もしかしてAndroidスマホを無くして困っていませんか?
または、紛失したスマホを探す方法や対処法をお探しですか?
このページにたどり着いた方はどちらかでしょう。まずは、一旦深呼吸して、落ち着きましょう。そして、この記事をじっくり読んでみて下さい。
(スーハースーハー)
この記事では、以下の疑問を丁寧に説明・解決していきます。
- アンドロイド携帯を失くした!どうやって探し出せばいいの?
- スマホを紛失したんだけどGPSで場所を特定できないの?
- 落とした携帯が悪用されないための対策は?
- Andoroidデバイスマネージャーの使い方は?
iPhoneの場合は「iPhoneを探す」という機能があるため、探しやすいです。※iPhoneを無くした方はこちらをご覧ください。
しかし、Androidのスマホの場合は、どう探せばいいのでしょうか?
実は、アンドロイド向けにも「Androidデバイスマネージャー(別名:端末を探す)」というWEBサービスがあります。「Androidデバイスマネージャー」を使えば、行方不明になっているアンドロイドスマホを格段に見つけやすくなります。
それでは早速、居場所が分からなくなったスマホと再会をする旅に出かけましょう。
アンドロイドのスマホが行方不明になった
仕事から帰ってきて、スマホを取り出そうと思ったら、スマホが見つかりません。スマホはクレジットカードや連絡先・友人とのメッセージなどの個人情報が満載です。
「電話をかけてもらって、見つけよう」と思い、パソコンから家族へメールをして、自分のスマホへ電話をかけてもらいました。しかし、その時は、サイレントモードだったので、反応なし。
仕方ないので、部屋中を空き巣の如くひっくり返し、決死の捜索活動。しかし、スマホは見つかりません。「iPhoneなら、『iPhoneを探す』で探せるけど、アンドロイドにも同じようなサービスはないかな?」と思って調べました。
すると、「Androidデバイスマネージャー(端末を探す)」というWEBサービスを見つけました。この「Androidデバイスマネージャー」使ったら、すぐにスマホを発見できました。
「Androidデバイスマネージャー(端末を探す)」とは?
「Androidデバイスマネージャー」とは、遠隔でアンドロイドの端末をGPSで探したり、画面をロックしたり、データを消したりできるWEBサービスです。自分のスマホがなくても、その他の端末(PCやスマホやタブレット)から利用できます。「端末を探す」とも呼ばれています。
スマホが見つからなくて困っている時には、強い味方になってくれます。いざという時のために、ぜひ使い方を覚えておいてください。
iPhoneやiPadなどiOS端末でも使えるのか?
「Androidデバイスマネージャー」はiPhoneやiPadなどのiOS端末でも使えるのでしょうか?
iPhoneやiPadから「Androidデバイスマネージャー」を使って、アンドロイド端末は探せます。しかし、「Androidデバイスマネージャー」を使って、iPhoneやiPadなどのiOS端末を探すことはできません。あくまでも、アンドロイドの端末を探すためのWEBサービスのようです。
iPhoneやiPadなどiOS端末の人はiCloudへサインインして、「iPhoneを探す」を使って探しましょう。「iPhoneを探す」についてはこちらの記事で詳しくまとめています。
「Androidデバイスマネージャー」と「スマートフォンを探す」の違い
Googleは「Androidデバイスマネージャー」の他にも、「スマートフォンを探す」というWebサービスも提供しています。両者はできることが違うので、以下の表に違いをまとめました。
Androidデバイスマネージャー | スマートフォンを探す | |
---|---|---|
音を鳴らす | ○ | ○ |
データ消去 | ○ | ○ |
画面ロック | ○ | ○ |
場所の特定 | ○ | × |
アカウントからの ログアウト |
× | ○ |
「Androidデバイスマネージャー」の方が端末の場所の特定ができるので、使いやすいサービスだと感じました。「Androidデバイスマネージャー」が2013年に開始したサービスなのに対し、「スマートフォンを探す」は2016年に登場したサービスなので、「スマートフォンを探す」は位置情報を表示する許可が取れていないのでしょうか。
ただし、「スマートフォンを探す」の方は、探している端末のGoogleアカウントを遠隔でログアウトさせることが可能です▼
なお、Googleのアカウントからログアウトをしても、音を鳴らしたり、画面をロックしたり、データを消したりという機能は使えます。
「端末を探す」の3つのログイン方法
「端末を探す」を使うためには、ログインをする必要があります。「端末を探す」には、以下の3つのログイン方法があります。
- 「Androidデバイスマネージャー」と検索してログイン
- アプリ版の「Find My Device」からログイン
- Googleのアカウントの「スマートフォンを探す」からログイン
どの方法でログインしても使える機能は同じです。
①「Androidデバイスマネージャー」と検索してログイン
「Androidデバイスマネージャー」と検索してログインする方法です。
1. 「Androidデバイスマネージャー」と検索して[Android デバイス マネージャー – Google]をクリック▼
ちなみに、「端末を探す」と検索しても出てきません。
2. Androidで初期設定に使ったGoogleアカウントのパスワードを入れて[次へ]をクリック▼
パスワードが思い出せない人は最後の方で、パスワード再設定の方法をお伝えしているので、参考にしてください。
3. 「端末を探す」へのログインが完了しました▼
なお、同じGoogleアカウントで複数の端末を使っている時は、画面の左上から探したい端末を選択してください▼
②アプリ版の「Find My Device」からログイン
この方法は友達や家族のスマホを使って、「端末を探す」を利用する方法です。「端末を探す」のアプリ版「Find My Device」からログインします。
「Find My Device」はアンドロイド版しかないので、iOS端末ではインストールできません。
1. Google Play Storeで「Find My Device」と検索して、[インストール]をタップ▼
2. インストールが終わったら、[開く]をタップ▼
3. [ゲストとしてログイン]をタップ▼
「Find My Device」を使って、ゲストでログインすれば、友達や家族のスマホから自分の端末を探しても、友達や家族のスマホに自分のGoogleアカウントのパスワードが残らない仕様になっています。
4. 探したい端末のGoogleアカウント(メールアドレス)を入力します▼
アカウントが分からない場合は、[アカウントを探す]を押せば、電話番号からアカウントを探せます。
5. アカウントのパスワードを入力します▼
6. 「端末を探す」へのログインが完了しました▼
アプリ名が「Find My Device」にも関わらず、端末上では、「端末を探す」と表示されます。名称は統一して欲しいですね▼
③「スマートフォンを探す」からログイン
「スマートフォンを探す」から「端末を探す」へログインする方法です。
1.「スマートフォンを探す」と検索してスマートフォンを探す – My Account – Googleをクリック▼
2. 探したい端末を選びます▼
3. パスワードを求められるので、入力して[次へ]を押します▼
4. 「スマートフォンを探す」の画面になるので、[端末を探す]をクリック▼
5. 「端末を探す」の画面へ切り替わりました▼
「Androidデバイスマネージャー」の4つの機能
「Androidデバイスマネージャー」は、以下の4つの機能を搭載しています。
- GPSで端末の現在位置を特定
- マナーモードでも音を出させる「音を鳴らす」
- 端末をロックし、メッセージと電話番号のみを表示する「ロック」
- スマホのデータを削除して悪用を防ぐ「消去」
いずれもスマホを紛失した時に活躍する機能なので、活用してみましょう。
①GPSで端末の現在位置を特定
GPSでスマホの現在位置を表示してくれる機能です。「探しているスマホが家の中にあるのかないのか?心当たりがある場所にあるのかないのか?」を特定する時に使いましょう。
緑のアイコンがスマホの現在位置です▼
実際の位置から20mくらいの誤差はあるかもしれませんが、おおよその位置は把握できます。
②マナーモードでも音を出させる「音を鳴らす」
「音を鳴らす」とは、遠隔でスマホから音を鳴らせる機能です。
画面の[音を鳴らす]をクリックすれば、スマホから大音量で電子音が流れます▼
鳴る音は、端末ごとに変わるようです。
5分間鳴り続けるので、その間にスマホを探しましょう▼
無事、端末を見つけて電源ボタンを押せば、音は鳴り止みます。ただし、Androidマネージャーからは音を止められないので、スマホが見つからないと5分間鳴り続けます。
スマホがマナーモードでも音は鳴ります。私の場合も、サイレントモードでスマホが迷子になったのですが、音が鳴ったのでスグ発見できました。ベットの下に隠れていました。
③端末をロックし、メッセージと電話番号のみを表示する「ロック」
「ロック」とは、端末をロックして他人に使われないようし、スマホの画面にメッセージや電話番号を表示するという機能です。
ロックをかけたスマホの画面は、以下のようになります▼
拾った人が電話マークをタップしてくれれば、設定した電話番号に電話がかかってきます▼
無くしたスマホの電話番号を指定しても、絶対に電話はかかって来ないので、くれぐれも注意しましょう。家の電話や信頼できる友人の電話番号を指定するのが良いです。
スマホは以下のようにパスワードでロックされていました▼
私のスマホだけかもしれませんが、待ち受け画面から、ロックを解除する画面が中々出て来なかったです。画面をあちこちタップしたら出てきました。
「ロック」の設定方法は、以下の通りです。
[ロック]をクリック▼
[新しいパスワード]と[パスワードの確認]にパスワードを入力▼
[復旧メッセージ(省略可)]と[電話番号(省略可)]を入力して[ロック]をクリック▼
※省略可と書いてあるにも関わらず、入力しないと[ロック]をクリックしても画面が切り替わりませんでした。
「ロックしました」と表示されたら、スマホにロックがかかります▼
遠隔操作で画面をロックしたり、メッセージや指定した電話番号への発信を設定できて、さすがGoogleだと思いました。
④スマホのデータを削除して悪用を防ぐ「消去」
遠隔でスマホのデータを消去する機能です。特定のデータを消すのではなく、全てのデータを消して工場出荷状態に戻します。
「端末の場所が分からない」「音を鳴らしてもダメ」「電話もかかってこない」という場合、誰かに、悪用されないための最終手段です。ただし、SDカード内のデータまでは消せないので、注意が必要です。
また、データ消去をすると端末のGoogleアカウント情報が完全に消えるので、以降の捜索ができなくなります。
「消去」のやり方は以下の通りです。改めてお伝えしますが、こちらは本当の最終手段。覚悟を持って行ってください。
[消去]をクリック▼
すると確認のページに切り替わるので、覚悟をして[消去]をクリック▼
Androidデバイスマネージャーは端末の状態で使える機能が変わる
Androidデバイスマネージャーは端末の状態によって、以下のように使える機能が変わります。
GPSがOFF | リモートでの ロック・消去がOFF |
電源がOFF | データ通信がOFF | |
---|---|---|---|---|
「場所の特定」 | × | ○ | × | × |
「音を鳴らす」 | ○ | ○ | ×※2 | ×※3 |
「ロック」 | ○ | ×※1 | ×※2 | ×※3 |
「消去」 | ○ | ×※1 | ×※2 | ×※3 |
※1:ネットで、後から設定可能
※2:電源がONになった時点で実行
※3:データ通信がONになった時点で実行
余談ですが、SIMカードを抜いた状態でも、Wi-Fiに繋がっていていれば、「Androidデバイスマネージャー」を使えました。
Androidデバイスマネージャーの使い方(ケーススタディー)
Androidデバイスマネージャーには、4つの機能「場所の特定」「音を鳴らす」「画面のロック&メッセージ」「データ消去」がありました。
これら機能の使い方は、以下のフローチャートのように大きく4パターンに分かれます。
ケース①そもそも場所が特定できない場合
この状態は、端末がネットに繋がっていなかったり、GPSか端末の電源がOFFになっていることが想定されます。
この場合は、端末が近くにある可能性もあるので、まず音を鳴らしてみましょう。音が聴こえなければ、端末が近くにはないし、残念ながら、自力で見つけるのは困難でしょう。なので、画面をロックしてメッセージと電話番号を表示し、電話がかかって来るのを待ちましょう。
電話がかかってこない場合は、データの消去も検討する必要があります。
ケース②場所は特定できたが、心当たりがない場合
このケースは、第三者がそのスマホを持って、どこかに移動した(している)可能性が高いです。その第三者が善人か悪人か分かりませんので、まずは、悪用を避けるため画面をロックして、メッセージと電話番号を表示しましょう。
善人の場合は、電話がかかって来るでしょうし、悪人の場合は、電話がかかってこないでしょう。しばらく待ってみて、電話がかかってこなかったら、その場所に実際に行ってみて、音を鳴らすのも一案です。が、窃盗犯と会うと感じるなら、データを消去してしまいましょう。
ただ、近くに交番や駅があれば、落とし物として届けられているかもしれません。電話で確認してみましょう。
ケース③場所が特定でき、その場所に心当たりがあり、自分の近くにある場合
このケースは簡単単純。音を鳴らして愛するスマホを迎えに行ってあげましょう。
ケース④場所が特定でき、その場所に心当たりがあり、自分の遠くにある場合
このケースはいろんなパターンが考えられます。
例えば、オフィスにスマホを忘れてきた場合や、さっきまで行っていた居酒屋やカラオケ等のお店で落としてしまった場合です。対応策としては、とりあえず画面をロックしましょう。
オフィス⇔家など、安心できる場合は、取りに戻るか、翌日にでも、救出してあげましょう。
お店の場合は、電話で連絡し、確認してみましょう。お店などではない場合は、そのGPSが示している場所に実際に行ってみて、音を鳴らしましょう。
「Androidデバイスマネージャー」が有効な設定になっているかの確認方法
Androidスマホの初期設定時にGoogleアカウントを登録すると、「Androidデバイスマネージャー」を使える設定が自動的に有効になります。その後、自ら無効にしない限りは、「Androidデバイスマネージャー」は利用できる状態になっています。
「Androidデバイスマネージャー」の設定が有効かどうかは、以下の流れで確認できます。
1. 設定を開き[Google]をタップ▼
2. [セキュリティー]をタップ▼
3. [リモートでこの端末を探す]と[リモートでのロックとデータ消去を…]がOFFになっていれば、タップして両方ともONにします▼
4. 両方ともONになれば、設定は有効です▼
なお、[リモートでのロックとデータ消去]がOFFになっていても、「Androidデバイスマネージャー」から[ロックとデータ消去を有効にする]をクリックすれば、[リモートでのロックとデータ消去]を有効にできます▼
ただし、[リモートでこの端末を探す]は「Androidデバイスマネージャー」から有効にできないので、注意が必要です。
Googleアカウントのパスワードの確認方法
「Googleのパスワードが思い出せない」という人も中にはいるでしょう。Googleアカウントのパスワードを忘れた場合、確認方法は以下の通りです。
1. パスワードが分からない場合は、[パスワードをお忘れの場合]をクリック▼
2. [別の質問]をクリック▼
3. 再設定用のメールアドレスに確認コード(パスワード再設定の案内)を送れます▼
「Androidデバイスマネージャー」はGoogleの技術力を感じさせるサービス
「Androidデバイスマネージャー」は、優秀なスマホ探知機になってくれます。
遠隔で位置情報を確認できたり、マナーモードでも音を鳴らせるので、闇雲にスマホを探すより圧倒的に早くスマホを見つけやすくなります。さらに、スマホを見つけられなくても、スマホをロックしたり、電話番号を表示させたり、データを消去できるのは、Googleの技術力を感じました。
端末は無くさないのが一番です。しかし、万が一端末が見つからない時は、ぜひ活用してみましょう。