみの低速化とあってビジネスマンとっては大変嬉しい変更と言えるのではないでしょうか。

速度制限中の最大通信速度は「概ね1Mbps」に減速

現行の運用では、低速モードになった際の速度は、YouTubeのHD画質が観られる程度でした。巷では3~5Mbpsくらいと言われているようです。

しかし、来年の運用開始から概ね1Mbpsに変更されるとのこと。なお1MbpsはYouTubeの標準画質が観られる程度の速度とされています。万が一、速度制限になってもSNSを使用したり、検索したりするのに困ることはなさそうです。

  • 変更前:YouTubeの「HD画質」が観られる程度(3~5Mbps?)
  • 変更後:YouTubeの「標準画質」が観られる程度(概ね1Mbps)

UQ以外のWiMAX提供会社(プロバイダ)の対応は?

私はWiMAX2+のGMOとくとくBB版を使っています。なので、GMOとくとくBB版でも同じ変更になるのか、UQに問い合わせてみました。すると「各社によって対応が異なる場合があるので、詳しくは各社にお問合せ下さい」という回答でした。

UQコミュニケーションズが公開しているWiMAX2+の提供会社(プロバイダ)は全17社です。そこで、今回全17社に「UQと同様の対応を取るのか」を問い合わせてみました。すると、17社の内、全17社から「UQと同様に運用を開始する」との確認が取れました(2017年10月17日時点)。

提供会社 対応状況
GMOとくとくBB
BIGLOBE
So-net
BIC WiMAX
J:COM WiMX
auショップ
Broad WiMAX
ダイワボウ情報システム株式会社
AsahiNet
株式会社ピーシーデポコーポレーション
KTWiMAX(ケーズデンキ)
株式会社エディオン
株式会社ワイヤレスゲート
株式会社ヤマダ電機
Pilina
DTI
Nifty

問い合わせの結果、WiMAX2+をプロバイダ経由で契約している人も、3日間の制限が3GBから10GBに緩和されているという確認が取れました。制限が緩和されるなら、提供会社のWiMAXを使っている人も快適なインターネット環境を楽しめそうですね。

WiMAXのオススメのプロバイダはどこ?という方はプロバイダの違いを比較したこちらの記事をご覧ください。

WiMAXが4G・LTEモバイルルーターと固定回線のシェアを奪うか?

私は今回のWiMAXの変更が通信業界に与える影響は非常に大きいと考えています。具体的には「WiMAX2+が4G・LTE系モバイルルーターと固定回線のシェアをWiMAXが喰っていくのでは?」と思っています。順番にご紹介します。

モバイルルーターはUQ WiMAX一強になる?

今までモバイルルーターのシェアはY!mobileとUQで争ってきました。

しかし、3G・4GLTE回線を使っているY!mobileのモバイルルーターは3日間の通信制限が3GBまでです。一方、UQは今回の変更で10GBになります。

4G・LTEのモバイルルーターは室内や地下鉄でも繋がりやすいという利点があります。しかし、4G・LTEのモバイルルーターは3日制限に加えて1カ月間の制限がついてる場合がほとんどです。

なので、今後Y!mobileがどんな施策を打つのかに注目です。Y!mobileがUQと同等レベルまでサービス向上をしなければ、モバイルルーターの市場はUQ WiMAX一強の時代が来るかもしれません。

WiMAX2+は固定回線に取って代わる?

回線の種類 理論上の最大速度
WiMAX2+ 220Mbps
フレッツ光 100Mbps,200Mbps,1Gbps
4G(LTE) 150Mbps
3G 14.4Mbps

理論上ではWiMAX2+の通信速度は固定回線のフレッツ光と遜色ない速度と言えます。

もちろん基本的には固定回線の方が速いのですが、普段の生活でネットを利用するくらいであれば、WiMAX2+でも問題はないです。

今回の変更でデータ制限が大幅に緩和されたことで、固定回線がなくてもWiMAXのルーターだけで満足できる人も増えると思います。

つまり、WiMAX2+のモバイルルーターが固定回線の代替になり得る可能性が十分出てきたということです。

WiMAXと格安SIMの同時利用でお得にスマホを使える?

固定回線と大手携帯キャリアの料金を高く感じていませんか?

おそらく固定回線で4,500円、大手キャリアの携帯で7,500円で、合計で月々12,000円くらいかかっている方も多いと思います。

WiMAX2+のモバイルルーターがあれば、固定回線もキャリアのスマホも解約する選択肢が充分でてきます。

なぜなら家でも外でも使えるWiMAX2+のモバイルルーターは家では固定回線代わりに使えます。さらに、スマホと一緒に外に持ち歩いて使えば、スマホのデータ通信量を抑えることが可能です。

つまり、「データ容量が小さい格安スマホ」&「WiMAX2+のモバイルルーター」の組み合わせで、通信料金を大幅に抑えることもできるのです。

  • 固定回線(4,500円)+大手キャリア携帯(7,500円)=約12,000円
  • WiMAX(3,800円)+格安スマホ(2,200円)=約6,000円
  • 差額:12,000円-6,000円=約6,000円

ザックリですが、毎月 約6,000円も浮く計算になります。毎月使えるお金が6,000円増えるかもしれないというのは嬉しい話ですね。

まとめ:今回の変更がモバイル業界に与える影響は?

今回の発表は、モバイル界隈において非常にインパクトのあるチェンジ、WiMAXのビックなチャレンジではないでしょうか?

3日間の制限を緩和したことで、モバイルルーター市場の中でUQが一歩抜け出したと言えます。また、固定回線の代替として使う人も増えるでしょう。

さらには、日本のモバイル業界の生態系が大きく転換する契機となりえるか?今後の潮流に刮目です。(NHK風)

UQ WiMAX

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