「WiMAXのW05って、いい機種なの?」と気になっている方もいるでしょう。
私は一つ前の機種のW04を使っていたので、最新機種のW05が気になっていました。この記事では、W05の特徴や実際に使ってみた感想をお伝えします。
W05の公式サイトでは、書かれていない生の情報をお伝えするので、これを読めば、W05を購入するべきかどうかが、わかりますよ。
W05を検討している方は、ぜひ判断材料にしてください。
WiMAXのW05とは?
WiMAXのW05とは、WiMAXのモバイルWi-Fiルーターのことです。中国の電機メーカーHUAWEI(ファーウェイ)が開発し、2018年1月19日に発売されました。
商品のスペックは、以下の通りです。
- W05のスペック
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- 正式名称:Speed Wi-Fi NEXT W05
- 通信速度(下り):758Mbps
- 通信速度(上り):112.5Mbps
- 重さ:約131g
- カラー:ブラック×ライム、ホワイト×シルバー
ホワイト×シルバーはこんな色です▼
WiMAXのW05とW04とWX04の比較
WiMAXで現在契約できる、W05とW04とWX04を比較して、表にまとめてみました。なお、3機種とも同時に10台まで、スマホやゲーム機やパソコンなどのWi-Fi対応機器を接続できます。
W04はこんな機種です▼
WX04はこちらの機種です▼
W05 | W04 | WX04 | |
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通信速度(下り) | 758Mbps | 758Mbps | 440Mbps |
通信速度(上り) | 112.5Mbps | 30Mbps | 30Mbps |
通信可能時間 | 10時間30分 | 10時間30分 | 13時間48分 |
重量 | 約131g | 約140g | 約128g |
W05は、前の機種のW04に比べると、上りの通信速度が速くなったことがわかりますね。ただし、この通信速度はLTEを使った場合の通信速度なので、通常時の通信速度は同じです。
通信速度は同じなので、W04からは、ほとんど進化はしていないようですね。
なお、店員さんによっては、「W04やW05より、通信可能時間が長いWX04がオススメ」と言う人もいますが、注意が必要です。
確かに、WX04はバッテリーの持ちはいいのですが、通信速度の上限が440Mbpsです。それに対して、W05やW04はLTEモードを使わなくても、通信速度の上限が558Mbps(LTEを使った場合、758Mbps)です。なのでWX04とは、そもそもの通信速度が違うため、単純に比較できないのです。
「通信速度が遅くても、バッテリーがよく持つ方がいい」という方は、WX04でもいいかもしれませんが、個人的には、通信速度の上限が558MbpsのW04やW05をオススメします。
WiMAXのW05の開封の儀
WiMAXを購入したので、開封の儀を行いました。W05の配送直後の様子を、細かく説明していきます。
こちらが、契約後に送られてきたW05が入っているダンボールです▼
ハサミでガムテープを、切断していきます。ジョキジョキ▼
切れました▼
では、いよいよオープン。すると中には、書類が入っていました▼
さらに中を開けると、本体と充電器とクレードル(充電台)が入っていました▼
ダンボールの中に入っていたものを並べると、以下のとおりです▼
封筒には、保証書に貼るシールや納品書や、お問い合わせ先が書かれた書類が入っています▼
ACアダプタの箱の中身は、充電するためのACアダプタと保証書です。W05は、USB-Type Cというケーブルを使っています▼
クレードルの箱の中身は、クレードルと保証書とお知らせの紙です▼
いよいよ、W05の本体とご対面です▼
箱を開けると、中身はこんな感じです▼
W05のお引越し機能についての説明▼
こちらは、アプリの説明です。またアプリの説明の上には、SIMカードが挿さっています▼
SIMカードを、取り出してみました▼
中身はこんな感じです▼
W05はこちらになります。公式画像につられて、色はブラック×ライムにしてみました▼
本体の下には、取り扱いの注意事項が書かれた書類が入っていました▼
箱の下には、ケーブルが入っていました▼
箱の底には、保証書が入っています▼
W05の箱の中身を並べると、こんな感じです▼
早速、SIMカードをW05にセッティングします。SIMカードの扱いに気をつけながら、カードを外します▼
W05の上のフタを開けて、SIMカードを挿入します▼
あとは電源を入れれば、W05が起動します▼
無事に起動しました▼
忘れないうちに、保証書に購入のお客様への封筒に入っていたシールを貼っておきましょう。
W05のサイズは、iPhone 6sとほぼ同じでした▼
W05の初期設定方法
パソコンやスマホにW05のパスワードを入力すれば、WiMAXの電波でインターネットを使えます。
まずは、本体の電源を入れて、画面を下から上へ指でスライドさせます▼
情報をタップします▼
SSID情報をタップします▼
スマホやパソコンで、表示されている名前のWi-Fiを選択して、パスワードを入力すれば接続完了です▼
WiMAXのクレードルは必要?不要?
WiMAXを使う場合、クレードルは必要なの?と迷っている方もいると思います。
実際にWiMAXのクレードルを購入した私が、WiMAXのクレードルでできることや、必要か不要かについてお伝えします。
WiMAXのクレードルとは?
WiMAXのクレードルとは、WiMAXのモバイルWi-Fiルーターの充電ができる「台」のことです。
この画像の白い台のことです▼
ガラケーを使っていた方にとっては、懐かしい存在かもしれませんね。
なお、クレードルとは、英語では「cradle」と表記し、「ゆりかご」という意味です。
WiMAXのすべての機種は、クレードルがなくても本体に直接、充電ケーブルを挿せば充電は可能です。
クレードルの価格は3,000円~4,000円
「クレードルの価格ってどのくらいするの?」と思っている方もいるでしょう。
クレードは、端末の機種や購入先によって価格が変わりますが、3,000円から4,000円で購入できます。
クレードルが買える場所は?
WiMAXのクレードルは、以下の場所で購入できます。
- WiMAXのクレードルが購入できる場所
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- WiMAXが契約できるWebサイト
- UQアクセサリーショップ
- Amazonや楽天
- 家電量販店
クレードルは、WiMAXを契約するときに本体と同時に買うことが多いと思いますが、契約の後からでも、購入できます。
クレードルを使うメリット4つ
クレードルを使った場合、WiMAXのルーターを充電できる以外にも、以下のメリットがあります。
- クレードルを使うメリット4つ
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- ①無線Wi-Fiルーターの代わりになる
- ②パソコンと有線接続ができる
- ③時計の代わりになる
- ④端末の紛失防止になる
- ⑤【WX03、WX04のみ】通信速度を上げられる
①無線Wi-Fiルーターの代わりになる
光回線のLANケーブルをWiMAXのクレードルに挿せば、WiMAXのクレードルが無線Wi-Fiの代わりになります▼
有線LANケーブルを繋げば、クレードルに繋げば、光回線をWi-Fiに変換してくれるのです。
ホテルや旅館などの宿泊をしたとき、「部屋がインターネット対応と書いてあったけど、有線LANケーブルが短くて使いにくい」「自分のパソコンに有線LANを挿すところがなくて使えない」といった経験をした方もいるでしょう。
私が普段使っているパソコンも、有線LANケーブルを挿すところがないので、予約サイトで「インターネットあり」と書かれていたホテルの部屋に到着した瞬間、「無線LANが飛んでおらず、有線LANケーブルでしかネットが使えない」とガッカリした経験があります。
自宅やホテルの光回線をクレードルに接続した場合は、WiMAXの電波ではなく、光回線を使って通信をすることになります。WiMAXの電波を使わないので、「WiMAXの3日で10GB以上使うと通信速度が遅くなる」という制限を気にせずに無制限でインターネットを楽しめます。
自宅の光回線を無線環境にしたい場合は、家電量販店やAmazonで売っている無線LANルーターを使った方が通信速度は速いです。
しかし、無線LANルーターを持っていない方やホテルでWi-Fiを使いたい人にとっては、WiMAXのクレードルは便利です。
②パソコンと有線接続ができる
古いパソコンの中には「WiFiに対応していないため、有線LANケーブルを挿さないとインターネットに繋がらない」という機種もあります。このような古いパソコンお持ちの方は、WiMAXのクレードルを使うことで、パソコンとWiMAXのクレードルを有線LANケーブルで繋げて古いパソコンをインターネットに接続できます。
③時計の代わりになる
小さなメリットですが、WiMAXのルーターをクレードルに置いておくと端末の時計が見えるため、置き時計の代わりになります▼
④端末の紛失防止になる
クレードルを所定の位置に置いておけば、WiMAXのルーターが行方不明になることを防止できます▼
また帰ってきてから、WiMAXのルーターをクレードルに戻す曲を付けておけば、家を出るときに「ルーターの充電をしておくのを忘れた」という悲劇を防げます。
家を出発する直前に、ルーターの充電を忘れていたことに気がつくと地味にダメージを受けるので、個人的には便利に感じています。
⑤【WX03、WX04のみ】通信速度を上げられる
WX03または、WX04というルーターのクレードルには、「Wウィングアンテナ」というアンテナが内蔵されています。
この「Wウィングアンテナ」内蔵のクレードルを使うと、ルーターの電波の受信機能がパワーアップして、通信速度が速くなったり、通信品質を安定します。
WiMAXのクレードルは必要?いらない?
「クレードルで、できることはわかったけど、WiMAXのクレードルは必要なの?いらないの?」と思っている方もいるでしょう。そこで、この章では、WiMAXのクレードルがおすすめの人と、WiMAXのクレードルが不要な人をお伝えします。
WiMAXのクレードルがオススメの人
WiMAXのクレードルがオススメな人は、以下のようなタイプです。
- WiMAXのクレードルがオススメの人
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- ①有線LANを無線環境にしたい
- ②有線 LAN にしか対応していないパソコンでネットがしたい
- ③WX03やWX04の通信速度を上げたい
- ④ルーターをどこに置いたかすぐに忘れてしまう
上記に該当するならクレードルを買う価値はあると思います。
WiMAXのクレードルが不要な人
逆に WiMAX のクレードルが不要な人は、以下のようなタイプです。
- WiMAXのクレードルが不要な人
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- ①有線LANに関する機能が不要
- ②WiMAXのルーターを置き忘れない
- ③WX03やWX04以外の端末を使っている
「自宅に無線Wi-Fiルーターがあるし、ホテルの有線のインターネットは使わない」「有線LANでしかインターネットができない古いパソコンは持っていない」という方は、クレードルはなくても大丈夫です。
また、ルーターの置き忘れをしない方にもクレードルは不要です。
私は、クレードルを買ったことで、ルーターの置き忘れ防止にはなっています。しかし、有線機能を使わないのであれば、このような スマホ用のスタンドを、クレードルの代わりにしてもいいと思います▼
置き場所さえ決めておけば、置き忘れの防止と時計代わりにはなります▼
また、WX03やWX04以外の端末の場合は、クレードルを使っても通信速度は上がりませんので、WX03やWX04の端末の方にもクレードルの必要性は薄いです。現在はW04やW05というクレードルがなくても、もともとの通信速度が速い端末が登場しています。
WiMAXのW05の評判・口コミ
「W05の評判や口コミが知りたい」という方もいるでしょう。そこで、Twitterから、W05に関する評判を集めてきました。
WX01→W05へ機種変更したけど、個人的には良かったかな。
測定した場所が微妙に違うけど、ダウンは2倍、アップは5倍の速度になってる。— めるてぃ@アキ (@aki_God_hunting) 2018年10月1日
古い機種から変更すると、端末の性能の進化に驚くようですね。
WiMAXを切り替え
W03→W05へ
まぁ昔ほど体感速度は変わらんよね
スマホも同じだけど、ここ数年スペックは頭打ちだし pic.twitter.com/bsAuiwfJVd— 炙りさんま (@eeyan_nanbo) 2018年9月23日
逆に最近の端末から乗り換えをしても、そこまでの性能の進化は実感できないようですね。
wimaxのW05電池持たんわ
ハズレ— とも (@Monjannbo) 2018年9月6日
W05のバッテリーは、一つ前の機種のWX04よりも持たないので、WX04から乗り換えた人は、「バッテリーの持ちが悪い」と感じるかもしれません。
WiMAXのW05を使ってみた感想5つ
ここからは、WiMAXのW05を実際に使ってみた感想をお伝えします。
- WiMAXのW05を使ってみた感想
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- ①初期設定は簡単!電源を入れてすぐに使えた
- ②通信速度は速くて地下でも圏外にならない
- ③バッテリーの持ちはイマイチ
- ④何か独自の機能がほしかったところ
- ⑤外でも通信量を気にせずに動画やPC作業ができる
①初期設定は簡単!電源を入れてすぐに使えた
上記でもお伝えしましたが、W05の初期設定は簡単です。SIMカードを本体に挿して、電源を入れて、スマホやパソコンにW05のパスワードを入力すれば、設定完了です。
難しい操作は不要なので、「通信機器の設定が苦手」という方でも、安心して使えます。
私の場合、スマホとパソコンを接続するだけだったので、利用しませんでしたが、接続している端末が多い方は、前の機種から接続情報を引き継げる引越し機能を利用するといいでしょう。
②通信速度は速くて地下でも圏外にならない
通信速度は、なかなか速いです。通信速度が1Mbpsあれば、ストレスなくインターネットができると言われていますが、W05の場合、どの時間帯でも40Mbpsは出ます。
私は、格安SIMをメインで使っているのですが、格安SIMの通信速度よりもWiMAXの方が速いため、快適にインターネットを楽しめます。
また、東京でもっとも深い大江戸線の最下部でも、電波を掴んでくれるので、地下でも圏外になりません。ただし、地上に比べると通信速度は落ちます。
3年契約をしている方は、LTEモードを使えば、地下でもサクサクとインターネットを使えます。ただし、LTEモードで月に7GB以上通信をしてしまうと、通信速度が月末まで遅くなってしまうので、LTEモードの長時間の使用は禁物です。
③バッテリーの持ちはイマイチ
バッテリーに関しては、正直「最新の機種なんだから、もう少し長く持ってほしい」という印象です。
私の期待が大きかったのかもしれませんが、前の機種のW04と稼働時間が同じなため、バッテリーが長時間持つという印象は受けませんでした。
ノーマルモードでも9時間はバッテリーが持つのですが、旅先や出張先で使うことが多いので、もう少しバッテリー容量に余裕があればよかったです。
④何か独自の機能がほしかったところ
W05に関して、W04から進化した点は通信速度が速くなったことくらいなので、何か独自の機能がほしかったと感じます。
聞こえのいい言い方をすれば、「正統進化」ですが、悪く言えば、「地味な進化」です。
⑤外でも通信量を気にせずに動画やPC作業ができる
これまでは、スマホのテザリングを使っていましたが、通信速度に不満がありました。また、スマホの通信量は限られているので、動画は家で見るようにしていました。
しかし、W05を手に入れてからは、移動中や外出先でも通信量を気にする必要がなくなったので、動画をバンバン観られるようになりました。また、仕事でGBを超えるようなデータ量の大きなファイルをやりとりする際も、今までは「通信量を消費するから、家に帰ってからやろう」と思っていました。けれど、W05を使うようになってからは、通信量を気にすることなく外出先からやりとりができるようになったので、仕事の効率が上がっています。
W05は、3日間で10GB以上の通信を行うと、翌日の18時~26時の通信量が遅くなるという制限があります。とはいえ、通信速度が遅くなっても、1Mbpsは出るので、You Tubeを標準画質でスムーズに観られます。
まとめ:バッテリーの持ちはイマイチだが他は満足
「W05はバッテリーがもう少し持ってほしい」という印象はありますが、通信速度や通信エリアに関しては満足しています。
WiMAXとの同時契約なら、端末代は0~3,000円ほどで購入ができるため、新しくWiMAXを契約される場合は、W05を選んでみてください。
なお、W05を契約する場合は、GOMとくとくBBというサイトから契約するのがお得です。WiMAXには、いろいろな販売先がありますが、GOMとくとくBBはキャッシュバックが高額なため、人気が高いのです。
また、多くのWiMAXの販売先は3年契約なので、3年間W05を使う必要があります。それに対して、GMOとくとくBBは、2年契約ができるため、2年後に新しい端末をゲットできます。
ぜひ、W05を使って快適なインターネット生活を送ってみてください。