WiMAX 2+(ワイマックス・ツー・プラス)ってなに?
名前は聞いたことがあるけど、よくわからないと言う人も多いでしょう。
この記事では、WiMAX 2プラスについて解説します。意外と知らないWiMAX 2プラスのメリットとデメリットを分かりやすくお届けしますよ。
WiMAX 2プラスが何か知りたい方や、WiMAXのモバイルWi-Fiルーターを契約しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
WiMAX 2プラスとは?
WiMAX 2+(ワイマックス・ツー・プラス)とは、WiMAXのモバイルWi-Fiルーターに使われている電波の種類のことです。以前は、WiMAX(ワイマックス)という電波を使っていましたが、WiMAX2プラスはその発展系です。WiMAXに比べて通信速度が速くなっています。
WiMAX 2プラスは国際的にも利用されており、KDDIのグループ会社のUQコミュニケーションズが提供しています。GMOとくとくBBやブロードWiMAXといったブランドでもWiMAX 2プラスを使っています。
WiMAX 2プラスの3つのメリット
WiMAX 2プラスのメリットは以下のとおりです。
- WiMAX 2プラスの3つのメリット
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- ①インターネットがほぼ無制限で使える
- ②工事不要で即日使える
- ③持ち運びができる
①インターネットがほぼ無制限で使える
WiMAX2プラスならインターネットがほぼ無制限で利用できます。3日間で10GB以上のデータ通信をした場合は、通信速度が制限されますが、それでもYouTubeの標準画質で動画が観られるくらいの通信速度(1Mbps)は出ます。
スマホのテザリングや4G/LTEのモバイルWi-Fiルーターと違って、データ量を気にせずにインターネットが楽しめるのは、大きな魅力です。
②工事不要で即日使える
WiMAX 2プラスのモバイルWi-Fiルーターは、光回線と違って、工事不要で即日ネットが使えます。
光回線を契約したことがある人ならわかると思いますが、せっかく契約してもインターネットが実際に使えるようになるまでにはおおよそ2週間かかります。WiMAX2プラスならば、契約した即日に工事不要で使用できるので、便利です。
③持ち運びができる
光回線と違って持ち運びができるのもWiMAX2プラスの大きなメリットです。引越しの際もルーターだけ持っていけば、いいので、引越しも楽々ですよ。
WiMAX 2プラスのデメリット2つ
もちろんWiMAX2プラスのデメリットもしっかり紹介していきます。
- WiMAX 2プラスのデメリット2つ
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- ①室内や田舎では電波が届きにくい
- ②上りの通信速度が遅い
①室内や田舎では電波が届きにくい
WiMAX2プラスは電波の特性上、障害物を迂回しずらいので、室内では通信速度が遅くなります。地下鉄では圏外になることもあるので、地下鉄で通勤や通学をしている方は注意が必要です。
また、田舎の場合も都会に比べると電波が届きづらいです。
②上りの通信速度が遅い
WiMAX 2プラスは上りの通信速度(データをアップロードする速度)が最大速度75Mbpsです。光回線は100Mbps~1000Mbpsなので、光回線よりは遅いですね。
上り速度の重要性は、人によって違います。たとえば、Wi-Fiを基本的に動画の視聴やSNSの閲覧に使用する場合、上りの速度はあまり必要ありません。しかし、重たいファイルのアップロードやインターネットゲームは上りの通信速度が重要になってきます。
WiMAX 2プラスにも通信速度制限がある
WiMAX2はどれだけ使用しても通信が止まることはありませんが、速度制限がかかることがあります。通信速度制限は以下の3つです。
直近3日間で10GBを使うと通信速度が1Mbpsに制限される
基本的には通信量無制限のWiMAX2プラスですが、直近3日間で10GB以上のデータ通信を行うと、翌日の18時から26時まで通信制限がかかります。これは回線の混雑を避けるためのものです。
通信制限を受けても1Mbpsまでは通信速度が出ます。1Mbpsはストレスを感じることなくインターネットができる通信速度とも言われているので、最低限のネットサーフィンはできますよ。
直近3日間のデータ通信量が10GBを下回ったら、通信制限は解除されます。
ハイスピードプラスエリアモードで月間7GB以上使うと通信速度が128kbpsに制限される
WiMAX2プラスには、ハイスピードプラスエリアモードという通信モードがあります。ハイスピードプラスエリアモードは、auの4G/LTE回線も使って通信ができるモード。
ただし、月間7GBを超えるとスマホと同じように通信制限がかかり、通信速度が128kbpsまで落ちます。翌月までWiMAX 2プラスの通信速度も128kbpsになるので、ハイスピードプラスエリアモードの使いすぎには注意しましょう。
7GBプランで月間7GB以上の使うと通信速度が128kbspに制限される
WiMAX2 プラスには、月間7GBまでしか高速データ通信を使えない「7GBプラン」があります。無制限のプラン「ギガ放題」に比べて月額料金は安いですが、月間7GB以上のデータ通信を行うと翌月まで通信速度が128kbpsになります。
正直、7GBプランはコスパが悪いので選ばない方がいいです。
WiMAX 2プラスのエリアは公式サイトで確認できる
WiMAX 2プラスのエリアはUQ WiMAX公式サイトの「WiMAXのサービスエリア」で確認できます。
自分がよく使うエリアがどれくらいカバーされているかチェックしてから購入を決めるのもいいですね。ちなみに都内ではほとんど問題なくハイスピードモードでの使用が可能でした。
WiMAX 2+と4G/LTEを比較
WiMAX2プラスと4G/LTEの回線の違いを比較してみました。
WiMAX2プラス | 4G/LTE | |
---|---|---|
エリア | 山岳部はエリア外 | ほぼ日本全域 |
室内での繋がりやすさ | △ | ○ |
通信制限 | ほぼ無制限 | 7GB/月 |
通信制限後の速度 | 1Mbps | 128kbps |
こうしてみると一長一短ですね。「月にデータ通信を7GB以下しか使わない」と言う人なら、室内でも通信速度が速い4G/LETのWi-Fiルーターを選ぶのも手です。しかし、月に7GBのデータ通信をするのであれば、WiMAX2 プラスを選ぶのがオススメです。
WiMAX 2+はどこで契約するのがオススメ?
WiMAX 2+を提供している会社(プロバイダ)はたくさんあります。WiMAX 2+プラスは公式のUQ WiMAXよりもプロバイダ経由で契約した方がお得です。
WiMAX 2+を提供しているプロバイダは以下の記事で詳しく比較しています。
WiMAXの全プロバイダを比較した結果、最も料金が安くオススメなのは「GMOとくとくBB」という結果になりました。
WiMAXが気になっている方は覗いてみましょう。
「GMOとくとくBB WiMAX 2+」についてはこちらの記事で詳しく解説しています。