「白ロム専門フリーマーケット『ムスビー』って実際どうなの?」「中古のiPhoneが欲しいんだけど、ムスビーで買って大丈夫?」「実際にムスビーで購入した人の感想を聞きたい」とお考えの方も多いと思います。
今回は、「ネットで中古スマホを買うならムスビーがオススメ」との評判を耳にしたので、白ロムのiPhone6sを実際にムスビーで購入してみました。この記事ではその時の流れや感想をレビューします。
ムスビーとは?
ムスビーとは、大手企業のSBI系に由来を持つ株式会社ウェイブダッシュが運営する、白ロムのフリマサイトです。
白ロムとは、簡単に言うと、SIMカードが入ってないスマホのことです。
2006年頃から運営されており、元々は白ロムスマホに限らない総合フリマサイトでしたが、現在では中古携帯・スマホのみに特化しています。
ムスビーはECサイトではありません。つまり、運営元の株式会社ウェイブダッシュが直接販売しているのではなく、中古スマホの”取引”サイトです。
フリマサイトなので、購入だけではなく、不要になった携帯電話を出品(売却)することもできます。ただし実際は、個人の出品よりも、中古携帯業者による販売が目立ちます。
個人がムスビーを活用するケースとしては、売却よりは購入の方が多いかと思います。中古スマホが買えるサイトの中でムスビーは最大手と言ってよいでしょう。公式では過去の取引実績が40万件以上と謳っています。
ムスビーの評判は?
冒頭でも書きましたが、「中古スマホを探すならまずムスビー」「取り扱い数や運営会社の点で安心できる」との評判を耳にしました。逆にネット上には「ムスビーで購入した携帯が動作不良品だった」等のトラブル系の評判も見受けられます。
なので、ムスビーで購入を検討しているけど「本当にそうなの?」と疑問をお持ちの方もいるかと思います。
逆に、ムスビーの評判を調べてもあまりヒットしない。なので、実際に購入した人の意見や感想を聞きたいとお考えの人もいるでしょう。
そこで今回、実際にムスビーで中古のiPhone6sを購入してみたので、その時の流れや個人的な感想を共有します。
個人的な結論から言うと、「中古スマホの端末の状態、価格、保証等は、販売業者しだい。ムスビーはあくまでも仲介サイト。仲介サイトとしては優秀」です。
ムスビーで実際に白ロムiPhone6sを購入した時の流れ
今回実際に、ムスビー(PCサイト)で未使用品(新古品)のiPhone6sを購入したので、その時の購入の流れを画面キャプチャー付きで紹介します。
ちなみに新古品とは、誰かが買ったけど未使用のまま、中古市場に流通している商品です。主に、携帯キャリアのキャッシュバック目的で購入され、スマホ自体は使わずにそのまま転売されたスマホです。
1. まずはムスビーに行きます▼
2. 今回はdocomo回線が使えるiPhoneが必要なので、[ドコモ]タブをクリック▼
3. 今回はiPhoneが欲しいので、左側の[人気シリーズ]の[iPhone(アップル)]をクリック▼
4. タブが開き、端末を指定しなきゃいけないようです。購入予定の[iPhone6s]をクリック▼
5. docomo × iPhone6sだけでも238端末も在庫があるようです。▼
6. [コンディション]状態でも絞り込めるようです。状態によって、SS(未使用品)~J(ジャンク品)まで6分類されています▼
状態による値段の違いについては後述します。
7. 今回は[SS:未使用品]を選択して[絞り込み]をクリック▼
8. 商品数が238→126まで絞り込まれました。表示順も[価格が安い順]に切り替えています。▼
9. [利用制限〇]にチェックを入れて[絞り込み]をクリック。▼
利用制限とは、「ネットワーク利用制限」のことです。ネットワーク利用制限とは、スマホの元の持ち主が本体代金の支払いを滞納した場合や、盗難品だった場合に、携帯キャリアが遠隔でスマホを使えなくする制限のことです。
[利用制限〇]の端末はネットワーク利用制限の対象外の商品のことなので、[利用制限〇]にチェックを入れれば、中古スマホ購入後にいきなりスマホが使えなくなるリスクを回避することができます。
10. 商品数が126→48まで絞り込まれました。▼
11. 未使用品なので、値段が一番安い、最初に表示されている端末をクリック▼
12. 商品詳細ページが表示されました。▼
送料・税込みで49,780円です。
13. 画像だけでなく、文章でも、商品の詳細が説明されています。
内容をしっかり確認しましょう。この商品は「モバイルステーション」という所が販売しているようです。
14. ムスビーの利用は初めてなので、ページ下部の[新規会員登録(無料)]をクリック▼
15. 会員登録フォームが現れます。全て入力し、[確認画面へ]をクリック▼
16. 確認画面が現れます。内容に間違いがないか、チェックし、[登録する]ボタンをクリック▼
17. メールが送信されたようです。▼
18. メールを確認すると、仮登録メールがすぐに届いていました。リンクをクリックして、本登録をします▼
19. 設定したパスワードを入力し、[登録する]ボタンをクリック▼
20. 登録が完了したようで、[ゲストさん]→[○○さん]へと変わっています。ログインした状態で、注文手続き画面へ戻りました。
iPhone本体代金の他に、ムスビーへの事務手数料が1,612円(税込み)追加されています。手数料は以下のルールでかかるようです▼
21. 支払い情報を入力し、ページ下部の[確認画面へ]をクリック▼
22. 内容を確認し、ページ下部の[注文をする]をクリック▼
23. 注文が完了しました▼
後は商品が届くのを待つだけのようです。
白ロムiPhone6sが届いた!新品と変わらない見た目で動作確認も問題なし
ネット注文から3日後、待ちに待ったiPhoneが販売元のモバイルステーションから届きました▼
箱を開けてみると、謎の可愛いキャラが出迎えてくれました。iPhoneだけではなく、ハンドブックも入っています▼
ハンドブックの中身はこんな感じ▼
「iPhone・Andoroidの初期設定」「故障かな?と思ったら」「保証内容」について説明があります。
充電ケーブルとイヤホンもちゃんと付属しています。
iPhone本体も新品同様。本当に未使用品(新古品)のようです▼
背面もローズゴールドが綺麗に輝いています。▼
さっそく動作確認。普通に起動し、電源が入りました▼
ドコモ系の格安SIMを挿入してみると、しっかりとネットワークに繋がりました。XERAのこのページが表示され、問題なさそうです▼
今回、新古品のiPhone6s(16GB)を47,585円(税抜)で購入できました。記事執筆現在、Apple公式では16GBモデルは売っていませんが、32GBが61,800円です。容量は少ないですが、iPhone6sを約14,000円安く手に入れることができたことになります。
ムスビーを使ってみた感想3つ
オンライン上で中古スマホを購入できるサイトは数多くありますが、今回、実際にムスビーを使って感じたのは以下3点です。
- 在庫がかなり多い
- 絞り込みがしやすく、目当ての端末を探しやすい
- 商品の状態(コンディション)によって価格はそこまで変わらない?
感想①在庫がかなり多い
日本で大人気のiPhoneは、ムスビーでは圧倒的な在庫(正確には出品数)があります。大手キャリアのdocomo版、au版、Softbank版それぞれ1,000端末くらい購入可能な在庫があります。SIMフリー版でも500端末以上が揃っています。他のECサイトでは、少ないと数十端末くらいしか取り揃えていないところも多いので、ムスビーはかなり多いです。さすが最大手。
iPhoneだけではなく、Andoroidスマホも充分な在庫があるようです。人気のXperiaやGalaxyだと、モデル毎に、少なくても数十端末、多いと100端末以上売られているので、欲しい端末が売られていないなんて事態には遭遇しにくいでしょう。少なくとも、他の多くの中古スマホ販売サイトよりは圧倒的に多いです。
感想②絞り込みがしやすく、目当ての端末を探しやすい
ムスビーはサイトUIも悪くなく、目的の端末をすぐに探せます。
他のサイトだと、まともに絞り込めなかったりして、目当ての端末にたどり着けないことも多いですが、ムスビーではそんなことはありません。
[キャリア]や[端末のブランド]はもちろん、[商品の状態]で絞り込めるのもGOODです。商品の状態(コンディション)はムスビーのこちらの画像を参考にして下さい。
特に、今回も使用した[利用制限〇]で絞り込めるのは大きいです。ネットワーク利用制限に関して購入前に全く分からないサイトも多い中、ムスビーはしっかりと対応しています。
今回は利用しませんでしたが、その他の絞り込み条件についても、一応解説しておきます。
- 利用制限○:ネットワーク利用制限にかかる心配がない端末。購入後にスマホが突然使えなくなる心配がない。
- SIMロック解除済:どんなSIMでも使えるスマホ。
- ショップ出品:業者による出品。逆に[ショップ出品]がついていないスマホは主に個人による出品。
- 赤ロム補償:ネットワーク利用制限にかかった場合に補償がある。ただし、補償の内容は出品者により異なる。
- 付属品完備:新品購入時と同様の付属品がしっかりと付いている。iPhoneの場合、充電ケーブルやイヤホン等。
- 外装交換品:???
- 取引中を除外:取引中やSOLD OUTの商品を検索結果から外せます。基本チェック。
外装交換品だけは正直よくわかりませんが、ムスビー公式ではこのように書いています。
外装交換品:外装交換(中古端末の外装を新品に交換)後、未使用の商品です。
感想③商品の状態(コンディション)によって価格はそこまで変わらない?
今回iPhone6sを探してみて感じたのは、商品の状態によって値段がそこまで大きく変化しない、または商品の状態と価格に関連性が薄いという点でした。
例えば、iPhone6s(16GB)の場合の各コンディションの最安値は以下の通りです(記事執筆時点)。
ランク | 状態 | 最安値 |
---|---|---|
SS | 未使用品 | 43,000円 |
S | 新品同様 | 69,800円 |
A | 程度が良い・良好 | 39,000円 |
B | 多少の傷や汚れがある | 34,480円 |
C | 傷や汚れが目立つ | 37,300円 |
J | ジャンク品 | 該当商品無し |
最安値だけ見ると、商品の状態が良くなるに連れて、決して価格も高くなっている訳ではないことが分かります。さらに、最安値以外も見てみると、SやAでもSSの最安値よりも高い商品が多数見つかったりします。
これは、出品者によって価格設定が違ったり、ムスビーガイドラインはあるものの、コンディションの申告基準が違うことが考えられます。
もちろん全体的には、美品の方が高くなる傾向はありますし、CやJの状態だけど超低価格の商品も売っていたりもします。なので、ご自身で色々と見てみるのが一番だとは思いますが、時間のない方は、[SS:未使用品]で最安値付近の商品を選ぶのは一つの手かもしれません。
まとめ:中古スマホを手に入れたいならムスビーは有力な選択肢
中古スマホを購入するには、実店舗でも、オンライン上でも様々な店・サイトが存在します。詳しくはこの記事でまとめています。
その中でもムスビーは十分な在庫数、商品の探しやすさ、大手の安心感など、有力な選択肢と言えるでしょう。実際にiPhone6sを購入してみて、支払い手続き・商品到着までの期間・iPhoneの状態、全て問題ありませんでした。
中古スマホを検討している方は、ムスビーを検討してみてはいかがでしょうか。