NTT東日本・西日本のフレッツ光から光コラボへ転用する前に読みたい9つの事

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もしや、フレッツ光から他の光回線へ乗り換えを検討している時に「転用」という謎の単語が出てきて、お困りですか?

  • 「転用」ってそもそも何?
  • 転用承諾番号って何?どうやって取ればいいの?
  • NTT東日本・西日本から他社の光回線へ転用する際の手続き方法は?
  • フレッツ光から光コラボへ転用するメリット・デメリットって何なの?
  • 転用時に気を付けたい注意点って何かある?

等の疑問をお持ちの方も多いと思います。

通常、NTT東日本・西日本のフレッツ光を契約途中で解約して、新しい光回線会社に乗り換える場合、違約金が発生したり、新しい光回線を使うための工事費が発生したりします。

しかし、「フレッツ光の転用」が使える光回線への乗り換えであれば、違約金や工事費がかからずに、新しい光回線に切り変えることができる可能性があります。

この記事では、フレッツ光の「転用」の仕組みや手続き方法、メリット・デメリットから注意点までを解説していきます。

転用とは?


転用とは、フレッツ光から光コラボレーション(光コラボ)へと乗り換えることです。 「転用」についてNTT東日本の説明も見てみましょう。

「フレッツ光」をご利用中のお客様が「お客さまID」や「ひかり電話番号」はそのままで、光コラボレーション事業者様がご提供する サービスに切り替えることを「転用」といいます。
https://flets.com/app4/input/index/

ん?光コラボレーション(光コラボ)ってそもそも何?と思われた方も多いと思います。フレッツ光の転用を理解するためには、光コラボレーション(光コラボ)についても理解する必要があります。例によって、「光コラボレーション」についてNTT東日本の説明を見てみましょう。

NTT東日本よりフレッツ光などの提供を受けた事業者様が、自社サービスと光アクセスサービス等を組み合わせて、サービスをご提供するモデルを、「光コラボレーションモデル」といいます。
https://flets.com/app4/input/index/

いまいちよく分かりませんね。

光コラボレーション(光コラボ)とは、NTT東日本・西日本が、自社で保有している光回線設備を他社に貸し出して、借りた事業者が新たに別の光回線サービスを提供することです。簡単に言うと、NTTが他社に光回線を貸し出して、その他社が「〇〇〇光」という新たな名前の光回線サービスを始めることです。

有名な光コラボには、「ドコモ光」「ソフトバンク光」「OCN光」等があります。

例えば、「ソフトバンク光」は、ソフトバンク株式会社が、NTT東日本・西日本から光回線設備を借りて、光回線サービスを提供しています。なので、我々消費者の契約先はソフトバンクです。しかし使っている回線自体はNTTのフレッツ光と同じ回線です。

ここで転用に話を戻すと、「フレッツ光」から「ソフトバンク光」へ乗り換えることを「転用」と言います。

「転用」を使えば、これまで使っていたフレッツ光と同じ光回線設備をそのまま使うため、基本的に乗り換えの際に工事費が発生しません。また、通常なら2年以内の解約では違約金が発生しますが、フレッツ光の転用なら、NTTの光回線は解約せずに利用できます。なので解約違約金もかかりません。さらに、家にある固定電話の番号も引き継ぎができます。「お客さまID」も変わりません。

光コラボ(光コラボレーション)はなぜ始まった?


「どうして、NTT東日本・西日本はフレッツ光の転用で、工事費や違約金を無料にしてまで、他社へ乗り換えがしやすい状態を作っているの?」と疑問に思った方も多いと思います。

この光コラボが始まったきっかけは、スマホの影響でフレッツ光の契約が伸び悩んでいたためと言われています。

スマホが普及し、無線の通信速度も上がり、スマホで高速にインターネットが楽しめるようになったため、固定回線のフレッツ光を利用する人が減りました。なので、NTT東西としては、「自社だけでは、光回線の契約数を伸ばしづらい」と感じました。

その状況を打開するため、他社とコラボして、多様なサービスを提供して光回線の販路拡大を目指しました。これにより、これまで自社のみではアプローチできなかった層にまで、光コラボ事業者に光回線を代わりに普及してもらおうと考えたのです。

光コラボ事業者は現在500社以上あり、光コラボの契約者も順調に伸びています。光コラボについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

フレッツの転用の費用はいくら?

フレッツ光の転用を利用した場合に費用はいくらかかるのでしょうか?

フレッツ光の提供元であるNTT東日本・西日本に対しては費用は発生しませんが、転用先に対して登録事務手数料3,000円ほどかかります。

ちなみに、登録事務手数料3,000円は、転用を利用せずに乗り換えた際(フレッツ光を解約し光コラボを新規契約の場合)にもかかります。さらに、転用を利用しない場合は、フレッツ光の解約違約金1,500円~9,500円をNTT東西に支払う必要があります。

なので、転用を利用した方がフレッツ光から別の会社へ乗り換えの費用を抑えることができます。

転用の手続きは?「転用承諾番号」を手に入れよう!


それでは、フレッツ光の転用の手続き方法について簡単にご説明します。といっても、転用の手続きは簡単で以下の2つです。

  1. NTT東日本・NTT西日本から「転用承諾番号」を取得
  2. 光コラボの会社へ転用の申し込み

1. NTT東日本・NTT西日本から「転用承諾番号」を取得

まずは、NTT東日本またはNTT西日本に連絡をして、「私は転用をします」という証である転用承諾番号を取得しましょう。転用承諾番号の有効期限は15日間なので、転用番号を手に入れたら早めに転用の手続きを進めましょう。

転用承諾番号を取得するには、「お客様ID」もしくは「ひかり電話の電話番号」が必要なので、事前に用意しておきましょう。転用承諾番号は以下の連絡先から取得することができます。

【NTT東日本】 入手先 受付時間
ネット https://flets.com/tenyou/ 08:30~22:00
電話 0120-140-202 09:00~17:00
年中無休(年末年始以外)
【NTT西日本】 入手先 受付時間
ネット http://flets-w.com/collabo/ 07:00~25:00
電話 0120-553-104 09:00~17:00
年中無休(年末年始以外)

2. 光コラボ事業者へ転用の申し込み

転用番号を手に入れたら、転用をしたいと思っている光コラボ事業者へ連絡して、転用承諾番号を伝えましょう。あとは、光コラボの会社の案内に従いましょう。これで転用手続きは完了です。簡単ですね。

フレッツ光を転用して他社へ乗り換える3つのメリット

NTT東日本・NTT西日本のフレッツ光から光コラボへ転用するメリットは以下の3つがあります。

  • 工事費と違約金がかからない
  • 毎月の光回線の月額料金が安くなる場合がある
  • プロバイダー料金の請求が一緒になることもある

工事費と解約違約金がかからない


上でもお伝えしましたが、フレッツ光の転用をすれば、基本的に工事費(通常:7,000円~18,000円)や解約違約金(通常:1,500円~9,500円)が発生しません。なので、初期費用を抑えて他社の光回線サービスを使うことが可能です。

ただし、転用でも工事が必要になるケースもあります。例えば、今までは、100Mbpsの速度の光回線だったが、転用先では1Gbpsの速度の光回線という場合等です。この場合は、光回線の工事が必要になり、工事費が発生します。

また、ややこしい話なのですが、フレッツ光の転用をした場合、光回線の違約金は発生しません。しかし、転用する「プロバイダの違約金」が発生する可能性はあります。

例えば、フレッツ光のプロバイダーをSo-netで使っているとします。その人が2年以内にOCN光に転用した場合、So-netのプロバイダーが引き継げないため、プロバイダの解約金が発生します。(OCN光のプロバイダーはOCNのみ)なお、ドコモ光に転用した場合は、プロバイダーでSo-netが選べるために、So-netを引き継げます。なので、解約金は発生しません。

毎月の通信費が安くなることもある


転用をして他の回線事業者へ乗り換える金銭的メリットは初期費用だけではありません。フレッツ光よりも月額基本料金が数百円安くなる光コラボもあります。

さらに、月額基本料だけではありません。光コラボ事業者は様々な割引を用意しています。

例えば、ソフトバンク携帯ユーザーであれば、「ソフトバンク光」を契約するとソフトバンクのスマホの料金が「おうち割 光セット」で500円~2,000割引するサービスを行っています。携帯がドコモならドコモ光とのセット割で、スマホの料金が500円から3,200円割引になります。

自分に合った光コラボを選択すれば、月額基本料金の安さや割引で、フレッツ光よりも毎月の通信費を抑えられます。

プロバイダー料金の請求が一緒になることもある


フレッツ光では、光回線とプロバイダーの料金請求が別々に届きます。

現在、多くのプロバイダ事業者が光コラボを提供しています。そして光コラボで人気なのは、「ドコモ光」「ソフトバンク光」の携帯キャリア系や、プロバイダ系です。プロバイダ系光コラボの例を挙げると、「OCN光」「ビッグローブ光」「So-net光」「Nifty光」「ぷらら光」等です。

これらの携帯キャリア系・プロバイダ系事業者は自社のプロバイダで光コラボを提供しています。なので、光回線とプロバイダーの料金請求が一緒になってくるので、管理がしやすいです。

フレッツ光を転用して他社へ乗り換えるデメリット3つ

もちろん転用もメリットだけではありません。以下の3つのデメリットもあります。

  • フレッツ光に戻せなくなり、電話番号を失う可能性も
  • プロバイダが変更になって通信速度が変化する場合がある
  • 光コラボはキャッシュバックが少ない

フレッツ光に戻せなくなり、電話番号を失う可能性も


一度フレッツ光の転用をすると、基本的にはフレッツ光に戻ってくることはできません。

どうしてもフレッツ光に戻したい場合は転用先の会社との光回線の契約を解除して、再度フレッツ光に新規契約で申し込むという方法を取る必要があります。その際は、光コラボの解約金がかかってしまいます。

さらに最も注意しなければならないのは、転用先で光回線を解約すると固定電話(ひかり電話)の電話番号を失う可能性があることです。

「フレッツ光→光コラボ」の転用の際に、「ひかり電話」サービスも光コラボ事業者へ乗り換えられます。しかし、「光コラボ→フレッツ光」や「光コラボ→光コラボ」への乗り換えでは「ひかり電話」サービスは引き継げません。

なので、アナログ電話やフレッツ光のひかり電話から、光コラボが提供しているひかり電話に変えていた場合、電話番号を失ってしまいます。

なので、転用をする際は、「フレッツ光に戻せない」「固定電話(ひかり電話)の電話番号を失う可能性がある」ということを思い出して、慎重になることをお勧めします。

プロバイダが変更になって通信速度が変化する場合がある


転用すると今まで使っていたプロバイダーが使えなくなり、プロバイダが変わる可能性があります。プロバイダーが変わると通信環境が変わるため、速度が落ちる可能性があります。

もちろん通信速度が上がる場合もありますが、転用前にはその光コラボがどのプロバイダに対応しているか、そのプロバイダの評判は悪くないかをしっかりと調べておきましょう。

光コラボ事業者はキャッシュバックが少ない


光コラボ事業者はNTT東日本・西日本に回線のレンタル料を払った上に、自社独自のサービス・割引を契約者に提供しています。そのため、光回線の契約が決まっても、フレッツ光よりも儲けが少ないとも言われています。なので、フレッツ光のように30,000円以上のキャッシュバックを行なっている光コラボ事業者は皆無です。

転用を勧める悪徳詐欺業者に注意


転用の際に気をつける必要があるのは、悪徳詐欺業者の存在です。悪徳詐欺業者は言葉巧みにフレッツ光の転用を進めてきます。被害に合わないためにも、ぜひこの章の内容を覚えておいてください。

国民生活センターに多数の相談が寄せられている

国民生活センターには、光コラボレーションに関係する相談が多数寄れせられています。そのほとんどが、「よくわからないまま契約してトラブルになった」というケースだそうです。

国民生活センターのHPから一部抜粋します。

卸売を受けた事業者の勧誘時の説明不足等に伴い、全国の消費生活センターには、「現在契約している大手電話会社のサービス変更だと思って話を聞いたら、関係ない事業者との新たな契約になっていた」「契約に必要な手続きをした覚えがないのに、他の事業者への乗り換えが完了していた」「安くなると言われて契約したのに、知らないオプションを契約させられて今より高くなった」等の事例や、消費者が光回線サービスの卸売について十分な理解がないまま契約してトラブルになってしまった事例が寄せられています。
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20160212_2.html

万が一、光コラボの詐欺に合った後でこのページにたどり着いた方は、国民生活センターに一報を入れて、詐欺事業者を一掃しましょう。

悪徳業者による詐欺被害の実例

悪徳業者による転用を利用した詐欺被害にはどのようなものがあるのでしょうか?主な被害は以下のものです。

  • 使わないオプションをつけられて毎月の費用が高くなった
  • プロバイダーの解約金がかかることの説明がなかった
  • フレッツ光に戻せなくなることの説明がなかった
  • 「工事費は無料」と言っていたのに工事費が発生した

つまり、「月額費が安くなります」「独自のサービスを利用できますよ」という転用のメリットだけを伝えて、転用を勧めているのです。これらの詐欺業者のほとんどは悪質な販売代理店でしょう。とりあえず契約だけさせて、販売マージンを手に入れているのです。利用者のことを考えない代理店は撲滅して欲しいものですね。

転用承諾番号を聞き出し勝手に転用の手続きをする悪質業者も


悪徳業者の中にはなんと、フレッツ光の転用承諾番号を聞き出して、勝手に転用を行う業者もいるようです。

ただし、NTT東日本・NTT西日本は「転用承諾番号の取得を依頼することはありません」と公式サイトで発表しています。なので、見ず知らずの人間から、転用承諾番号を聞かれても教えないようにしましょう。

万が一、転用承諾番号を教えてしまった場合はどうすればいいのでしょうか?その場合は、再度、転用承諾番号を取得すれば教えた番号は無効になるので、勝手に手続きされた転用はキャンセルされます。

また、転用番号を勝手に使われた後に、ネット接続するために必要なIDやパスワードが書いてある郵便物が送られて来てくることがあります。一見すると手続きが完了しているように見えますが、ログイン前なら転用をキャンセルできます。詐欺業者に負けずに転用をしっかりとキャンセルしましょう。

まとめ:フレッツ光の転用の確認事項

フレッツ光の転用を利用すれば、NTTに工事費や違約金を払わずに、固定電話の番号をそのままに、他の通信事業者のサービスへ乗り換えることができます。光コラボへ乗り換えることによって、月額費が安くなったり、独自のサービスを受け取れたりする場合があります。

しかし、「フレッツ光には戻せなくなる」「固定電話を失う可能性がある」等の注意点もあります。

また、いきなりかかってきた営業電話で転用を勧められた際には、必ず「工事費はかかるのか?」「プロバイダーの解約金はいくらかかるのか?」「このオプションはどのような内容か?本当に必要なのか?」等を光コラボ事業者へ直接確認しましょう。

これらを確認して問題がなければ、フレッツ光の転用は費用を抑えて他社に乗り換えられる良い制度と言えるでしょう。

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