最近TVで「VR ZONE」のCMをよく見るので、いてもたってもいられず体験してきました。今回は実際に「VR ZONE」でどんなアトラクションが楽しめるのか、写真つきでレポートしていきます。
CMを見て気になっていたけど、「本当に面白いの?」と疑問に思っている方は是非参考にしてください。
VR ZONEとは?
「VR ZONE」とは大手エンターテイメント企業の㈱バンダイが運営するVRアトラクション施設で、2017/7/14にグランドオープンしました。2016年にお台場ダイバーシティで期間限定で開かれた『VR ZONE Project i Can』の続編と言えます。CMを見てなんとなく知っている人も多いのではないでしょうか。
2017年は歌舞伎町の旧ミラノ座跡地に広さ約1,100坪(2階建て)の施設を用意し、15のアトラクションが楽しめます。期間限定との噂もありますが、まだ終了時期は公表されていません。ちなみに2016年の『VR ZONE Project i Can』は4月~10月の開催でした。
施設内にはカフェも設置されているため、VRアトラクションを楽しむだけでなく、疲れたら食事をとりながらゆっくり休むこともできます。
VR ZONEの申し込み方法と料金
「VR ZONE SHINJUKU」は当日販売のチケットもありますが、入場制限があるため、専用サイトかアプリで事前にチケットの予約をしておいた方が安心でしょう。
チケットの種類は複数ありますが、事前に購入できるのは「1day4 チケットセット」のみです。
施設内の12のアトラクションは4つのカラーに色分けされており、1枚のチケットでその色に該当するアトラクションを1つ体験できます。「1day4 チケットセット」は入場チケットと各色の4つのチケットがセットになっていて、5,600円相当(入場券800円+アクティビティチケット1,200円×4)が4,400で購入できるのでお得です。
予約時に入場する時間も決めなければいけなく、遅れた場合には入場できない可能性もあるため注意しましょう。滞在時間は特に制限がありません。アトラクションはどれも10分弱程度ですが、時間を気にせず楽しみましょう。
いざVR ZONE SHINJUKUへ
私がVR ZONE SHINJUKUを訪れたのは祝日の13:00。目の前の歌舞伎町シネシティ広場ではVR ZONE関連のイベントをしていたようでしたが、ちょうど終わったタイミングでした。
VR ZONEの外観はこんな感じ▼
夜には外壁にプロジェクションマッピングによる演出もあるらしいので、カップルで行くなら夜がオススメです。
ちなみに私が言った時は、当日チケットが売り切れていてたので、事前予約しておいて本気でよかったと思いました。
館内に入るとモニターによるお出迎え。アトラクションのムービーがそれぞれのモニターに流れているので、気持ちがどんどん昂られます。
受付を終えて、入場ゲートを通るとすぐにエントランススペースが広がっています。大樹をモチーフにした柱があり、地面と壁いっぱいにプロジェクションマッピングによって四季を演出しています。見ているだけでも楽しくて、VRアトラクションを楽しむ前から10分近くもここで時間を潰してしまいました。
フロアマップはこんな感じ▼
有料アトラクションはほとんど2階なので、どのアトラクションで遊ぶか考えながら2階へ。
施設内のモニターには、それぞれのアトラクションの待ち時間が表示されているので参考にして選びましょう。
アーガイルシフト:GREEN
私がまず最初に選んだのは「アーガイルシフト」というロボット対戦アトラクション。
「アーガイルシフト」はコックピット型の席に座って、敵ロボットと戦うアトラクションですが、特徴的なのはAIキャラの「アイネ」の存在。対戦中も隣に座りながらサポート(?)してくれます。ロボット対戦アトラクションは他にもありますが、「美少女ゲー」要素が欲しいという方にオススメです。
GREENのコンテンツは他に、「スキーロデオ」と「釣りVR」があります。
恐竜サバイバル体験 絶望ジャングル:RED
次に選んだアトラクションはREDの「恐竜サバイバル体験 絶望ジャングル」。
「恐竜サバイバル体験 絶望ジャングル」は恐竜が潜むジャングルで、スタンドスクーターで救出ヘリへ向かうアトラクション。自身でスクーターを操作しながら恐竜から逃げ切らなければいけません。
ゴールにたどり着く前に恐竜に食べられればゲームオーバーになる可能性もあります。ホラー要素だけでなく、ゲームをちゃんとクリアしたいという人にオススメです。ちなみに私は道半ばでゲームオーバーしました。
REDのコンテンツは他に「脱出病棟Ω」と「ハネチャリ」があります。ちなみに「恐竜サバイバル体験」のコーナーはホラーコンテンツ「脱出病棟Ω」の比較的近くなんですが、待っている間ずっと悲鳴が聞こえてきます。
ドラゴンボールVR 秘伝かめはめ波:BLUE
次に向かったのは今回の目玉アトラクションの一つでもある「ドラゴンボールVR 秘伝かめはめ波」。ちょうど列が短くなっているタイミングだったので挑戦してみました。
かめはめ波を撃つというと、ARスポーツの「HADO」を思い出しますが、やはり「かめはめ波」は日本国民の憧れのようですね。
ここでは両手両足にセンサーをつけ、しっかり気を溜めて撃つという本格的な体験が楽しめます。
他ユーザーと撃ち合う時間もあったのですが、思ったより難しく一発も当てれませんでした。
なんと「食べるVR」として仙豆も食べれるようです。食べるとどのようにアトラクションに反映されるか分かりませんが、興味がある方は予め売店で購入してから行きましょう。
BLUEのアトラクションは他に「エヴァンゲリオンVR The魂の座」と「ガンダムVR」です。ガンダムのゾーンではザクと一緒に写真も撮れます。
極限度胸試し 高所恐怖SHOW:YELLOW
最後に残った黄色のチケット。本当は「マリオカート」がやりたかったのですが、圧倒的な人気で、待ち時間が1時間を切ることはありませんでした。常に長蛇の列ができています▼
諦めて別のアトラクションを楽しむことに。大人気ゲームの中に本当に入れるのだから、みんながやりたくなる気持ちも分かります。
「ボトムズ」は先ほどロボット対戦したばかりなので、消去法で1階の「高所恐怖SHOW」を行うことに。
高層階に設置された細い板の先にいる子猫を助ける設定。実際に板の上を歩くことになります。実際にやってみるとあっけなく子猫を助けてゲーム終了となりました。しかし、人によっては一歩も進めずそのままリタイアする人も。その場合もチケットは返ってこないので、覚悟して臨んでください。
チケットも色を選ばず遊べるアトラクションも
一階の奥にはチケットの色を選ばずに遊べるアトラクションが2つあります。どれもVRゴーグルを使わないアトラクションです。
一つは「巨大風船爆発ルーム パニックキューブ」。個室の中で風船が膨らんでいくゲームのようですが、個室の前を通るときの悲鳴を聞くと、中で何が起きている気になります。
もう一つは「バーチャルリゾートアクティビティ」。厳密には「トラップクライミング」と「ナイアガラドロップ」の2つがあります。どちらもプロジェクションマッピングを利用したアトラクションで、観ているだけで涼しくなります。
ロッククライミングが得意な人は是非「トラップクライミング」に挑戦してみましょう。
有料アトラクション以外も楽しさ満載
チケットもなくなり、ゆっくり施設内を見て回ることに。無料で遊べるコンテンツもあるので、入場料だけでも楽しめなくもないです。
立体空間に絵を描けるゲームや、戦場で戦うゲームも無料です▼
PSVRのソフト「サマーレッスン」も無料体験会をしていました▼
残念ながら、機器の不具合で体験できませんでしたが。。。
他にはカフェで買った食事をリゾート風の席で楽しむことができます。食事スペースの近くには海を模したスペースがあり、近づくと本当に砂浜がありました。
砂浜には泳ぐ魚や貝がプロジェクションマッピングで投影されており、専用のシートを載せることで捕まえられるミニゲームも楽しめます。
こんな丸いシートを▼
魚の上にのせると▼
見事ゲット▼
ちなみに魚をゲットしても景品はありませんが、ずっと遊んでいられます。子供、彼女に「海に連れて行って」とせがまれている男性諸君はせめて、VRの砂浜に連れて行きましょう。
ストアで思い出を買っていこう
出口近くにはストアもあります。
それぞれのアトラクションロゴが焼き印されたマシュマロや、なぜかパックマン関連のかわいいお菓子がいっぱいあります。
他にもザクの頭を模したぬいぐるみや、エヴァの各エピソードのタイトルがデザインされたTシャツも売っています。ファンにはたまりませんね。
【まとめ】新宿のど真ん中で異世界へトリップ
都内にもVRアトラクションを体験できるスポットが増えてきましたが、「VR ZONE」は全体的にしっかり作りこまれている印象を受けました。一つひとつのアトラクションのクオリティはさることながら、プロジェクションマッピングやモニターを効果的に使って、テーマパークとしての雰囲気が作りこまれています。アトラクションに乗っていなくても、施設内にいるだけで楽しくなります。
今回は1dayチケットで入りましたが、入場券(800円)だけ買って入って、やりたいアトラクションがあったら追加でチケットを買うという楽しみ方も全然ありだと思います。8月からはアトラクションも増えるようなので、時間を見つけて遊びにいってはいかがでしょうか?
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