格安SIMの実際の通信速度をガチ比較!主要MVNO16社に大手携帯3社を添えて

みなさん、データ受信してますか?

子供の頃は足の速い男子がモテましたが、大人になると通信の速い男子がモテます。

かつて携帯電話と言えば、大手キャリア3社しかありませんでした。しかし現在は、Y!mobile・UQ mobileといったサブブランドや、格安SIM(MVNO)もメジャーになってきました。

そこで今回は、【SIM-1グランプリ2017】と題して、大手キャリア3社&サブブランド2社&主要MVNO14社16枚、計21枚のSIMカードの通信速度を調査・比較しました。

docomo,au,SoftBankの中ではどこが一番速いのでしょうか?

大手キャリアとMVNOでは本当に通信速度に差が出るのでしょうか?

MVNOの中で通信品質が良いのはどの会社なのでしょうか?

この記事は約12m(スマホで120スクロール)もある超長文な上、データやグラフがカオスに入り乱れていますが、気になる部分だけでも楽しみながら読んで見てください。

目次

【SIM-1グランプリ2017】調査の概略

今回、通信速度を調査したSIMカードは以下の21枚です。

  • 大手キャリア:docomo , au , SoftBank
  • サブブランド:Y!mobile , UQ mobile
  • MⅤNO  :IIJmio(タイプD) , IIJmio(タイプA) , mineo(Dプラン) , mineo(Aプラン) , NifMo , OCNモバイルONE , DMM mobile , イオンモバイル , FREETEL , 楽天モバイル , LINEモバイル , BIGLOBE SIM , U-mobile , b-mobile , DTI SIM , nuroモバイル

※SIMカードは全て、1カ月間の高速通信データ量が「○GB」までと決まっているプランで測定を行いました。

調査条件は以下の通りとなります。

  • 調査日時 :2017年1月~2月
  • 調査場所 :新宿、吉祥寺、渋谷、秋葉原
  • 使用端末 :ZenFone3 × 3台
  • 計測アプリ:XCAL Speedtest
  • 計測回数 :SIM21枚×4箇所×各5回(計420回)

計測には総務省ガイドラインに基づく計測ツールと同等と思われるアプリを使用しました。

※調査は可能な限り最善を尽くしましたが、通信速度は時間・場所・天気・端末など、環境に大きく左右される可能性があります。

調査結果の総評は以下の通りです。

  • 【下り】は「au」が最速
  • 【上り】は「SoftBank」が最速
  • サブブランドは大手3キャリアに遜色ない通信速度・品質を記録
  • MVNO勢と大手3キャリアの通信速度には大きな格差があった
  • MVNOの中で【下り】が高速なのは「LINEモバイル」と「mineo(Dプラン)」

調査結果は、SlideShareにもUPしています。

この記事の方が詳しく解説していますが、非常に長文なので、SlideShareの方でササッと眺めるのも趣深いかもしれません。

プロローグ~通信品質競争と総務省ガイドラインと箱ひげ図~

初めに、今回の調査をより深く理解するための前提知識をお伝えします。

「さっさと結果を教えてくれ」「自分は通信・統計の専門家だぞ」という方は、この章を読み飛ばしちゃって結構です。→調査結果(全比較)

熾烈な通信品質競争を繰り広げてきた大手キャリア

ソフトバンクは昔、「繋がりにくい」「速度が遅い」「圏外が多い」と通信品質の評判が悪かったです。

しかし、プラチナバンド(900MHz)を手に入れてから、「つながりやすさNo.1」と通信品質改善を大々的にアピールしました。ただこれは、ソフトバンクの独自調査に基づいたものじゃないの?とその信憑性に疑問が持たれていました。

ドコモやauも、昔は通信速度・品質を軸にしたCM広告を大々的に展開しており、通信品質競争が熱烈に繰り広げてました。CMやHPなどは「通信速度100Mbps!」等と最大通信速度で広告が打たれていました。しかしこの最大通信速度はあくまでも理論上の数字であり、実際にでる速度は不明でした。

総務省がキャリアに対して実効通信速度の開示を要請

これらのことがあり、2013年11月から2015年7月まで、総務省によりインターネットのサービス品質計測等の在り方に関する研究会が計9回開催されました。

その結果、計測「回数」「時間」「項目」「ツール」等、通信速度計測の仕様がガイドラインにより定められました。そして総務省は、このガイドラインに即した実効速度を公表するよう、キャリアに要請しました。

総務省の要請により、最大速度(理論上のスピード)だけではなく、謎に包まれていた実効速度(実際のスピード)が明らかになりました。

それ以来、通信品質や速度を前面に押し出した広告を目にすることは少なくなったような気がします。

また、2017年2月8日、「総務省がMVNOに対しても通信速度の開示を要請」と日本経済新聞が報道しました。今後はMVNOも通信速度競争に飲み込まれていきそうです。

とっても便利で可愛い「箱ひげ図」の見方

この記事では箱ひげ図というグラフがたくさん出没するので、簡単に解説しておきます。

箱ひげ図とは、データの分布やバラつきを可視化するための統計グラフです。

箱ひげ図は「最小値」「25%値」「中央値」「75%値」「最大値」の5つのデータが一目で把握できる便利なグラフです。

中央値とは、データを数値の大きさ順に並べた時に、ちょうど真ん中の位置にある値です。平均値だけでなく中央値も求めることで、より全体の実態を把握できます。

箱ひげ図を理解できれば、これから始まる通信の大レースを存分に楽しんで頂けると思います。

以上で準備は完了です。それでは調査結果を詳しく見ていきましょう。

調査結果(全比較)


ここでは、大手キャリア・サブブランド・MVNO全てをまとめて比較していきます。

【下り】通信速度ランキング(平均値)

下のグラフは、全SIMカードの計測結果【下りスピード】の平均値を比較した図です。

1位はぶっちぎりでauとなりました。平均58.0Mbpsはグッドです。

2位はSoftBank、3位もソフトバンクのサブブランド「Y!mobile」となりました。

4位はauのサブブランド「UQ mobile」、5位にdocomoがかろうじてランクイン。

キャリアとサブブランドでベスト5を独占した形になります。

MVNOの中でトップはLINEモバイル。mineoが7位・8位となり、MVNOの中では優秀のようです。

【下り】実効通信速度の比較(中央値)

下のグラフは全SIMの実効通信速度【下り】を比較した図です。中央値が速い順に並んでいます。

中央値でもauが優勝を飾りました。auは平均値・中央値の両方で下りTOPに輝きました。2位はSoftBank。

3位はUQ mobile、4位はY!mobileとサブブランドが並びました。

docomoは5位。docomoは平均値でも中央値でもサブブランドに敗れる結果に。

下りでは、平均値でも中央値でもキャリアとサブブランドが上位を占め、MVNO勢は劣勢を強いられる形となりました。

【下り】計測データ(折れ線図)

以下のグラフは、全420回の下り速度の計測データを一覧にしたグラフです。左から順に、新宿、吉祥寺、渋谷、秋葉原となっており、それぞれ5回の計測を#nで表現しています。

新宿では、飛び抜けて速いSIMはありませんが、全体的に速度は出ていました。

吉祥寺では、SoftBankとY!mobileだけが圧倒的なスピードで、他のSIMは全体的に低速でした。

渋谷では、auとUQ mobileが圧勝、秋葉原では、au一強となりました。

【下り】通信速度分布(ヒストグラム)

以下のグラフは、全420回の計測結果【下り速度】を5Mbps単位で分類したヒストグラム図です。下り速度の分布が分かります。

最頻値5~10Mbpsを頂点に、そこから山なりの様相を呈しています。30Mbps未満で約80%、40Mbps未満で約90%を占めています。

携帯会社がよく使う「最大225Mbps」等が、理論上の数値であることがよく分かります。

また、全420回の計測で1Mbpsを下回ったのは一度もありませんでした。

【上り】通信速度ランキング(平均値)

ここからは上りをみていきましょう。

下のグラフは、全SIMカードの計測結果【上りスピード】の平均値を比較した図です。

1位はSotBank、2位もY!mobileとなりました。上りではソフトバンク系が他の追随を許しませんでした。

下りで1位だったauは上りでは3位です。

4位はnuroモバイルでMVNOトップ。下りでMVNO最速だったLINEモバイルが5位にランクイン。下りで最下位だったb-mobileが上りでは6位に食い込みました。

UQ mobileは7位、docomoはなんと13位に甘んじています。

【上り】実効通信速度の比較(中央値)

下のグラフは全SIMカードの実効通信速度【上り】を比較した図です。中央値が速い順に並んでいます。

こちらも1位はSotBank、2位はY!mobile、3位はau。

平均値では7位だったUQ mobileが、中央値では4位に上ったのは面白いですね。

5位にはMVNOからnuroモバイルがランクイン。

キャリアの雄docomoは中央値でも9位と苦戦しました。

【上り】計測データ(折れ線図)

以下のグラフは、全420回の上り速度の計測データを一覧にしたグラフです。

新宿では、上りでも超速SIMはありませんでしたが、全体的には速い速度が出ていました。

吉祥寺では、SoftBankだけが2回高速を記録しているのが分かります。

渋谷では、SoftBankとY!mobileが他を圧倒しています。

秋葉原でも、SoftBankとY!mobileの2強でした。LINEモバイルも健闘しているのが分かります。

【上り】通信速度分布(ヒストグラム)

以下のグラフは、420回の計測結果【上り】を2.5Mbps単位で分類したヒストグラム図です。上り速度の分布が分かります。

最頻値2.5~5.0Mbpsを頂点に、綺麗な山型となっています。7.5Mbps未満で約60%、15.0Mbps未満で約90%を占めています。

上りでは、全420回の計測で1Mbpsを下回ったのは一度だけでした。

【レイテンシ】通信遅延時間の比較

レイテンシとは通信が始まるまでの遅延時間です。単位はミリセカンド[ms]で1/1000秒です。一般的には100msに収まらないと、体感でかなりの遅さを覚えるようです。

以下のグラフは、各SIM20回のレイテンシの計測結果を平均して比較した図です。

1位はなんとMVNOのNifMoとなりました。上り・下りで振るわなかったdocomoが僅差で2位に。BIGLOBE SIMが3位に入賞。

楽天モバイルが断トツの最下位。唯一、平均100Mbpsに収まらず、不名誉な結果に。

レインテンシにおいては、キャリア・サブブランド・MVNOの違いによる有意な差は見られませんでした。また、上り・下りの速度とレイテンシには相関は無いようです。

【ガチンコ対決シリーズ】どこが速い?

ここからは、ガチンコ対決シリーズを開催していきます。

対決するのは以下の7バトルです。

  • 【3大勢力対決】大手キャリア vs サブブランド vs MVNO
  • 【大手キャリア対決】docomo VS au VS SoftBank
  • 【サブブランド対決】Y!mobile vs UQ mobile
  • 【MVNO対決】16社18格安SIMのガチンコ対決・比較
  • 【本家VSサブブランド①】SoftBank vs Y!mobile
  • 【本家VSサブブランド②】au vs UQ mobile
  • 【au回線対決】au vs UQ mobile VS mineo(Aプラン) VS IIJmio(タイプA)

一般的に関心が高そうなものを選りすぐって比較しました。名勝負もありますので、興味があるバトルだけでも見てみてください。

【3大勢力対決】大手キャリア vs サブブランド vs MVNO

「MVNOは通信速度が遅い」と言われますが、実際のスピードはどうなのでしょうか?

また「Y!mobile」「UQ mobile」のサブブランド組は、大手キャリア組とどの程度の差があるのでしょうか?

ここでは、大手キャリア組、サブブランド組、MVNO組の3グループの通信速度の傾向を比較していきます。

分類は以下の通りです。

  • 大手キャリア:docomo , au , SoftBank
  • サブブランド:Y!mobile , UQ mobile
  • MⅤNO  :IIJmio(タイプD) , IIJmio(タイプA) , mineo(Dプラン) , mineo(Aプラン) , NifMo , OCNモバイルONE , DMM mobile , イオンモバイル , FREETEL , 楽天モバイル , LINEモバイル , BIGLOBE SIM , U-mobile , b-mobile , DTI SIM , nuroモバイル

それでは観戦していきましょう。

【下り】通信速度(平均値)

順位は、大手キャリア→サブブランド→MVNOと順当な結果となりました。

大手キャリア組とサブブランド組には大きな差は見られませんでしたが、サブブランド組とMVNO組の間にはかなりの差があるようです。

【下り】実効通信速度(箱ひげ図)

中央値は、大手キャリア組:35.0Mbps、サブブランド組:32.0Mbps、MVNO組:11.1Mbpsとなっています。

大手キャリアとサブブランドでは、最速値ではキャリア組が優るものの、サブブランド組の方が低速は出にくいという結果は興味深いです。

MVNOは、全要素において大手キャリア・サブブランドに負けています。

【下り】計測データ(折れ線図)

大手キャリアとサブブランドは一進一退の攻防を繰り広げた。MVNOと大手キャリア・サブブランドの間にある見えない壁が、このグラフでは一目瞭然で目に見える。

【上り】通信速度(平均値)

上りでも順位は、大手キャリア→サブブランド→MVNOと順当な結果に。ただ、下りよりは大きな差は開いていません。とはいえMVNOは両者に2倍以上の差をつけられています。

【上り】実効通信速度(箱ひげ図)

キャリア組とサブブランド組がほとんど変わらない箱ひげとなった。それに対してMVNO組はやはり劣っています。

中央値は、大手キャリア組:11.0Mbps、サブブランド組:9.7Mbps、MVNO組:5.2Mbps。

【上り】計測データ(折れ線図)

大手キャリアとサブブランドは互角の勝負で魅了した。MVNOは、下りよりは善戦しているものの、全体的に格差は拭えないようだ。

【大手キャリア対決】docomo VS au VS SoftBank

ここでは大手3キャリアに絞って比較していきます。

自分のキャリアが他よりも速いのか遅いのか気になっている方も多いと思います。

大手3キャリアは昔から熾烈な通信速度競争を行ってきました。果たして今回の調査ではどのような結果になったのでしょうか。

【下り】通信速度(平均値)

auの断トツ優勝です。SoftBankがdocomoを下して2位に。docomoは残念ながら最下位です。

【下り】実効通信速度(箱ひげ図)

最大値・中央値ではauの圧勝。ただし、最遅値ではauが最下位だった。

SoftBankはauに最遅値と25%値で勝っている。下の安定度はauよりもSoftBankの方がベターと言えそうだ。

docomoはSoftBankに全ての要素で負けている。

中央値は、docomo:27.0Mbps、au:57.3Mbps、SoftBank:36.7Mbpsとなった。

【下り】計測データ(折れ線図)

新宿ではdocomoが頑張っているが、それ以降は中位安定といった感じです。

SoftBankは吉祥寺だけ張り切っています。

auは前半(新宿&吉祥寺)では最下位ですが、後半(渋谷&秋葉原)の追い上げが圧倒的です。

【上り】通信速度(平均値)

SoftBankの圧勝です。ナウでインスタグラマなヤングはソフトバンク向き?

【上り】実効通信速度(箱ひげ図)

全ての要素でSoftBankの金メダル。逆にdocomoは全ての要素で銅メダル。

中央値は、docomo:7.1Mbps、au:11.6Mbps、SoftBank:21.2Mbpsとなった。

【上り】計測データ(折れ線図)

SoftBankが逃げ切り、さらに途中から本気を出し、独走優勝。auは上りでは中位安定。docomoは上りでも重い足取りだった。

【サブブランド対決】Y!mobile vs UQ mobile

Y!mobileやUQ mobileを格安SIMを呼ぶことも多いですが、この2つは他のMVNOとは運営会社という点で一線を画しています。

Y!mobileは現在ソフトバンク直の運営ですし、UQ mobileもauの子会社 UQコミュニケーションズの運営です。なので今回この二つはサブブランド組に分けました。

サブブランドはキャリアの品質とMVNOの低価格性を併せ持つ中間的存在です。

Y!mobileとUQ mobileはどちらに軍配が上るのでしょうか?ちなみにdocomoは現在サブブランドを持っておらず、今後も展開する予定はないようです。

【下り】通信速度(平均値)

これは互角といってよいでしょう。

【下り】実効通信速度(箱ひげ図)

高速側(中央値・75%値・最速値)はUQ mobileが速いですが、低速側(最遅値・25%値)ではY!mobileの方が速いです。暴れん坊のUQ mobile、安定感のY!mobileといった所でしょうか。

それにしても、平均値と箱ひげ図で、これほど異なった印象を与える結果になるのは面白いですね。

【下り】計測データ(折れ線図)

前半と後半で見事に入れ替わっているのが趣深いですね。良きライバル関係のようです。

【上り】通信速度(平均値)

上りでは、Y!mobileがダブルスコア以上で勝利しました。

【上り】実効通信速度(箱ひげ図)

全ての要素で、Y!mobileに軍配があがっています。

【上り】計測データ(折れ線図)

上りはY!mobileに分があるのが一目瞭然です。特に渋谷で2回燃え上っています。

【MVNO対決】14社16格安SIMのガチンコ対決・比較

ここではMVNO(格安SIM)に絞って比較していきましょう。

MVNOは速度が遅い・安定しないというイメージも。なので、MVNOの中でもできるだけ通信品質が良い会社を選びたいという方も多いと思います。

MVNO各社で通信速度に大きな差はでるのでしょうか?また、最速はどこなのでしょうか?

【下り】通信速度(平均値)

1位はLINEモバイルとなりました。高速の噂・評判は本当だったようです。MVNOで平均速度約25Mbpsにはとても驚きました。

2位はmineo(Dプラン)で、こちらも平均20Mbpsを超えているので十分速いといえます。3位もmineoのau回線版mineo(Aプラン)でした。mineoはかなり優秀のようです。

4位NifMo~13位DTI SIMまでの中位勢は、どんぐりの背比べといった感じですが、どこも平均10Mbpsを超えているので及第点と言えると思います。

b-mobileは断トツで遅いようです。

【下り】実効通信速度(箱ひげ図)

中央値ではLINEモバイルよりもmineo(Dプラン)が優っています。ただし、mineo(Dプラン)がLINEモバイルに勝っているのは中央値だけで、他4要素は全てLINEモバイルに負けています。

他は、大小・長短、様々な箱ひげが並んでいる中で、b-mobileのコンパクトさからは哀愁さえ滲み出ています。

【下り】計測データ(折れ線図)

先ほど、平均値から速度ランキングを出したものの、この図を見ると混戦・混沌としていて、真に速い強SIM(ツヨシム)は無いようです。

【上り】通信速度(平均値)

1位は、nuroモバイルでした。

2位は、下りで1位のLINEモバイルです。通信速度に関しては現段階では、LINEモバイルが高速と言えそうです。

3位は、下りで最下位だったb-mobileが入りました。個人的にはもっと下りに力を入れた方が良いと思います。

以降はどんぐりの背比べですね。

【上り】実効通信速度(箱ひげ図)

ノーコメント。

【上り】計測データ(折れ線図)

大混戦。各社抜きつ抜かれつのデッドヒート。MVNOの群雄割拠感を見事に表現したグラフといえます。

【本家VSサブブランド①】SoftBank vs Y!mobile

Y!mobileは現在、SoftBankと同じソフトバンク株式会社によって運営されています。SoftBankとY!mobileの通信速度には、どれくらいの差がでるのでしょうか?

【下り】通信速度(平均値)

SoftBankの方が若干速いですが、これは互角と言えるでしょう。

【下り】実効通信速度(箱ひげ図)

最速値と最遅値ではY!mobileの方が優れていますが、実効速度という観点では本家のSoftBankに軍配が上っています。

【下り】計測データ(折れ線図)

そこまで差があるようには見えません。良い勝負です。

【上り】通信速度(平均値)

上りではSoftBankの方が約1.4倍速いです。

【上り】実効通信速度(箱ひげ図)

全ての要素においてSoftBankの勝ち。

【上り】計測データ(折れ線図)

傾向は似ていますが、全体的にSoftBankが上にいますね。

【本家VSサブブランド②】 au vs UQ mobile

auとUQ mobileは運営会社が親子関係です。親子対決では、どれほど実力に差があるのでしょうか。

【下り】通信速度(平均値)

auが親の意地を見せつけた。

【下り】実効通信速度(箱ひげ図)

基本的にはauの勝利です。最遅値においてUQ mobileが一矢報いた。

【下り】計測データ(折れ線図)

同じような動きをしているのが面白いですね。やっぱり親子なんですね。

【上り】通信速度(平均値)

上りでも親超えは果たせず。

【上り】実効通信速度(箱ひげ図)

親子みずいらず。

【上り】計測データ(折れ線図)

全く同じ動き。親子二人三脚。

【au回線対決】au vs UQ mobile VS mineo(Aプラン) VS IIJmio(タイプA)

MVNOのほとんどはdocomoから回線を借りています。そんな中、auから回線を借りているレアなMVNOが二つあります。IIJmio(タイプA)とmineo(Aプラン)です。

このレアなau系MVNOではどちらが早いのでしょうか?

また、これらMVNOと、本家au、UQ mobileにはどれくらいの差がでるのでしょうか?

【下り】通信速度(平均値)

順当に、キャリア(au)→サブブランド(UQ mobile)→MVNO(mineo , IIJmio)という順番になりました。

【下り】実効通信速度(箱ひげ図)

UQ mobileとMVNO2社には大きな差が出ました。やはりauは実子のUQ mobileの方が可愛いのでしょうか?

MVNO対決では、下りではmineoの方がスピードが出るようです。

【下り】計測データ(折れ線図)

傾向は似ていますが、速度には大きな差が出ています。サブブランドUQ mobileとMVNO2社には格差があるようです。

【上り】通信速度(平均値)

上りでは気にする程の大きな違いは見られません。

【上り】実効通信速度(箱ひげ図)

こちらも下りほど大きな差が無いようです。

MVNO対決では、上りではIIJmioの方がスピードが出るようです。上り・下りで勝敗を分け合ったのが印象的です。

【上り】計測データ(折れ線図)

特段有意な差が見られるとは言えなそうです。

地域別の通信速度計測結果

ここでは、測定地域別に調査結果を比較していきましょう。

今回の速度調査は都内4か所「新宿」「吉祥寺」「渋谷」「秋葉原」で行いました。

理由は、1箇所だと結果に偏りが出る恐れがあるのと、地域ごとに通信速度や傾向に違いがあるかを調べるためです。

新宿

緊張の初舞台は駅の乗降者数が世界一の新宿駅。新宿駅東口構内2階にある「スターバックス コーヒー ルミネエスト新宿店」です。測定日時は2017年1月24日(火)の10:34~12:04です。

【下り】通信速度(平均値)

新宿ではなんと、MVNOのLINEモバイルがトップになり、下剋上を果たしました。2位はY!mobile、3位はdocomo、4位はSoftBankと順当です。5位にもMVNOのmineo(Dプラン)が食い込みました。

【下り】実効通信速度(箱ひげ図)

中央値でもLINEモバイルがトップに。2~5位はキャリアとサブブランドが名を連ねていますが、UQ mobileだけは15位と不振でした。

吉祥寺

少し余裕が出てきた二回目の速度調査は西東京の雄「吉祥寺」。吉祥寺と言えば、井の頭公園。井の頭公園入口手前の「スターバックスコーヒー井の頭公園店」で調査をしました。測定日時は2017年1月30日(月)の15:08~16:30です。

【下り】通信速度(平均値)

吉祥寺では、ソフトバンク系の圧倒ぶりが誰の目にも明らかです。それ以外はどんぐりの背比べ。

【下り】実効通信速度(箱ひげ図)

SoftBankとY!mobileの強さが目覚ましいですね。3位はイオンモバイル、4位はNifmo、5位はDTI SIMとMVNO勢が入賞しています。

ソフトバンク系以外は大手キャリア・サブブランドの優位性は見られず、MVNOも健闘した形となりました。

渋谷

慣れと自信が出てきた三回目の速度調査は攻めの「渋谷」。スクランブル交差点のすぐ近くの「スターバックスコーヒー SHIBUYA TSUTAYA店」で調査をしました。測定日時は2017年2月3日(金)の15:20~16:41です。

【下り】通信速度(平均値)

渋谷に変わった途端、au系の圧勝です。auが平均100Mbpsを超える衝撃の結果に。UQ mobileも75.1Mbpsと優秀。それ以外はほぼ横ばいです。

【下り】実効通信速度(箱ひげ図)

こちらもauとUQ mobileが3位以下を大きく引き離しました。

秋葉原

もはや速度調査のヘビー級と自負する四回目は聖地巡礼「秋葉原」。秋葉原駅からほぼ直角の「スターバックスコーヒー秋葉原駅前店」で調査をしました。測定日時は2017年2月7日(火)の16:04~17:41です。

【下り】通信速度(平均値)

渋谷と同様、またしてもauがチャンピオン。秋葉原でもauが平均で約90Mbpsと非常にハイスピードです。2位もまたまたUQ mobileです。

3位はSoftBank。mineo(Aプラン)がdocomo・Y!mobileを抜かし4位入選。

【下り】実効通信速度(箱ひげ図)

auの独走ぶりが見て取れます。2位はUQ mobile。3位にMVNOのmineo(Aプラン)がランクイン。au系強いです。

この章では、キャリア別にデータを見ていきましょう。

現在使っているキャリアや、乗り換えを検討しているキャリア等だけでも読んでみてください。

docomoの通信速度

NTT docomoは言わずと知れた大手キャリアです。iPhoneを取り扱うのが遅れたため、一時期はauやSoftBankにやられっぱなしでした。数多くの格安SIM事業者に自社の回線を貸しているため、業績が回復したと言われています。

docomo

docomoの通信速度の測定結果グラフ

docomoの通信速度結果は、大手キャリアの中では上り下り共に最下位。速度は高速とは言えなかった。ただ、レイテンシは総合2位と優秀だった。

また、docomoの実効速度の公表値と今回の調査結果には大きな乖離が見られた。現在、大手キャリアは実効速度を開示しているものの、今回の調査結果と比較すると、開示内容を鵜呑みにしてよいかは疑問が残る結果となった。

docomoの通信速度データまとめ

  • 実効速度(下り):16.7Mbps~40.1Mbps
  • 実効速度(上り):3.3Mbps~8.5Mbps
  • 下り(平均値) :28.2Mbps(5位)
  • 下り(中央値) :27.0Mbps(5位)
  • 上り(平均値) :6.3Mbps(13位)
  • 上り(中央値) :7.1Mbps(9位)
  • レイテンシ   :46.7ms(2位)

auの通信速度

auもいくつかの格安SIM事業者に回線を貸しています。ちなみに、auの名前の由来は「会う」「合う」という漢字をアルファベットに直したものだそうです。

au

auの通信速度の測定結果グラフ

auの通信速度結果は、下り1位、上り2位。下りで100Mbps以上を5回も記録した。100Mbps以上を記録したのはauのみ。ただ、最遅値は1.7Mbpsと、これは大手キャリアの中で最低値。レイテンシも一度だけ100msに収まらなかった。高速はでるが、安定感には少しかけるのかもしれない。

auの実効速度の公表値と今回の調査結果では、docomoのような大きな差は見られなかった。

auの通信速度データまとめ

  • 実効速度(下り):21.6Mbps~95.5Mbps
  • 実効速度(上り):8.3Mbps~11.9Mbps
  • 下り(平均値) :58.0Mbps(1位)
  • 下り(中央値) :57.3Mbps(1位)
  • 上り(平均値) :10.0Mbps(3位)
  • 上り(中央値) :11.6Mbps(3位)
  • レイテンシ   :70.5ms(12位)

SoftBankの通信速度

SoftBankの名前の由来は、もともとパソコンソフトの流通業をしていたので、「ソフトウエアの銀行」という意味が込められているそうです。回線を貸しているのはY!mobileのみです。

SoftBank

SoftBankの通信速度の測定結果グラフ

SoftBankの通信速度結果は、下り2位、上り1位。渋谷では下りよりも上りの速度の方が速かった。レイテンシだけは総合16位と大手キャリアの名にはふさわしくない結果となった。

SoftBankの実効速度の公表値と今回の調査の差は、docomo程は大きな違いは見られなかった。

SoftBankの通信速度データまとめ

  • 実効速度(下り):25.6Mbps~51.1Mbps
  • 実効速度(上り):18.2Mbps~30.1Mbps
  • 下り(平均値) :39.2Mbps(2位)
  • 下り(中央値) :36.7Mbps(2位)
  • 上り(平均値) :23.6Mbps(1位)
  • 上り(中央値) :21.2Mbps(1位)
  • レイテンシ   :75.1ms(16位)

Y!mobileの通信速度

Y!mobileはソフトバンクのサブブランド。「Y」マークがヤフーっぽいですが、ソフトバンクが運営元です。格安SIMにはない「無制限のかけ放題」を利用できます。大手キャリアと格安SIMの中間的な存在です。

Y!mobile

Y!mobileの通信速度の測定結果グラフ

Y!mobileの通信速度結果は、下りの最小値16.0Mbpsは全体のTOP。低速が少なく通信の安定感は抜群の結果に。

通信は、最高速度に目が行きがちですが、一般利用においては、最高速度が速いよりも低速が出づらい方が、ユーザー体験は良いと思います。

Y!mobileの最大通信速度(公称)は、下り261Mbps、上り37.5Mbpsですが、今回の調査結果は以下の通りです。

Y!mobileの通信速度データまとめ

  • 実効速度(下り):24.2Mbps~40.1Mbps
  • 実効速度(上り):7.0Mbps~23.5Mbps
  • 下り(平均値) :37.4Mbps(3位)
  • 下り(中央値) :30.9Mbps(4位)
  • 上り(平均値) :17.0Mbps(2位)
  • 上り(中央値) :18.0Mbps(2位)
  • レイテンシ   :69.6ms(10位)

Y!mobileについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

UQ mobileの通信速度

UQ mobileはauのサブブランド。auを運営するKDDIの子会社UQコミュニケーションズが運営。au回線を借りている他社のMVNOよりも技術的な優遇があるとの噂も。マスコットキャラは、WiMAX=青いガチャピン、UQ mobile=ピンクのガチャピンです。

UQ mobile

の通信速度の測定結果グラフ

UQ mobileの通信速度は、サブブランドだけあって、全体的に優秀。他社MVNOに対して相当な優位性が見られた。

UQ mobileの最大通信速度(公称)は、下り225Mbps、上り25Mbpsですが、今回の調査結果は以下の通りです。

UQ mobileの通信速度データまとめ

  • 実効速度(下り):11.6Mbps~54.0Mbps
  • 実効速度(上り):6.2Mbps~9.9Mbps
  • 下り(平均値) :36.4Mbps(4位)
  • 下り(中央値) :34.2Mbps(3位)
  • 上り(平均値) :7.8Mbps(7位)
  • 上り(中央値) :9.5Mbps(4位)
  • レイテンシ   :70.3ms(11位)

UQ mobileについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

IIJmio(タイプD)の通信速度

IIJmioは格安SIM事業社の中では老舗。他の格安SIM事業者に技術支援を行うMVNEという立場も持つ。技術力が高く、通信制限がされていても一瞬だけ高速通信を行う初速バースト機能を真っ先に搭載。ドコモとauの両方から回線を借りており、こちらはdocomo版になります。

IIJmio

IJmio(タイプD)の通信速度の測定結果グラフ

IIJmio(タイプD)の通信速度結果は、新宿だけは良かったが、他では伸びず、全体的に上りも下りも振るわなかった。レイテンシも2回、100msを超えています。ただし、下りの最小値5.8Mbpsは悪くない速度なので、通常利用では問題ないレベル。

IIJmio(タイプD)の最大通信速度(公称)は、下り375Mbps、上り50Mbpsですが、今回の調査結果は以下の通りです。

IIJmio(タイプD)の通信速度データまとめ

  • 実効速度(下り):8.2Mbps~17.0Mbps
  • 実効速度(上り):4.2Mbps~5.7Mbps
  • 下り(平均値) :13.4Mbps(13位)
  • 下り(中央値) :10.0Mbps(17位)
  • 上り(平均値) :5.0Mbps(19位)
  • 上り(中央値) :5.1Mbps(13位)
  • レイテンシ   :82.3ms(17位)

IIJmio(タイプA)の通信速度

IIJmioのau版です。タイプAは技術的な理由からiPhoneでテザリングができなかったり、データ通信が行える端末が少なかったりと、タイプDに比べる不安定なようです。

IIJmio(タイプA)の通信速度の測定結果グラフ

IIJmio(タイプA)の通信速度は、下りでは20位と望ましくない結果に。上りは悪くないものの、一度だけ0.8Mbpsを記録した。上り・下りの840データ中、1Mbpsを下回ったのは、この1回のみです。

私も参加しましたが、IIJmio meeting 14(東京会場)では、IIJmio(タイプA)の課題や問題点をIIJ側が丁寧に説明していました。IIJmio(タイプA)は初心者向けではないようです。

IIJmio(タイプA)の最大通信速度(公称)は、下り375Mbps、上り50Mbpsですが、今回の調査結果は以下の通りです。

IIJmio(タイプA)の通信速度データまとめ

  • 実効速度(下り):2.6Mbps~9.4Mbps
  • 実効速度(上り):6.3Mbps~9.6Mbps
  • 下り(平均値) :7.8Mbps(20位)
  • 下り(中央値) :6.1Mbps(20位)
  • 上り(平均値) :7.6Mbps(8位)
  • 上り(中央値) :8.3Mbps(7位)
  • レイテンシ   :83.9ms(19位)

IIJmioについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

mineo(Dプラン)の通信速度

mineoは、先ほど紹介したIIJmioと同じく、docomoとauの両方から回線を借りています。こちらはdocomo回線になります。ユーザー同士の交流ができる「マイネ王」や、余ったデータ量を分け与えられる「フリータンク」という独自サービスが用意されています。

mineo

mineo(Dプラン)の通信速度の測定結果グラフ

mineo(Dプラン)の通信速度は、下りはMVNOトップクラス、安定感も抜群。上りはMVNOの中では平均的。レイテンシは異常なし。

mineo(Dプラン)の最大通信速度(公称)は、下り225Mbps、上り25Mbpsですが、今回の調査結果は以下の通りです。

mineo(Dプラン)の通信速度データまとめ

  • 実効速度(下り):13.6Mbps~24.2Mbps
  • 実効速度(上り):3.9Mbps~7.6Mbps
  • 下り(平均値) :21.2Mbps(7位)
  • 下り(中央値) :20.5Mbps(5位)
  • 上り(平均値) :6.2Mbps(14位)
  • 上り(中央値) :4.7Mbps(15位)
  • レイテンシ   :69.5ms(9位)

mineo(Aプラン)の通信速度

こちらは、mineoのau版になります。IIJmio(タイプA)と同じくiPhoneでテザリングが使えないなど、Dプランに比べるとデリケートな仕様のようです。とはいえ、Dプランなら120円するSMSが無料で付いて来たり、解約時にSIMを返却する必要がなかったりと良いところはあります。

mineo(Aプラン)の通信速度の測定結果グラフ

mineo(Aプラン)の通信速度通信速度は、下り・上りともに、MVNOの中では上位グループ。レイテンシは下位グループ。IIJmioとは違い、au回線でもそれなりの速度が出ていました。

mineo(Aプラン)の最大通信速度(公称)は、下り225Mbps、上り25Mbpsですが、今回の調査結果は以下の通りです。

mineo(Aプラン)の通信速度データまとめ

  • 実効速度(下り):5.3Mbps~25.3Mbps
  • 実効速度(上り):5.2Mbps~8.5Mbps
  • 下り(平均値) :17.0Mbps(8位)
  • 下り(中央値) :15.5Mbps(8位)
  • 上り(平均値) :6.6Mbps(11位)
  • 上り(中央値) :7.9Mbps(8位)
  • レイテンシ   :83.1ms(18位)

mineoについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

NifMoの通信速度

NifMoは、大手キャリアと同じく「無制限かけ放題」のオプションを備えた格安SIMです。20,000円キャッシュバックなど、キャンペーンも豪華です。ただし、無制限かけ放題で使用するアプリの「NifMoでんわ」の通話品質が悪いと、アプリの評価は低いです。

NifMo

NifMoの通信速度の測定結果グラフ

NifMoの通信速度結果は、良い意味で、特徴なし。レイテンシだけは大手キャリアを抑えて1位の快挙を達成。

NifMoの最大通信速度(公称)は、下り262.5Mbps、上り50Mbpsですが、今回の調査結果は以下の通りです。

NifMoの通信速度データまとめ

  • 実効速度(下り):9.0Mbps~23.9Mbps
  • 実効速度(上り):4.2Mbps~5.6Mbps
  • 下り(平均値) :16.6Mbps(9位)
  • 下り(中央値) :13.3Mbps(11位)
  • 上り(平均値) :5.0Mbps(18位)
  • 上り(中央値) :4.7Mbps(16位)
  • レイテンシ   :46.6ms(1位)

Nifmoについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

OCNモバイルONEの通信速度

格安SIMのシェアNo.1と言われているOCNモバイル。NTTコミュニケーションズが運営。全国に82,000カ所あるWi-Fiスポットを利用できる上に、10分間のかけ放題を導入しています。シェアNo.1の座を守るために日夜努力しているようです。

OCNモバイルONE

OCNモバイルONEの通信速度の測定結果グラフ

さすがNTTコミュニケーションズ。シェアNo.1にも関わらず、通信が安定している辺りはさすがですね。

OCNモバイルONEの最大通信速度(公称)は、下り262.5Mbps、上り50Mbpsですが、今回の調査結果は以下の通りです。

OCNモバイルONEの通信速度データまとめ

  • 実効速度(下り):7.2Mbps~15.8Mbps
  • 実効速度(上り):4.4Mbps~9.5Mbps
  • 下り(平均値) :12.5Mbps(15位)
  • 下り(中央値) :10.3Mbps(15位)
  • 上り(平均値) :6.6Mbps(10位)
  • 上り(中央値) :5.7Mbps(12位)
  • レイテンシ   :63.2ms(8位)

OCNモバイルONEについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

DMM mobileの通信速度

DMM mobileは、動画サービスで有名なDMMの格安SIMです。業界最安水準を掲げており、全体的に料金が安いのが特徴です。値段は安いのにも関わらず、IIJから技術協力を受けているので、低速時でも数秒間だけ高速通信ができるバースト機能を搭載しています。DMM.comで使えるDMMポイントが貯まるので、動画も楽しめます。

DMM mobile

DMM mobileの通信速度の測定結果グラフ

DMM mobileは、料金が業界最安水準にも関わらず、MVNOの中で平均以上の通信品質は非常に好印象。

DMM mobileの最大通信速度(公称)は、下り375Mbps、上り50Mbpssですが、今回の調査結果は以下の通りです。

DMM mobileの通信速度データまとめ

  • 実効速度(下り):10.6Mbps~14.9Mbps
  • 実効速度(上り):3.0Mbps~7.4Mbps
  • 下り(平均値) :14.8Mbps(11位)
  • 下り(中央値) :13.4Mbps(10位)
  • 上り(平均値) :6.3Mbps(12位)
  • 上り(中央値) :5.0Mbps(14位)
  • レイテンシ   :71.0ms(14位)

DMM mobileについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

イオンモバイルの通信速度

イオンモバイルは、ショッピングモールのイオンがサービスを提供しています。「大手キャリアを超える」とHPに掲げられています。最低利用期間がない。050番号ですが、無制限のかけ放題もオプションで追加可能です。全国212のイオン店舗でサポートをしてくれるのは、スマホ初心者や高齢者にはありがたいですね。

イオンモバイル

イオンモバイルの通信速度の測定結果グラフ

イオンモバイルの通信速度は全体的に平均的。今回使用したイオンモバイルと、先ほどのDMMモバイルのMVNEはIIJmioですが、本家よりも通信速度が早かったのは興味深い点。

イオンモバイルの最大通信速度(公称)は、下り375Mbps、上り50Mbpssですが、今回の調査結果は以下の通りです。

イオンモバイルの通信速度データまとめ

  • 実効速度(下り):8.4Mbps~21.1Mbps
  • 実効速度(上り):3.6Mbps~8.2Mbps
  • 下り(平均値) :15.4Mbps(10位)
  • 下り(中央値) :14.4Mbps(9位)
  • 上り(平均値) :6.2Mbps(15位)
  • 上り(中央値) :6.1Mbps(11位)
  • レイテンシ   :70.8ms(13位)

イオンモバイルについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

FREETELの通信速度

FREETEL

FREETELは、その名の通り「自由な電話」という意味が込められた格安SIMです。最安299円~。端末に対するこだわりが強く、日本の技術力を活かした自社ブランドの格安スマホも発売しています。

FREETELの通信速度の測定結果グラフ

FREETELの通信速度結果は、下りは下から3番目と振るわなかった。場所に関わらず一定の速度で安定をしている「FREETEL平原」を披露。

FREETELの最大通信速度(公称)は、下り225Mbps、上り50Mbpsですが、今回の調査結果は以下の通りです。

FREETELの通信速度データまとめ

  • 実効速度(下り):7.6Mbps~9.7Mbps
  • 実効速度(上り):3.7Mbps~8.9Mbps
  • 下り(平均値) :8.8Mbps(19位)
  • 下り(中央値) :9.0Mbps(19位)
  • 上り(平均値) :7.1Mbps(9位)
  • 上り(中央値) :4.4Mbps(17位)
  • レイテンシ   :53.4ms(4位)

FREETELについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

楽天モバイルの通信速度

楽天モバイルは、格安SIM業界で最初に「5分間無料のかけ放題」を実施して人気になったMVNO。取り扱いスマホ端末も豊富。楽天市場での買い物でポイントが+1倍になったり、利用料に応じて、楽天スーパーポイントが貯まったりと楽天ユーザーとは特に相性が良い格安SIMです。

楽天モバイル

楽天モバイルの通信速度の測定結果グラフ

楽天モバイルの通信速度結果は、上り・レイテンシで最下位。上りは全体的に振るわなかった。レイテンシが100msを超えたのは13回と多く、平均値125.9msも遅く、とにかくレイテンシが悪い模様。楽天モバイルでは、読み込みを待たされることが多いかもしれません。人気の格安SIMなので利用者が多いからかもしれませんね。

楽天モバイルの最大通信速度(公称)は、下り262.5Mbps、上り50Mbpsですが、今回の調査結果は以下の通りです。

楽天モバイルの通信速度データまとめ

  • 実効速度(下り):7.9Mbps~14.7Mbps
  • 実効速度(上り):2.7Mbps~4.3Mbps
  • 下り(平均値) :11.9Mbps(16位)
  • 下り(中央値) :10.3Mbps(16位)
  • 上り(平均値) :3.6Mbps(21位)
  • 上り(中央値) :3.2Mbps(21位)
  • レイテンシ   :125.9ms(21位)

楽天モバイルについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

LINEモバイルの通信速度

格安SIMの大きな欠点の一つに、「LINEの年齢認証ができないので、ID検索ができない」というものがあります。しかし、LINEモバイルは、LINE株式会社の子会社がサービスを展開しているため、格安SIMの中で唯一、LINEの年齢認証とID検索ができます。同時購入できる端末が4種類しかないというのは寂しいです。(2017年2月時点)

LINEモバイル

LINEモバイルの通信速度の測定結果グラフ

LINEモバイルの通信速度は、上りも下りもMVNOの中では最速クラス。下りの最小値も10Mbpsを超えており安定性も兼ね備えている。

LINEモバイルの最大通信速度(公称)は、下り375Mbps、上り50Mbpsですが、今回の調査結果は以下の通りです。

LINEモバイルの通信速度データまとめ

  • 実効速度(下り):15.5Mbps~26.6Mbps
  • 実効速度(上り):4.9Mbps~10.9Mbps
  • 下り(平均値) :24.9Mbps(5位)
  • 下り(中央値) :18.3bps(7位)
  • 上り(平均値) :8.5Mbps(5位)
  • 上り(中央値) :8.8Mbps(5位)
  • レイテンシ   :74.1ms(15位)

LINEモバイルについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

BIGLOBE SIMの通信速度

BIGLOBE SIMは、インターネットプロバイダで有名なBIGLOBE株式会社が提供しています。「エンタメフリー・オプション」を付ければ、YouTubeやAbama TVなどの動画サイトを無制限で見ることができます。全国86,000で繋がる「BIGLOBE Wi-Fi」が使える。

BIGLOBE SIM

BIGLOBE SIMの通信速度の測定結果グラフ

BIGLOBE SIMの通信速度結果は、上りも下りも最下位クラスですが、レイテンシだけは3位と優秀。下りで4回も2Mbpsを下回り、不安定さが見られる。

BIGLOBE SIMの最大通信速度(公称)は、下り375Mbps、上り50Mbpsですが、今回の調査結果は以下の通りです。

BIGLOBE SIMの通信速度データまとめ

  • 実効速度(下り):2.6Mbps~19.4Mbps
  • 実効速度(上り):2.7Mbps~4.9Mbps
  • 下り(平均値) :11.7Mbps(17位)
  • 下り(中央値) :9.5Mbps(18位)
  • 上り(平均値) :3.8Mbps(20位)
  • 上り(中央値) :4.0Mbps(19位)
  • レイテンシ   :49.0ms(3位)

BIGLOBE SIMについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

U-mobileの通信速度

U-mobileは、高速通信の無制限プランや、10分間の電話かけ放題など、魅力的なプランがある格安SIMです。SIMを2ヶ月無料で試せるキャンペーンを実施中です。

U-mobile

U-mobileの通信速度の測定結果グラフ

U-mobileの通信速度結果は、良くも悪くも、全体的に特筆するべき点はないです。ブランドカラーがグラフに映えて美しい。

U-mobileの最大通信速度(公称)は、下り375Mbps、上り50Mbpsですが、今回の調査結果は以下の通りです。

U-mobileの通信速度データまとめ

  • 実効速度(下り):9.1Mbps~13.0Mbps
  • 実効速度(上り):3.2Mbps~7.8Mbps
  • 下り(平均値) :12.5Mbps(14位)
  • 下り(中央値) :10.8Mbps(14位)
  • 上り(平均値) :5.1Mbps(17位)
  • 上り(中央値) :3.9Mbps(20位)
  • レイテンシ   :62.0ms(7位)

U-mobileについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

b-mobileの通信速度

b-mobileは日本初の格安SIMです。従量制プラン「おかわりSIM」を提供しています。ソフトバンク回線のサービスも近々開始される予定。

b-mobile

b-mobileの通信速度の測定結果グラフ

b-mobileの通信速度結果は、下りで断トツの最下位。一度も5Mbpsを超えなかった。しかし、上りとレイテンシでは順位は上々。下りと上りの速度を逆にできないものか?

b-mobileの最大通信速度(公称)は、下り225Mbps、上り50Mbpsですが、今回の調査結果は以下の通りです。

b-mobileの通信速度データまとめ

  • 実効速度(下り):2.7Mbps~ 4.2Mbps
  • 実効速度(上り):2.3Mbps~11.0Mbps
  • 下り(平均値) :3.4Mbps(21位)
  • 下り(中央値) :3.6Mbps(21位)
  • 上り(平均値) :8.2Mbps(5位)
  • 上り(中央値) :6.8Mbps(10位)
  • レイテンシ   :55.1ms(5位)

b-mobileについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

DTI SIMの通信速度

DTI SIMは、低料金にも関わらず「ネットつかい放題」のプランが用意されています。スマホのセット販売がないため、スマホは自分で用意する必要があります。スマホのレンタルも行なっていますが、端末が古い上に値段が高いので、オススメしません。利用する場合はSIMだけの契約が良いかもしれません。半年間無料でお試しができます。

DTI SIM

DTI SIMの通信速度の測定結果グラフ

DTI SIMの通信速度は、下り(平均)と上り(平均)で18位と、結果が振るいませんでした。ただ、下りの箱ひげはシンメトリーで綺麗な形になりました。

DTI SIMの最大通信速度(公称)は、下り375Mbps、上り50Mbpsですが、今回の調査結果は以下の通りです。

DTI SIMの通信速度データまとめ

  • 実効速度(下り):6.8Mbps~15.2Mbps
  • 実効速度(上り):2.6Mbps~7.4Mbps
  • 下り(平均値) :11.4Mbps(18位)
  • 下り(中央値) :11.1Mbps(13位)
  • 上り(平均値) :5.3Mbps(16位)
  • 上り(中央値) :4.1Mbps(18位)
  • レイテンシ   :60.4ms(5位)

DTI SIMについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

nuroモバイルの通信速度

nuroモバイルは、料金プランがシンプルで分かりやすい格安SIMです。毎日5時間、高速データ通信が使い放題という「時間制」のプランも特徴的です。nuroモバイル相手なら高速通信のデータ量を贈れる「パケットギフト」も用意されています。

nuroモバイル

nuroモバイルの通信速度の測定結果グラフ

nuroモバイルの通信速度は、上りは優秀、下りも無難。レイテンシ100msオーバーが4回あったのが気になります。

nuroモバイルの最大通信速度(公称)は、下り375Mbps、上り50Mbpsですが、今回の調査結果は以下の通りです。

nuroモバイルの通信速度データまとめ

  • 実効速度(下り):9.1Mbps~20.6Mbps
  • 実効速度(上り):5.3Mbps~10.8Mbps
  • 下り(平均値) :14.2bps(12位)
  • 下り(中央値) :12.1Mbps(12位)
  • 上り(平均値) :8.7bps(4位)
  • 上り(中央値) :9.1Mbps(5位)
  • レイテンシ   :87.4ms(20位)

nuroモバイルについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

まとめ:通信速度は秋の空

いかがでしたか?

126枚のグラフを突破して、ここまでたどり着いたあなたはもう箱ひげマスターです。

スピードテスト結果を改めて総括すると、下りではauが1位、上りではSoftBankが1位、docomoはどちらも3位圏外でした。

サブブランドのY!mobile・UQ mobileは、大手キャリアと遜色のない通信速度・品質になりました。

MVNOの中ではLINEモバイルとmineoが優秀。MVNO勢は大手キャリア・サブブランドに大きく遅れを取り、通信格差が浮き彫りに。

それと、大手キャリアが公表している実効速度と今回の調査結果を見比べると、docomoだけ大きく結果が異なったのにも驚きました。

とはいえ、通信速度は秋の空のように、様々な要因によって変化します。なので今後も定期的に通信速度調査を行い、データ難民解放戦線に取り組んでいきたいと思います。

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