VRで未来はどう変わる?VRが活用されている15の分野と最新事例を動画で紹介

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2016年にPSVR(PlayStation®VR)が発売となり、メジャーになったVR体験。映画業界でも新しい映像体験を生み出し、エンターテイメント界での活躍が注目されています。

しかし、エンターテイメント界だけにとどまらず、VRの技術は様々な業界で活用されており、私たちの生活を魅了してくれるでしょう。

今回はVRが各業界でどのように活用されているか、15の事例を紹介します。VRをただの「遊びの道具」としか思ってなかった人も、この記事を見ればVRの見方が変わると思いますよ。

VR(読み方:ヴイアール)とは「Virtual Reality(バーチャルリアリティ)」の略で、仮想現実のことを指します。存在しないものを実際に存在するかのように表現する技術のことです。

「マトリックス」や「トータルリコール」といった映画の中で表現されているのが、この仮想現実です。映画の中ほど鮮明ではありませんが、その世界観は最新の技術で実現され始めています。

1 ゲーム

VRが最も活用されている業界といえばゲーム業界です。

すでにイギリスではVRゲーム市場が85億円だと推定されており2016年から2020年にかけて世界のVR市場は84%以上成長すると言われています。

日本ではまだまだ遊べるソフトが少ないことから下火ではありますが、今後のVRの普及をけん引する分野と言えます。

以下の動画は武井壮さんがPSVRで恐竜が住む惑星を探検するゲーム『ROBINSON: THE JOURNEY』を体験している動画です。

PSVRについてはこちらの記事でも使ってみた感想を書いています。

2 動画

戦闘機のコックピットや、サメが蠢く海中でのスカイダイビングなど、自分では中々できない体験もVR動画で疑似体験できます。ただリアルに感じるだけでなく360°で楽しめるので、まるでその場にいるような臨場感です。

個人でも容易に360°映像を撮影できるようになったため、趣味の一環として映像をアップロードする人も増えているのです。

You TubeにもたくさんのVR対応動画があり、VRゴーグルをモチーフにしたアイコンを押せばVR動画として楽しめます。(スマホ版Youtubeアプリからの再生のみVR対応)

下記の動画はウイングスーツフライングをVR体験できる動画です。

3 映画

ゲームと並んですでに多くのVRサービスが展開されているのが映画市場です。

2016年には人気マンガをフルCGで表現した「GANTZ:O」の公開を記念して、漫画の世界に入り込んだような体験ができるVRイベントも行われました。

YouTubeやDMM.comといった大手の動画サービスも続々とVR動画を配信しています。2017年には人気マンガの「攻殻機動隊」のVRアプリが配信され、360度の映像を楽しめるとのことで話題を呼びました。

今後もアニメの世界に入り込んだり、自分では絶対できない体験でも、VR動画を通して体験できるようになるでしょう。

4 エンターテイメント施設

身近でVRを体験するのに最も適しているのが、VRスポットと言われるテーマパークです。VRの特徴を生かし、スペースが取れない都心の一角でも、エンターテイメントの可能性を無限に広げてくれます。

渋谷のゲームセンター「アドアーズ」にはVRアトラクションだけのフロア「VR PARK TOKYO」があり、さまざまVR体験を楽しめます。

以前、都内のVRスポットを実際に巡ってまとめた記事を書いたので、興味がある方はこちらをご覧ください。

5 広告

FacebokなどSNSを見ていると360°動画が流れてきたのを見たことがある人もいると思います。広告業界でも積極的にVRを活用する企業が増えてきました。すでにVRが優れた広告効果を出しています。

サンフランシスコの動画メディア「#LYVE」の調査では、視聴完了率は通常の広告が20%だったのに対し、VR広告動画は80%という結果が出ました。広告効果が大きいので、今後VRで広告を行う企業が増えてくるでしょう。

以下の動画は、モバイルVR広告のプラットフォームを提供する「Immersv」がVR×広告の可能性について説明しています。

以下の動画は、その「Immersv」を利用して、ハワイ観光局がハワイをPRするアプリを宣伝する広告動画です。

6 旅行・観光

VRがあれば簡単に疑似旅行体験もできます。宇宙から地球を眺めたり、鳥の目線で世界中を自由に飛べます。また地方自治体によっては既に観光用のVRアプリを制作して地元のPRを図っています。

写真だけだとなかなか伝わらない魅力が、360°見渡せるVRによって体験できます。

多くの人が利用したことのある「Google Earth」は既にVR技術に対応しており、VRヘッドセットを利用すれば世界中どこでも一瞬で飛び回れます。

7 ファッション

ファッション業界では各ブランドがVRを活用したプロモーションで激しい競争を行っています。

有名ブランド「Dior」は2015年にオリジナルのヘッドセット「Dior Eyes(ディオールアイズ)」を発表し、ファッションショーの舞台裏も360°映像で体験できるプロモーションを行いました。これを機にファッションショーをVRで配信するサービスを各ブランドが展開しています。

下の動画はファッションブランド「ポールスミス」のファッションショーを体験できる360°動画です。自分の両側をモデルたちが颯爽と歩いていくのを見ると、どこに目を向けていいか分からなくなる贅沢な映像です。

ユニクロの公式サイトでは、新作を360°動画で紹介しています。動画なので勝手に動いていきますが、自身で操作することで周りを見回したり、拡大できます。

http://www.uniqlo.com/jp/2017SS/

8 ショッピング

VRを利用すればショッピングも簡単かつ安心して行えます。地方に住む人が都会へ買い物に来るのは一苦労ですし、ネットショップでの買い物も何か味気ない。

VRを利用すれば大型店舗に本当に買い物に来たような体験ができ、決済までVR上で行えます。バーチャル空間とリアル空間を融合させて、新たなショッピング体験を作り出しています。

こちらの動画はkabukiペディアが提供する、VR上で会話をしながらVR上でショッピングできる「VR Shopping with Voice Chat」の紹介動画です。

9 インテリア

家具を買ったあと、実際に家に置いてみたら思っていたのとイメージが違ったという経験はありませんか?展示されているものを見るのと、実際に家に置くのでは印象が違うものです。

そんな不満を解消するため、仮想空間に用意された部屋にインテリアを設置できるサービスが開発されています。

コントローラを使うことで自在に部屋の中を動き回れるため、狭いスペースでも利用が可能です。AR技術を使えば、実際の部屋に家具を置いてみるとどうなるかも試せます。

下の動画はAR技術を利用して、家具の配置をシュミレーションできるサービスです。撮影した部屋に仮想の空間を配置することで、サイズや配色などを確認できます。

10 不動産

実は不動産業界にもVRの技術は導入されています。部屋を買ったり借りたりする際には内見がつきものです。しかし、部屋をいくつも回ったりするのは時間がかかります。とはいえ、写真だけではわからない情報も多くあります。

そんな時にVRを利用すれば、まるでその部屋にいるような体験ができるので、内見の手間が省けます。もちろん最後は現地に行って直接見るのが理想ですが、内見する件数を絞れるのは嬉しいですね。

11 教育

よりリアルに近い体験をどこでも可能にするVR技術は、教育現場でも大いに活用されています。深海や宇宙といった実際に行くことが難しい場所でも、VRを利用してバーチャルトリップが可能です。

また3Dメガネと専用のペンを使うことでさまざまな疑似実験も行えます。例えば、ホログラフィックで浮かび上がった生物を専用のペンを使って解剖したり、車など複雑な機械の仕組みでも内部を確認しながら理解できます。

バーチャル空間の中でも生徒同士でグループワークできるコンテンツもあるため、1人の世界に没頭しがちなVRでも複数の生徒で同時に利用できます。

12 医療

VRは医療分野でも活用されています。患者がVRで高所や人混みを体験し、高所恐怖症や対人恐怖症を治療するなど効果的な心理療法が可能となっています。

また、医者がVRを利用して職業訓練をしたり、手術現場をよりリアルに体験することができるので、研修医の育成にも使われています。

また患者の体内をVRで見ることにより、これまでの技術では見落としてきたような症状も漏らさずチェックできるようになりました。

13 介護

意外に思うかもしれませんが、介護の現場でもVRの技術は活用され業界の発展に貢献しています。

映像だけでなく五感を使うプログラムで、失禁体験や認知症体験等、介護の現場を仮想体験することで、介護に携わる従業員のスキルの底上げをしています。

この映像ではVR上で介護のシュミレーションを行っています。

こちらの映像では、認知症の疑似体験ができます。

14 自動車

実は自動車業界では1990年代から、VRを自動車の開発に役立てています。今では開発分野だけでなく、販売現場でもVRが活用されています。

例えば、開発分野ではPC上で作成した3DデータをVR空間の中で見ることによって、実物大の大きさを確認して、作業を効率化しています。VRによって、開発初期における修正のコストや時間を大幅に削減することに成功したのです。

なお、販売現場では仮想空間の中でいくつもの車を見られるので、狭いスペースでもたくさんの車を試しに見ることが可能です。これまでのように色違いのラインナップをいくつも並べる必要がなく、在庫の削減に一役買っています。

下の動画ではジャガーが開発した電気自動車のコンセプトをVRを使って発表するという試みが行われています。普段見ることのないパーツが、どのように進化しているのかを具体的に説明できるのもVRならではでしょう。

15 宇宙産業

実際に体験するのが難しい宇宙空間での作業訓練でもVRは活躍しています。NASAでは1980年代からトレーニングの場面でVRを活用してきました。

最近では映像だけではなく「物理的感覚」を利用して、よりリアルな宇宙空間を体験できるステップに来ています。ジョイスティックなどを利用して月面の上で月面車を走らせるなど、より実践的なトレーニングが行えるようになります。

下の動画ではNASAとSONYがコラボして開発した、PSVRを利用した訓練動画です。通信上のタイムラグなどもリアルに表現されており、キーボードやマウスを使った訓練よりも直観的に動けるようになっています。

まとめ:VRと各分野の発展に期待

いかがだったでしょうか?

VRの活用分野と事例を15個紹介しました。

VRと聞くとゲームや映画のイメージが強いかもしれません。しかし、娯楽に留まらず、医療から宇宙産業まで幅広い分野での活用が期待されています。VRには多様な活用方法、無限の可能性があります。

現時点では、VRゴーグルが大きい、13歳未満は使用できない、など制約も多いです。しかし、技術が進歩すれば、そのうち現実と仮想現実の区別がつかなくなる日が来るかもしれません。

VRによって今後、各分野がどのように発展し、未来の世界がどう変わって行くのか、(VRゴーグルから)目が離せません。

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