以前にソフトバンク回線の格安SIM事業者10社をまとめた記事を書きました。
この記事で紹介した10社の中でも料金が最安だった「リペアSIM」を利用してみることにしました。
この記事では、「リペアSIM」を実際に使った感想をまとめています。
「ソフトバンク系の格安SIMはどこが良いの?」と迷っている方は是非参考にして下さい。
リペアSIMとは?
リペアSIM
リペアSIMとは株式会社ギアが提供している格安SIMです。株式会社ギアは「あいさぽ」というiPhone・iPad修理店を運営しています。
リペアSIMでは、データ通信のみが使える「データSIM」と電話とデータ通信が使える「音声SIM」を提供しています。
ソフトバンク回線かドコモ回線を選択できる
リペアSIMでは、ソフトバンク回線とドコモ回線の2種類のうち好きな方の回線を選べます。今回はソフトバンク回線を選びました。
大手携帯キャリアのdocomo、au、ソフトバンクで契約したスマホには自社のSIMカード(電話やデータ通信を行うICチップ)しか使えないように「SIMロック」がかかっているため、同回線以外のSIMカードを挿してもスマホは動きません。
ドコモで契約したスマホ端末ならドコモ回線のリペアSIM、ソフトバンクで契約したスマホ端末ならソフトバンク回線のリペアSIMを使えば利用できます。auで契約したスマホ端末はどちらも使えません。
SIMフリー端末や、どこで契約したスマホでもSIMロックを解除すれば、両方のSIMカードが使えます。
リペアSIMが使えるスマホ端末を表にまとめると以下のようになります。
スマホ端末 | リペアSIM (ドコモ回線) |
リペアSIM (ソフトバンク回線) |
---|---|---|
ドコモ | 〇 | × |
ドコモ (SIMロック解除済み) |
〇 | 〇 |
au | × | × |
au (SIMロック解除済み) |
〇 | 〇 |
SoftBank | × | 〇 |
SoftBank (SIMロック解除済み) |
〇 | 〇 |
SIMフリー | 〇 | 〇 |
ソフトバンク回線の格安SIMは、iPhone用とAndroid用の2種類があるので、使う端末に合わせたSIMカードを申し込みましょう。
公式サイトまたは全国の「あいさぽ」の店舗で契約可能
リペアSIMは、公式サイトまたは全国の「あいさぽ」の店舗(一部対象外の店舗あり)で契約できます。
契約できる店舗は公式ページの取扱店舗 | RepairSIM(リペアSIM)から確認ができます。
iPhoneの修理代がキャッシュバック・10%割引される
ソフトバンク系の格安SIMは「特典は特にありません」という格安SIMが多いです。しかし、リペアSIMには修理料金のキャッシュバック・割引という2つの特典があるのでお得です。ただし、特典を使えるのは、「あいさぽ」のリペアSIM取扱店舗だけです。
iPhoneの画面割れやホームボタンの故障を「あいさぽ」で修理すると契約期間中に1回だけキャッシュバックを受けられます。
キャッシュバックは10カ月後に指定した銀行口座に振り込まれます。iPhoneを壊さなかった場合でも、「あいさぽ」でiPhoneのバッテリー交換をすればキャッシュバックを受け取れます。
さらに、リペアSIMの契約期間中は「あいさぽ」での修理代が10%割引になります。10%の割引は回数無制限で受けられるので、スマホをよく壊す方には相性が良いです。
「AppleCare+」や「携帯会社の補償」といった補償サービスは端末が故障してからは加入できません。しかし、リペアSIMは端末が故障していても契約が可能でキャッシュバックも受けられます。
なので、格安SIMへの移行を検討中&iPhoneが壊れて困ったという方にはピンポイントの格安SIMです。毎月のスマホ代を下げつつ、iPhoneも安く修理してくれます。
ソフトバンク回線の格安SIMの中では最安料金
ソフトバンク回線の格安SIMはドコモ回線の格安SIMよりも料金が高い場合が多いです。しかし、リペアSIMは、ソフトバンク回線版とドコモ回線版の月額料金が同じです。
そのため、他のソフトバンク回線の格安SIMの中では月額料金は最安料金です。(2018年6月27日時点)
ソフトバンク回線の格安SIMの月額料金を比較表にまとめてみました。この比較表では、「データ容量ごとの最安料金」を黄色で塗っています。全体的にリペアSIMの料金プランは他社の同データ容量のプランより安いことが分かります。
こちらがデータSIMの料金の比較表です▼
こちらが音声SIMの料金の比較表です▼
リペアSIMの料金と本家ドコモ・ソフトバンクとの月額料金の比較
リペアSIMの料金をお伝えします。リペアSIMはどのデータ容量でもソフトバンク回線の格安SIMの中では、最安値です。
リペアSIMの料金は以下の通りです。料金はソフトバンク回線でもドコモ回線でも同じです。(2018年10月1日時点)
データ容量 | データSIM | 音声SIM |
---|---|---|
1GB | 500円 | 1,280円 |
3GB | 900円 | 1,780円 |
5GB | 1,580円 | 2,180円 |
7GB | 1,980円 | 2,780円 |
10GB | 2,480円 | 3,480円 |
20GB | 3,980円 | 4,980円 |
リペアSIMに「電話のかけ始めから10分間の通話料無料になる」オプション(850円)を付けた状態で、本家のドコモ・ソフトバンク(こちらも10分間無料のかけ放題を付けた状態)の月額料金を比較してみました。
リペアSIM | ドコモ | ソフトバンク | |
---|---|---|---|
1GB | 2,130円 | 4,900円 | 4,900円 |
3GB | 2,630円 | 6,000円 | |
5GB | 3,030円 | 7,000円 | 7,000円 |
7GB | 3,630円 | ||
10GB | 4,330円 | ||
20GB | 5,830円 | 8,000円 | 8,000円 |
30GB | 10,000円 | ||
50GB | 9,000円 |
本家のドコモやソフトバンクに比べるとリペアSIMの料金は安いですね。またリペアSIMはドコモとソフトバンクに比べて10GB以下のプランが充実しているため、自分が毎月使うデータ容量に合わせたプランを選びやすいです。
リペアSIMを実際に使った4つの感想
ここからはリペアSIMを実際に使った感想をお伝えします。
- リペアSIMを使った4つの感想
-
- ①ソフトバンクのSIMロックがかかったiPhoneで実際に使えた!
- ②データ通信はお昼時間帯以外はスムーズ
- ③通話品質も問題なし
- ④テザリング機能が使えるのは嬉しい
①ソフトバンクのSIMロックがかかったiPhoneで実際に使えた!
上でもお伝えした通り、リペアSIMはソフトバンクのSIMロックがかかっているiPhoneでも、挿すだけでそのまま使えます。
ソフトバンクのSIMロックがかかったiPhoneでも無事に電波を拾ってくれました▼
ソフトバンクのSIMロックがかかったiPhoneを使いたい方には便利です。
②データ通信はお昼時間帯以外はスムーズ
リペアSIMで実際にデータ通信をしてみましたが。通信速度が速いので、ストレスなく使えました。
インターネットサーフィンもサクサクできます▼
格安SIM「リペアSIM」のソフトバンク回線版の通信速度を体験!(Webサイト閲覧編) pic.twitter.com/icHwnOVxfI
— XERA公式 (@xera_jp) 2018年4月17日
動画もスムーズに再生できました▼
格安SIM「リペアSIM」のソフトバンク回線版の通信速度を体験!(動画閲覧編) pic.twitter.com/qsaQqGJH0u
— XERA公式 (@xera_jp) 2018年4月17日
通信速度が遅くなるお昼の12~13時の間は通信速度がやや低下するので、画像が多いWebサイトは表示されるまでに2~5秒ほどかかることもありました。これはほとんどの格安SIMがそうなのでしょうがないでしょう。
ただし、お昼の12~13時の間でも画像が少ないWebサイトならすぐに表示されました。
③通話品質も問題なし
実際にリペアSIMで通話もしてみましたが、問題なく使えました。
④テザリング機能が使えるのは嬉しい
ソフトバンク系の格安SIMの中には、テザリング機能が使えないもの事業者もいます。
リペアSIMはテザリング機能が無料で使えるので、外出先でもパソコンやタブレットをインターネットに接続できます。私はファミレスやカフェでパソコンを使うことが多いので、テザリングが使えるのは嬉しいです。
自分のパソコンをリペアSIMのテザリングで使ってみましたが、ストレスなくインターネットを使えました。
ソフトバンクの格安SIMの中でもオススメ
リペアSIMは「全てのデータ容量で業界最安値」「修理特典がありiPhoneが壊れても安心」という格安SIMです。データ通信も通話品質も高水準なので、コスパの良い格安SIMです。2018年10月1日からは、かけ放題で無料になるが5分間から10分間へ延長されました。
「ソフトバンク系の安い格安SIMを探している」「格安SIMを検討中でiPhoneが壊れた」「iPhoneをよく壊す」という方は、「リペアSIM」を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?